マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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デンゼルワシントンの西部劇
1879年、ローズクリークの金山を仕切っているボーグ社に住民の不満がたまっていた。実業家のボーグのやりたい放題になり協会を燃やし住民を殺し土地を買い占めようとしていた。デンゼルワシントン扮する委任執行官サムチザムがパウダーダンなるお尋ね者を探しに町へやって来た。住民らはサムチザムに助けを求めた。
七人の侍、荒野の七人のリメイク版だが、デンゼルワシントンの西部劇は初めて観たな。なかなかはまってるね。意外なキャストでイビョンホンも出演していたな。ストーリー展開は似たようなものだったが、相手の数が多すぎるし、コマンチを入れたりして工夫が見られたね。でも残った町はぼろぼろだ。
個性溢れる七人の勇者達の躍動
本作は、大好きな時代劇・七人の侍、傑作西部劇・荒野の七人が原案であり、予想以上に面白い正統派西部劇だった。
本作の舞台は西部開拓時代のメキシコ。町を乗っ取り勢力拡大しようとする悪党ボーグ(ピーター・サースガード)に夫を殺された妻(ヘイリー・ベネット)が、全財産を注ぎ込んで凄腕の賞金稼ぎサム(デンゼル・ワシントン)を雇い、正義の鉄槌と復讐を依頼する。サムは、ボーグを倒すために、仲間を募っていく。そして、結集した七人の戦士達と町の人々は、圧倒的多数のボーグ一味と壮絶な戦いを繰り広げる・・・。
冒頭で、悪党ボーグが、町の教会を焼き払い、町の人々を無差別に撃ち殺すという悪の権化とも言うべき傍若無人振りが披露される。西部劇には必須な圧倒的に強い“悪”の登場であり、これは面白い作品ではという予感がした。
敢えて七人の戦士達の人物像を掘り下げず、七人の群像劇に徹しているので、ラストのボーグ一味との決戦に向かって、脇目を振らずストーリーが展開されていく。直線道路を疾走しているようなスピード感、爽快感がある。緊迫感が途絶えることがない。
集められた戦士達は国際色豊かで多士済々、仲間になる理由も七人七色である。グローバル化し、価値観が多様化している現代を投影したかのような七人の顔触れである。また、従来の西部劇では決戦はプロ同士の無手勝流、超人的活躍というパターンが多いが、本作では町の人々も参戦するし、周到な決戦準備もする。“七人の侍”を彷彿とさせる展開である。
クライマックスの決戦は西部劇というよりはアクション映画のようなスピード感に溢れている。拳銃だけでなく、ダイナマイト、斧、ナイフ、弓矢、肉弾戦など、様々な武器、兵器を駆使した戦法は奇想天外であり、文句なく面白い。戦術が際立っていた“七人と侍”というよりは、“13人の刺客”に近い戦い振りである。
マカロニウエスタン(続・荒野の用心棒)、西部劇ではお馴染みの最終兵器、ガトリング砲登場で、戦況は一気に悪党側に傾くが、ジョシュ(クリス・プラッド)の活躍で破壊される。煙草を巧みに利用した破壊方法は、洒落っ気があってアメリカ映画らしい。
ラストでサムがボーグを倒す真の理由が明らかになるが、理由は明かさず、金で雇われた戦士達は、雇い主の願いを叶え、何処ともなく去っていく。その方が西部劇らしい、戦士達が格好良く見える幕切れだろう。
荒野の七人と原作の良さが融合
これは面白かった!
