「関ヶ原で敗れたアベンジャーズは、大坂の陣でも劣勢を極めるも、ダンヴァース真田丸の活躍で形勢を逆転!的な」アベンジャーズ エンドゲーム kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
関ヶ原で敗れたアベンジャーズは、大坂の陣でも劣勢を極めるも、ダンヴァース真田丸の活躍で形勢を逆転!的な
クライマックスの一大合戦が全ての映画。
この物量作戦のなんたる迫力か!
しかし、前半に若干のもたつき感あり。
痛い敗戦によってアベンジャーズたちにも変化があった。
落ちぶれた者、狂気に振れた者、悲しみに暮れた者、新たな世界で生き方を見つけた者も、、、
そこからもう一度立ち上がってリベンジマッチに挑む物語。
メンバー同士の過去の因縁や、新メンバーとの軋轢、みたいなドラマを挿入したいのは分かるが、なにしろキャラクターが山ほどいるのだから、いちいちドラマを挟んでいたら長くなる。
かといって、ドラマ無視のアクション突っ走りでも薄っぺらくなってしまう。
難しいところだろう。
敗戦からスタートするので暗くなり勝ちのドラマに、コメディ要素を入れたくなるのも分からなくない。
そんなこんなで、“冗長”になってしまった。
きちんとシリーズを押さえているファンだから楽しめる部分を持ちつつも、一見様もある程度入り込めるようになっていて、完成度は高い思う。
やはり、最後の総力戦が熱い!
キャプテンがムジョルニアを使えたのに驚き。これ、布石ありましたっけ?
石を装着したグローブ(?)をメンバーたちが次々にパス回しで繋いで行くなんて、いい演出だった。
ただ、タイムトラベルの理屈は、それはそれで良いのだけれど、結局過去のサノスともう一度石の奪い合いをするという「基(モトイ)」的な展開は少し安易じゃない?
そもそも、サノスやガモーラたちはどうやって過去からやって来たんだっけ?
説明あったのかな?
しかし、人類の半分が消滅した世界で、悲しみから脱却して前を向いて歩こうとしている人達がいたり、自然環境が戻ったりしている中、隠居生活を送っているサノスを探しだしてブッタ切ってしまうのって、どうなのかとも思ってしまった。
サノスがあまりに呆気ないので余計に。
ノアの方舟物語で、増長した人間に神が制裁を加えたように、サノスによる粛清だったのかもしれないなぁ…とか。
最後にキャプテンがエージェント・カーターと結ばれて良かった。
Youtubeで「ムジョルニア 字幕」で字幕版の「ムジョルニア 持ち上げ」で吹き替え版の動画が1~2番目あたりに。ほんのちょっとしたシーンですが。他にもっとメインの布石のシーンがあったなら済みませんですが😅