「新しい時代の西部劇」マグニフィセント・セブン AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい時代の西部劇
ファーストシーンのやけに色鮮やかな景色に。
そうか、町の人たちはこの色鮮やかなな景色を守りたいのかと1人合点。待てよ、ここは開拓地、西部の地じゃないか?と1人突っ込み。
悪者は悪者らしく、残忍極まりなく。それにしてもちょっと残忍過ぎるかな。
そして7人。なんとも多彩な人種の7人。そこには時代を感じつつも、黒ずくめのデンゼル・ワシントンは時折ユル・ブリンナーに見える。
そうか、イーサン・ホークは銃を撃てないロバート・ボーン。イ・ビョンホンはナイフ使いのジェームズ・コバーン。そしてブラットの軽快さはマックイーンかと。本家マグニフィセント・セブンと比べて観てもまた楽し。
しかしながら、女性が銃を取る姿もやはり今だからこそ。
アクションシーンは圧巻。それぞれの見せ場があり、とてもワクワク。皆んなガン捌きがとっても上手い。
デンゼル・ワシントン(スタント?)の乗馬シーンはかっこ良し。
しかしながら、最後の最後にちょっと興醒め。伏線バチバチだったので、なんとなく判っていたが、ただの個人的な復讐かよ。だったら多くの人々の死が無駄に感じられる。命をかけた仲間がそうとは知らずについて来て、そうとは知らずに死んでいったんだよ、デンゼル!
とはいえ、アクション満載の西部劇、相手を街中に誘い込んで逃げ道を断つのはまるで7人の侍。そんなところにオマージュを捧げながらも、なんとも派手なアクション、今の西部劇はこうなるのか。
そういった意味では、エンドロールのバーンスタインはちょっと違和感。どうせなら劇中に使って欲しかった。
ところでインディアンが仲間に加わった経緯はどうして?
AKIRAさん、コメントありがとうございます♪
復讐の件は興醒めでしたよね🌀
虐げられてきた黒人を代弁した、ということなんだとは思うのですが、そこはオリジナル版準拠で良かったと思います。