屋根裏の散歩者

劇場公開日:2016年7月23日

屋根裏の散歩者

解説・あらすじ

これまでにも何度か映像化されてきた江戸川乱歩の名作「屋根裏の散歩者」を、同じく乱歩原作のエロティックサスペンス「失恋殺人」「D坂の殺人事件」を手がけてきた窪田将治監督が新たに映画化。「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の木嶋のりこと「甘い鞭」の間宮夕貴がダブル主演を務め、フルヌードの大胆なベッドシーンにも挑戦した。名探偵・明智小五郎のもとに、大病院の令嬢・黒木直子から婚約者の遠藤の浮気調査をしてほしいとの依頼が舞い込む。明智の妻で助手の松代は遠藤の身辺調査を開始し、遠藤が同じ下宿の東栄館に暮らす女子大生・大内照子と肉体関係にあることを突き止める。一方、東栄館に住む心に傷を負った青年・郷田三郎は、下宿の屋根裏に忍び込み、天井の穴から他人の生活を覗き込むことに楽しみを見い出していたが……。

2016年製作/113分/R15+/日本
配給:日本出版販売
劇場公開日:2016年7月23日

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(C)2016「屋根裏の散歩者」製作委員会

映画レビュー

1.5 3作目ともなれば、エロの扱いだけは手慣れてきた感じ

2026年4月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

MOND TV(スカパー!)の放送にて。
窪田将治(監督・脚本)による江戸川乱歩エロティックシリーズの第三段。

またぞろ、人気の原作から材を取っている。
前作『D坂の殺人事件』から直接的に物語を繋げたというアイディアはなるほどだ。前作に本作の主人公である郷田三郎(河合龍之介)を登場させて、明智小五郎(草野康太)との対決を予感させておき、本作で決着をつけさせるという展開。
警部役の近藤芳正も続投していて、もしかすると前作と続けて一気に撮影されたのか。明智の妻兼助手の文代役は松本若菜に交代しているが。
セピア調の画面処理も前作と同じで、これは前作の失敗に気づく前に制作したからではないだろうか。そもそも失敗だと思っていないかもしれないが…。

ところが、このナイスアイディアがあるにもかかわらず、本筋では歯科医師の遠藤=被害者(淵上泰史)をめぐる二人の女の対決にしているから台無しだ。
そもそも原作が明智小五郎の影響で犯罪に強く惹かれるようになった郷田と明智との対決を描いていたのに、それを弱めてしまってはせっかくの前作の布石が効いてこない。
映画ラストの種明かしフェーズで、明智が「負け惜しみではなく、郷田は勝ったとは思っていませんよ」と言いったり、郷田が独りで「明智さん、あなたはやっぱり名探偵ですよ」と言って河に飛び込んだり、あたかも明智vs.郷田が展開されたかのようだが、まったく脈絡が乱れている。

木嶋のりこ・間宮夕貴のダブル主演で、2人とも大胆な濡れ場(これがシリーズの目玉)を演じている。
間宮夕貴は綺麗でお嬢様然とした役が合っていた。この人は、たしか石井隆作品にも出演していた。
この二人が被害者をめぐって対立する女たちなのだが、殺人のトリックを明智が暴いた後の、この二人による蛇足な展開がグチャグチャで、失笑ものだ。

窪田将治監督はシリーズ3本とも自ら編集していたと思うが、これがいけなかったのではないだろうか。
脚本のとりとめのなさは監督がそれを撮りたいのだから仕方ないとして、もう少しスピーディーな編集がされていたら印象は変わったかもしれない。
また、一昔前の韓国ドラマかAVビデオのドラマのように現場の音を無造作に拾っているのが極めて耳障りだった。低予算映画だというのは一見して解るのだが、それにしても稚拙すぎる。

余談…
間宮夕貴が綺麗だといっても、側に松本若菜がいるから微妙だ。
松本若菜は端役ばかりだったが、綺麗な女優だとずっと思っていたので、近年のブレイクは遅咲きながら喜ばしい。
私は、次に奥田恵梨華にきてほしいとずっとずっと期待しているのだが、松本若菜ほど本人に執念がないようで、露出もちょっとしたCM程度に落ち着いてしまっているのが残念だ。

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kazz

2.0 乱歩のエロティックスリラー

2019年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

明智小五郎の妻が引き受けた浮気調査は当たりだったが、二人の住むアパートには、屋根裏、というか天井裏から他人の部屋を覗く男がいた。
有名な話でエロティックさは製作の腕の見せ所。

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いやよセブン

3.0 『D坂の殺人事件』の続編!

2019年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 同じ舞台、同じ設定なので『D坂』と続けて観るとわかりやすい。今作の郷田三郎は原作でも同じ名前であるため、D坂の方がむしろ改変されて同一人物にしたのであろう。さらにこの郷田キャラに不気味な性的嗜好を加え、とにかく横恋慕することが好きで、SMやら覗きばかりに走ってしまうというもの。D坂でも屋根裏から覗くシーンがあったのだが、今作を意識しての予告みたいな位置だったのだろう。

 アパートの住人たちからも変人扱いされ、歯科医助手の遠藤からも「女を作れ」と嫌味を言われ、大内照子が引っ越してきてからは遠藤との関係に気づき、いつか殺してやろうと密かに企むのだった。屋根の節穴から唾を落とすシーンなどは狂気にしか見えなかった。そして、仲も良くないのに一緒に酒を飲んで、モルヒネという殺しの手段を本人から聞き出す郷田だった。

 明智とはD坂の物語で悦子を奪われたという因縁が、今度はしくじらないぞと完全にライバル視している。そして、照子を悦子にダブらせてしまい、自分自身も倒錯の世界に入ってしまったかの様子。不気味な演技はなかなか良かった。

 ACK探偵事務所というハイカラさは健在。遠藤自身も婚約者に対しては性的不能であることがコンプレックスだったという設定も面白い。大正の古めかしいセットで完全に官能ドラマとして成り立たせている作品。短編を繋ぎ合わせた大胆さが良かった。

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kossy

2.5 女性陣が抜群に良かった!!

2018年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

吹越満や津田寛治、郷田役で窪田正孝が出て来そうな雰囲気です。漫画やアニメの実写化に味を占めてしまった邦画界では、古典に依拠するのは知恵を使っていて、より映画らしい映画だと思います。愛憎劇は上手く撮れていたと思いますが、後半は捕まるまで消化するだけなので続きが気になるとかもなくなり、もう一工夫欲しかったです。明智の役者さんがただのサラリーマンみたいで、後半の明智のシーンは安い再現ドラマみたいになっていると思います。鋭い眼光と言うのは難しいでしょうが、せめて声が渋ければ良かったです。また郷田のキャラが薄く、ただの不遇な人という印象でした。間宮さんと木嶋さんは単に脱いだからという訳ではなく、それぞれ強く振舞ったり惨めな女に見えたり抜群の存在感があり、他の人では替えが利かなかったと思います。また女性ばかり脱ぎますよ!と注目されますが、ベッドシーンのない男性キャストもリビドーに溢れていないとエロティックサスペンスは成立しないと思いますし、男性のみならず女性から観ても楽しい映画なのかは微妙な所だと思います。

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

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