「なんで卵ってよく切らすかねぇ(^^;) サントラ買った!!(ジャケ...」インクレディブル・ファミリー 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)
なんで卵ってよく切らすかねぇ(^^;) サントラ買った!!(ジャケ...
なんで卵ってよく切らすかねぇ(^^;)
サントラ買った!!(ジャケがCoolなImport盤)
エレナおばたん劇場で大人気(^^)。フロゾンの爽やかな登場→活躍→退場→また登場、に胸が高鳴る♪ジャックジャックがテレビとアライグマ見比べるシーンで場内大笑い。監督ナイスギャグ!
ファミリーの魅力あげたらキリない!!共感しまくりなドラマがとにかく沁みる。
お父さんもお母さんも、自分が輝けるステージを家の外に持ってるから、家族への愛=執着がちょうど良い。
そして、育児をめぐるケンカや議論の結果、自分や子供たちの将来の"選択肢を増やす"ために、好きな仕事をがんばるという見解で一致する。
「大丈夫さ、俺たちならやれる!」
ヘタなフェミニズム振りかざさず、このファミリーの当面の方針として、妻は外へ夫は家へ。
でもやっぱり外出たい!でもインクレディブルの名に懸けて一つ一つやってくしかない(叫)
尊いわ☆どんだけ家族のプロなんだよPixar!
何より本作のテーマに愕然!
【まさかのアンチ・レディプレイヤー1】
なんでもかんでもコンテンツのせいにする風潮に、監督は本作で一定の理解を示しつつ、鮮やかにさり気なく否定してみせる。
前作コメンタリでも語っている通り、彼は次世代クリエイターたちの活躍の場を守る使命感が強い人だ。
実に痛快なのが、腕力や言葉でねじ伏せるのではなく、観客の私たちにアニメの魅力を信じ直してもらうことで、反撃しているところ。
そう、ヴァイオレットの成長だ。
彼女は本当にヒーロー。マイナスのスタート+墓穴+噴水wからよくそこまで。。。そうだよね、自分から一歩踏み出す勇気、貰ったよ(涙)。
そもそも、リアルとファンタジーが程ほどにブレンドされた社会を生きている私たち日本人にとっては、物語に憧れ、気晴らしに遊び、励まされる程度に関係を持っていた方が居心地良い。
だからこそ、この映画は家族みんなで観ると、より素晴らしい映画体験になるはずだ。
虚構に溺れず、私たちも日常を楽しめるようヒントをくれる映画だから。
・・・何度も言うよ、ヴァイオレット、最高ッ!
あんたがブン殴ったのは予告編のプリンセス専用ルームの○○女どもだね。
次は任せたよヴァネロペ!12月『シュガーラッシュオンライン』ビシッと決めてくれよな(^^)/
【結果だけで判断しないで】
ヒーローたちのスーパーパワー行使が抑制される世界で、今回「君たちの活躍する過程を知ればみんな支持してくれる」と主張する男が現れる。
彼が販売営業担当というのも意外wな設定だが、「才能を駆使した偉業/失敗だけ見てとやかく言わないで欲しい、持てる力を振り絞って頑張っているとわかってほしい」という懇願は胸を打つ。
当シリーズは、ヒーローたちが持ち前の才能で成功する話ではなく、パワーバランスの取れていない人たちが自分の長所を発揮できる時/場所/状況/目的を求めて"Struggle(格闘)"し続ける物語だ。
新ヒーローチームの人となりを伺うに、その主題はことさら色濃く打ち出される。
きっと本作は、(才能が無い奴は仲間外れか)とスネやすい方々もシンパシーを感じる筈だ。だって、クドいけどヴァイオレットは何も持っていない/持たされて大変な子なんだから。
ぜひ洗脳ゴーグル、いやグラサンかな?を外してご鑑賞ください。
・・・その他、
ニューアイテムでさらに不二子ちゃん感が増したイラスティガールの脚線美、ば、バスローブ(鼻血)
技術部門か販売部門か、的な対立は聞き逃した!あそこだけ言葉が入り組んでて入ってこなかったな。
2作目の呪いに悩まされながらも超傑作!
こんなよくできた続編『アダムスファミリー2』以来だ。
↑カブせたいだけ(^^;)