西部劇としては個人的にトップクラスです!✨
「荒野の七人」のリメイクなのですが、キャラクター性が増してより魅力的に。
七人全員すごくカッコいいし、スタイリッシュなアクションに映像の魅せ方も相まって、あっという間の133分でした👍
これだけ時代が流れてリメイク作品も作られているにもかかわらず、今だにこの脚本を面白いと感じるのは、やはり原作の「七人の侍」の凄さを物語っていると思う。
個性が増したキャラ設定は明らかに原作寄りにしたなと感じました。
しかし約2時間でこの物語を描くには少し物足りなさも残ってしまう。
やはり全てをキッチリ描き切るには3時間半という時間が必要なのだなと再認識しました。
ストーリー性よりもアクションシーンに力を入れてる感じがして、クライマックスの銃撃戦はかなり激しくてカッコいいです🤩
「おい、マジか……」な展開もこの映画には必要不可欠。
そしてなんといっても豪華なキャスト達による流石の演技力が、より一層作品の雰囲気を押し上げています。
「荒野の七人」と比較するのも楽しめますし、もし気に入ったら是非とも「七人の侍」も見て比べてもらいたいと思う映画でした(*^^)/
個性溢れる7人が大活躍
荒野の7人をリメイクした作品なんだけど、なかなか面白い作品だった。
個性溢れる7人が、暴挙の限りを尽くす男たちを倒していく痛快な西部劇なんだけど、一人ひとりのキャラ設定がしっかりしているので、物語に引き込まれるほど面白い作品に仕上がっている。
黒沢監督が製作した、「7人の侍」を彷彿とさせる作品だったし、悪党も一筋縄ではいかないよう最新式の殺戮兵器を使って窮地に追い詰めるなど、最後まで誰が生き残れるのかといったハラハラ感もあって楽しめました。
久しぶりに、西部劇を楽しめる映画に巡り合えて良かったと思えた作品でした。
まあまあ、
まあ、おもしろくはあったけど、みんな汗だくで、シャワー浴びてスッキリするでもなく常に帽子かぶってて(笑)暑苦しそうだった。
それにしても、「銃」の発明って、画期的でもあり、でもこんな簡単に人を殺められるものっていうのが伝わる映画でもあった。
この映画のことではなくとも、銃がないとなんもできんのか、という当時の時代背景が哀れというか残念というか残酷でもあった。
七人の侍の面白さを裏切らない
七人の侍のリメイクが荒野の7人、そのまたリメイクがこの映画。
面白くないはずがない。
期待していたとおり7人それぞれが個性があって、加えてエマの気丈さ。
最高でした。
冒頭のエマの夫が殺されるシーンは残虐だがそれがエマの戦いの始まり。
サムの登場シーンはドキドキ物で、あらすじはわかっていても緊張感を保ちながら見れました。
イ・ビョンホンも存在感を示していて頑張ってる感があって良かったが真田幸広とか日本の俳優も起用して欲しかったなあ。
ただ、今作では敵も味方もダイナマイトやマシンガンを使ったりとかなり武装力アップしていたんではないか?
個人的には色恋がなかったのが少し残念。その代わり私がエマに恋しました。
リメイクのリメイクでここまでのクオリティとは・・・!
「七人の侍」のリメイクである「荒野の7人」がリメイクされた今回の映画。
まず、テーマ曲が荒野の七人と変わらないことは大変うれしかったし興奮した。
個人的な経験としては、あまりリメイク版に良かった試しがないが、この映画の満足度は非常に高かった。
というのも、主演のデンゼル・ワシントンはじめ、7人のガンマンの銃さばきが見事で、アクションとして完全に魅せられた・・・。うわー、かっけえええ!というのが心の中の感想。
おそらく、デンゼル・ワシントンがユル・ブリンナー、クリス・プラットがスティーブ・マクイーンの立場なんだと思うけど、全体的に完全にキャラクターは被せず、インディアンやアジア系のガンマンを交えてオリジナリティがあるところは、非常に新鮮さを感じた。生き残る者もオリジナリティがあり、誰がどう生き残るのか全く読めず楽しさは2倍。クリス・プラット死んじゃうのか・・・。ほんとに読めず。
いいところはそのまま表現され、現代の映画のクオリティで改善できる点はしっかり改善された、最高の映画。
あの銃さばきや活きな生きざまを観に、また何度でも見返したい。
泥臭いオーシャンズみたい
俳優陣が豪華。誰も死ななかったらシリーズ物としても作れそうな感じ。女子が好きそう。
クリス・プラットはいつもと同じくお調子者で良い役。
イーサン・ホークが渋い。相棒も良かった。
本格的な戦闘シーンが始まる前に、どのキャラが生きるか死ぬかの予想をしてみたが見事にほぼ当たった。
イーサン・ホークは劇中で言っていた通り、悲惨な死に方だった。クリプラはかっこ良い死に方。熊さんみたいな人もめっちゃかっこ良い死に方だった。
キャラに対して特に愛着が湧いたわけではなかったから泣けはしなかった。
今作は黒澤明の『七人の侍』(1954)を西部劇としてリメイクした『荒野の七人』(1960)のリメイク作品らしい。
それなら日本人も出て欲しかった、、。
白人、黒人、ネイティブ・アメリカン、アジア人、メキシコ人、アフリカ人、女性など多様な人種が違和感なく集まっていた。今風。
漢が右を見ても漢、左を見ても漢、前を見ても後ろを見ても上を向いても下を見ても漢・漢・漢・漢・漢・漢・漢
漢が右を見ても漢、左を見ても漢、前を見ても後ろを見ても上を向いても下を見ても漢・漢・漢・漢・漢・漢・漢…そんな映画。(あっ、ちょうど7人だ)
オッサンたちカッコよすぎ!
