屋根裏の散歩者
劇場公開日:2016年7月23日
解説
これまでにも何度か映像化されてきた江戸川乱歩の名作「屋根裏の散歩者」を、同じく乱歩原作のエロティックサスペンス「失恋殺人」「D坂の殺人事件」を手がけてきた窪田将治監督が新たに映画化。「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の木嶋のりこと「甘い鞭」の間宮夕貴がダブル主演を務め、フルヌードの大胆なベッドシーンにも挑戦した。名探偵・明智小五郎のもとに、大病院の令嬢・黒木直子から婚約者の遠藤の浮気調査をしてほしいとの依頼が舞い込む。明智の妻で助手の松代は遠藤の身辺調査を開始し、遠藤が同じ下宿の東栄館に暮らす女子大生・大内照子と肉体関係にあることを突き止める。一方、東栄館に住む心に傷を負った青年・郷田三郎は、下宿の屋根裏に忍び込み、天井の穴から他人の生活を覗き込むことに楽しみを見い出していたが……。
2016年製作/113分/R15+/日本
配給:日本出版販売
スタッフ・キャスト
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2019年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
明智小五郎の妻が引き受けた浮気調査は当たりだったが、二人の住むアパートには、屋根裏、というか天井裏から他人の部屋を覗く男がいた。
有名な話でエロティックさは製作の腕の見せ所。
2019年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
同じ舞台、同じ設定なので『D坂』と続けて観るとわかりやすい。今作の郷田三郎は原作でも同じ名前であるため、D坂の方がむしろ改変されて同一人物にしたのであろう。さらにこの郷田キャラに不気味な性的嗜好を加え、とにかく横恋慕することが好きで、SMやら覗きばかりに走ってしまうというもの。D坂でも屋根裏から覗くシーンがあったのだが、今作を意識しての予告みたいな位置だったのだろう。
アパートの住人たちからも変人扱いされ、歯科医助手の遠藤からも「女を作れ」と嫌味を言われ、大内照子が引っ越してきてからは遠藤との関係に気づき、いつか殺してやろうと密かに企むのだった。屋根の節穴から唾を落とすシーンなどは狂気にしか見えなかった。そして、仲も良くないのに一緒に酒を飲んで、モルヒネという殺しの手段を本人から聞き出す郷田だった。
明智とはD坂の物語で悦子を奪われたという因縁が、今度はしくじらないぞと完全にライバル視している。そして、照子を悦子にダブらせてしまい、自分自身も倒錯の世界に入ってしまったかの様子。不気味な演技はなかなか良かった。
ACK探偵事務所というハイカラさは健在。遠藤自身も婚約者に対しては性的不能であることがコンプレックスだったという設定も面白い。大正の古めかしいセットで完全に官能ドラマとして成り立たせている作品。短編を繋ぎ合わせた大胆さが良かった。
2018年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
吹越満や津田寛治、郷田役で窪田正孝が出て来そうな雰囲気です。漫画やアニメの実写化に味を占めてしまった邦画界では、古典に依拠するのは知恵を使っていて、より映画らしい映画だと思います。愛憎劇は上手く撮れていたと思いますが、後半は捕まるまで消化するだけなので続きが気になるとかもなくなり、もう一工夫欲しかったです。明智の役者さんがただのサラリーマンみたいで、後半の明智のシーンは安い再現ドラマみたいになっていると思います。鋭い眼光と言うのは難しいでしょうが、せめて声が渋ければ良かったです。また郷田のキャラが薄く、ただの不遇な人という印象でした。間宮さんと木嶋さんは単に脱いだからという訳ではなく、それぞれ強く振舞ったり惨めな女に見えたり抜群の存在感があり、他の人では替えが利かなかったと思います。また女性ばかり脱ぎますよ!と注目されますが、ベッドシーンのない男性キャストもリビドーに溢れていないとエロティックサスペンスは成立しないと思いますし、男性のみならず女性から観ても楽しい映画なのかは微妙な所だと思います。
2017年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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原作の江戸川乱歩の短編小説は未読の状態で視聴。
筋もわかりやすくて気に入っています。
「殺人オタクVS名探偵」
といったところ。
全編、セピア調にされていて、その方針は良い判断でした。
セピア調にすることで、時代を感じさせることに成功している。
カラーにしていたら、安っぽく映ってしまっていたことでしょう。
木嶋のりこと間宮夕貴のヘアー見当てに視聴したんですがハズレでした。
レンタル版では陰毛にしっかりボカシが入っていました(残念)。
2人のおっぱいは見られたので、そこは良かった。