「正義の終わりの先には」アベンジャーズ エンドゲーム あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
正義の終わりの先には
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この時代に生きているエンタメ好きのものとしての義務なので観賞。
3時間があっという間だったのは所々の力の抜き具合が絶妙だったからか。
たくさんの指摘がある通り、このアベンジャーズ映画はアメリカそのものであり、武器商人として、兵士としてのアメリカの最後の映画なのかと思いながら観た。
もうアメリカが正義をかざすためには宇宙が舞台とならなければならないし、無関心でいることを悪とするには全ての生き物の半数が犠牲になるレベルが必要なのだ。
全てのヒーローのお祭り映画なのにスカッとするところは少ない。
より印象的なのは、冒頭の失った、あるいは新しい家族の時間のシーンを丁寧に描いているところだ。
私たちの大好きだったアメリカ映画の記録のように、全世界向けの映画のはずなのにあまりに内向きなシーンの積み重ねこそがこの映画が2019年の映画なのだと主張している。
ラストのアイアンマン、キャプテンアメリカのそれぞれが全てを表現している。
これが世界最大のお祭り映画のラストなのだから、何か考えずにいられないのだ。
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