各キャラクターがピンでも十分に面白い映画が作れるのではないかと思いました。
一番イケてると思ったのはセクシーなギャンブラー、ジョシュ・ファラデー!
そして何と言ってもナイフ使いの無双ガンマン、ビリー・ロックス!
PTSDが原因っぽいヘタレのくせに妙に味のあるグッドナイト・ロビショー!
血まみれの生レバー食むインデアン、レッド・ハーベスト!
訳わからん聖書詠みながら屠っていく熊さんこと、ジャック・ホーン!
エマさんのおっぱいの谷間がすげぇーセクシーなのな!あっ、また話が脇道に逸れるな…やめとこう。
うーん…主役のチザムが一番影が薄かったかなぁ。
でも最後の対決で、見せ場作ってくれるの。ラスボスの悪党との闘いに臨む理由が明らかになったり。
この映画、二度観に行きたかったのに、地元の映画館ではあまりお客さん入らなかったためか、早々にラインナップから外されていたのな!
ちくしょう!
ムビチケの特典がクールなデザインのマルチツールだったりしたのに。
あったまきたので特典付きBlu-ray買っちゃったの。
しかもBlu-rayドライブ持っていないからドライブも合わせて(笑)
そんな勢いになっちゃうくらい好きな映画。
勿論、オリジナルありきの作品だけれど、今日の目で上手くブラッシュアップしてくれたかなと思ったです。
原作では設定の変更は不必要だけどね
可愛そうなメキシコの農民を助けると言う荒野の七人では現代では通用しないのでリーダーが黒人(デンゼル・ワシントンかっこいい)、白人、メキシコ人、東洋人、インデアンと配慮した陣容で敵にもちゃんとインデアンがいる。巨大開発企業の横暴に立ち向かうという筋は今風で面白い。ダイナマイトバンバン、ガトリング銃バンバンと派手になった。また、敵に対する仕掛けを作るところは原作の七人の侍に近い。ただし、主人公が個人的な恨みが助ける動機になっているところは他の6人が名誉だけのために戦っているのでちょっとね。日本で原作をリメイク(黒澤明は絶対認めないだろうけど)しても現在向けに何の設定の変更も必要ないところは元映画の練りに練られたすごさを感じる。こんな設定面白くないはずがないだろうという原作だ。
大味が食べたいときに
しっかりカロリーがあってわかりやすい味のもの。
脚本というかストーリーは言わずもがな最高なわけで、あとはキャラがたっていればそれだけでよい。
特に目新しいカットなどはないけど、もういいんだよ、こういうので!
7人のキャラの立ちはするも深掘り無かったが、面白かったかな。「七人...
7人のキャラの立ちはするも深掘り無かったが、面白かったかな。「七人の侍」に比べるのは酷として、遠い昔に観た「荒野の七人」を見返してみよう。
苦手意識のある西部劇でも楽しめた、観やすい作品でした。
街を暴力で乗っ取ろうとする資産家に対抗して集められた、7人のガンマンの物語。
「7人の侍」をリメイクした「荒野の7人」。その「荒野の7人」のリメイク作品です。
「7人の侍」は鑑賞済み。「荒野の7人」は未鑑賞です。
正直言って、西部劇は苦手な分野なのですが、流石に元ネタを知っているので見やすく感じました。
俳優陣の魅力はたっぷりです。個人的にお気に入りのデンゼル・ワシントンは勿論、この映画ではイーサン・ホークとヘンリー・ベネットが特に魅力的でした。
引き金を引けずに戸惑い、引き金を引くことに恐怖するイーサン・ホーク。
男どもを鼓舞して戦い、それでも目の前の敵に茫然自失するヘンリー・ベネット。二人とも素晴らしい演技でした。
クライマックスを含めて、ガンファイトは迫力十分で、とても楽しめる西部劇でした。
ただ、どうしても「7人の侍」と比べてしまうと、浅さを感じてしまいます。
戦乱が終わり、死に場所を探していた侍たち。だから彼等は「コメ」だけで死地に赴いた。
それと比較して、この映画の7人は何を求めて戦ったのでしょうか?なまじ色々な人種、色々な境遇の人間を集めているので、分かり難さを感じます。
逆に、ラストで語られた主人公の動機には納得感がありません。ラスボスへの復讐譚は構いませんが、それを隠して仲間を集めてしまっては、彼の求めに応じて死地に赴いた6人は何だったのでしょうか?
