「何度見ても、やっぱりラストで泣いちゃうんだよ……」アベンジャーズ エンドゲーム カトソラさんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても、やっぱりラストで泣いちゃうんだよ……
アベンジャーズ エンドゲーム【IMAX 3D】【4DX吹き替え版】【2D字幕版】
鑑賞日 2019 4/26【IMAX 3D】、5/4【IMAX 3D】、5/19【4DX吹き替え版】、
6/27【2D字幕版】
前作の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の衝撃的なラストからやっと一年経ち、「アベンジャーズ」シリーズとしては最終作である今作は大きな期待を込めて鑑賞。MCUの初期のメンバーであるアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ハルクの6人が中心的にに描かれており、特にアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウのそれぞれの人生の最後はとても切なかった。アベンジャーズ第1作から地球を守ることに必死に専念し悩み苦しんだアイアンマンは間違いなく映画史最高のヒーローだし、19世紀からアメリカを守り続けてきたキャプテン・アメリカはピム粒子を使って過去にインフィニティ・ストーンを戻しに行く途中、自分の人生を生きることを決め、国の為にも、自分の為にも生きた伝説のヒーロー。ブラック・ウィドウは過去は暗殺者として生きるもようやく自分の仲間ができ、その仲間との約束を果たして世界を救う為に命を捨てた。この作品のどのキャラクター、サノスでさえも見方を変えればヒーローなのだと実感した。そして「ヒーロー」という言葉の重みも改めて実感した。最後の大合戦シーンは歴史に残る名シーンだと思うし、物語の構成として素晴らしかった。また、アベンジャーズが過去にインフィニティ・ストーンを取りに行くと同時に「彼ら自身」も見つけ、それが最終的な勝利へと繋がっているのだと思った。MCUの過去21作品はこのためあったのだと改めてマーベルスタジオの革新性を感じた。何度でもありがとうMARVELと言える。
だが「インフィニティ・サーガ」の完結作としては少し全体的に明るすぎたのではないかと思った。「ダークナイト」のように、またはダークナイト以上に暗い世界観にしてもいいと思った。五年前のサノスの指パッチンにより世界は絶望し…といった感じに。また、CG
雑に感じる箇所が多かったのもかなり残念だった。また、全体的に(特にタイムトラベルの説明のシーン)説明口調だった。