「この構成の良さに刮目せよ」アベンジャーズ エンドゲーム masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
この構成の良さに刮目せよ
全部が見せ場。何を語ってもネタバレになってしまう。今までのMCUの21作が露払いに感じる。若しくはこの大作の為の伏線。
とても言語では伝え切れないが、とりあえず
語ってみよう。
物語の構成で一番有名なのは、起承転結だ。
勿論多くの作品がこの法則に従っている。
もうひとつは、序破急だ。最初はゆったりと物語は進み、なにかのきっかけで、それが破れ
急展開で話が進む。
この映画は完全にその法則になっている。
しかも分かりやすい。序では仲間集め
破では石集め、そして急では戦闘だ。
これらをベースに細やかなエピソードを紡いでいる作劇術は素晴らしい。
特に序の部分でキャラクターを絞って市井の
小さな幸せを描いているのが最終盤に効いている。家族を取り戻したホークアイ。ヒーローの座を捨てて妻との生活を選んだキャプテンアメリカ。何回も泣いた。心が震えた。
グッドカード、バッドカードの切り方も最高だ。いい場面でも安心出来ないし、最悪の場面でも救いがある。人間万事塞翁が馬を実感しながら緊張感を持って鑑賞した。
キャラクターへの愛も感じた。前半はあえてキャラクターを絞りその心情に寄り添い、サプライズでハルクがインテリキャラ(指が太いので
PCのキーおせるのか?)コメディリリーフも演じ、ある意味で大活躍。
アメリカVSアメリカ?
やめてくれー
心が、叫んだ。
主要3キャストは、もう使えない。
寂しいが本当にエンドゲームか。
ただ一番悲しいのは、マーベルの総帥にして
この世界観の創造主、スタン.リーさんが鬼籍に入られた事だ。
あなたの創造した世界は時を超え、海を越え
永遠の命を得ました。
合掌。
いやぁ、ほんと感想が面白い!他のサイトだとフォローしてる人が新しく投稿するとタイムラインですぐ分かるんですが、このサイトは、そういうの分かんないですよね??