アメリカと日本では、文化というか死生観が違うので仕方がないのかもしれませんが、少し釈然としない思いです。
その他、クライマックスでは敵味方入り乱れてしまい、少し分かり難さを感じたのも難点です。
同じく、クライマックスでは、イーサン・ホークの使い方が勿体ないと感じました。「ガトリング砲だ!」と叫びながら戻ってきても、結局直ぐに乱射されていて・・・ガトリング砲を潰す為にイーサンホークが戻って来た・・・なら、もっと劇的に感じられたように思います。
そして最後に、イ・ビョンホンの扱い。東洋人ということもあってか、色物扱いになっていて個人的には納得感がありません。「普通のガンマン」と言う設定には出来なかったのでしょうか?また、なまじナイフ使いにするなら、真田広之を起用して日本刀を持たせて欲しかった。「七人の侍」のリメイクだけに残念に感じました。(ただ、当時のアメリカには日本人は殆ど入植していなかったので、そこ迄は難しかったかもしれません。中国人は、「苦力」として奴隷同然のように連れて来られていたようですけど)
娯楽作が難解で、どうするんだ?
英語が難しすぎたせいか、字幕が上手くなかったせいかは不明ながら、なぜ7人のサムライが戦おうと集結したのか、その説得や、そのモチベーションについて、とうてい納得できるものではありませんでした。
ストーリーは言うまでもなく黒沢監督の下敷きです。
戦いのシーンを鑑賞するのが目的であれば満足できると思います。
アメリカの現在の映画では、主人公が数名出る場合に、その人種の比率を現実の米国の人口比率に似せねばならないという圧力が掛かるという噂を聞いたことがありますが、この映画も「噂」通りの映画でありました。
だいぶ変えてきたな
『七人の侍』のリメイクである『荒野の七人』のリメイク。街を守るという意味では、『七人の侍』っぽかった。それにしても、だいぶ設定を変えてきたなぁ。キャラクターもイ・ビョンホンが『七人の侍』のキャラクターを引き継いでる感じだったけど、他は完全に別もの。どうせなら、タイトルも変えて、全く新しい西部劇にすれば良かったんじゃないかな?
このタイトルだと、『七人の侍』か『荒野の七人』に似た展開を期待してしまう…
コレはコレで面白かった分もったいない気が(^_^;)
まぁとりあえず、イ・ビョンホンを使うんだったら、日本人を使って欲しかったわ…
🧠脳に電気信号が走る時⚡️
’19年12月29日?
🖥BSで放送するというので、クリス・プラット兄さん(イヤ、歳下‥)見たさも手伝って初めて観ました。
’20年2月25日
💺映画館で『七人の侍』をリバイバル上映で初めて観ました。
’20年4月5日🧠⚡️
え!?、ちょっとまって!『マグニフィセント・セブン』て『七人の侍』の真似じゃん❗️😳
…気付いてしまったのであります😏ニヤリ
ちなみに『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の惑星💀? NOWHEREにて、ガモーラがサノスの幻影を倒した直後、居合わせたコレクターの幻影が鬼拍手喝采しつつ叫んでいた掛け声が👏🏼👏🏼👏🏼
🗣🤚🏼「マグニフィセント! マグニフィセント!」です☝🏼
これ豆ね🥔 ←ハイ、騙された! ジャガイモ~😙
追記:BSでまたやってたので終盤だけ観て、この『荒野の七人』のテーマ曲が好きになりました♬👍🏼
あと、こんな銃撃戦って🇺🇸で銃規制に反対する層が好きそうだなと😗
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