劇場公開日 2019年4月26日

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「11年・過去21作の歴史が詰まった映画。かつてこれほど壮大な物語があっただろうか。」アベンジャーズ エンドゲーム YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

5.011年・過去21作の歴史が詰まった映画。かつてこれほど壮大な物語があっただろうか。

2019年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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興奮

2008年から11年に及ぶMCUシリーズの集大成である、22作目「アベンジャーズ エンドゲーム」。
壮大な物語が1つのフィナーレを迎える。
前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のラストが衝撃的過ぎて
続きが気になってしょうがなかった。
待ちに待った続編。期待通り!いや、期待以上だった!!
大人になってこれほど公開を待ちわび、ワクワクしながら見た映画は初めてだ。

物語はホークアイの家族団らんシーンから始まる。
導入からいきなり引き込まれた。
ホークアイは娘に弓矢を教え、男兄弟はキャッチボールをし、妻はサンドイッチを用意している。
とても和やかな光景。
だったのだが……。
サノスがしでかした事の大きさを思い知らせるスタートだった。

今作では、これまでに張り巡らされた伏線が数多く回収されている。
過去作を見ている人なら楽しめるポイントが増えるだろう。
いくつか例を挙げておく。
●アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
サノスとの決戦に臨むためタイタンにわたったドクター・ストレンジ。
勝つための算段を探すため、タイム・ストーンを使って、1400万605通りの未来を覗き見る。
その結果勝てる未来は1つだけだった。
その方法が今作で明らかになる?
●アントマン&ワスプ
この映画で重要視された「量子世界」が、仲間を救出するうえでのキーになる?
●アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
ヒドラ基地の襲撃へ向けた作戦会議後の前夜祭で
アベンジャーズのメンバーが、ソーのムジョルニアを持ち上げられるか試すシーンがある。
もちろんピクリとも動かない中、スティーブだけがわずかに動かすことに成功している。
その結果、今作では?
●キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
スティーブは恋人ペギー・カーターとのダンスをするという約束を果たせず氷漬けになってしまう。
そのことをずっと気にかけていた?今作でダンスは実現する?
などなど。
他にも、キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーで
対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.E.と一緒に乗ったエレベーターシーンを彷彿とさせる場面など
以前の展開を知っているがゆえに楽しみ興奮できる部分が多いと感じた。
過去作を知っている人ならぜひチェックしてほしい。

もちろん「アベンジャーズ エンドゲーム」が初めて見るMCU作品だという人でも
十分楽しめる構成になっている。
まずMCUについて簡単に説明をしておく。
MCUとはマーベル・シネマティック・ユニバースに略で
マーベルスタジオで製作されたヒーローたちが、みな同じ世界線に存在しているという設定のこと。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーたち、サノスなどが同じ世界に住んでいるのだ。
それぞれが主役となる単体の映画と、ヒーローたちが一堂に集結するアベンジャーズという映画から
全体の物語が構成されている。

ちなみに、アベンジャーズという名前はS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーが命名した。
S.H.I.E.L.D.とは何か、なぜヒーロー集結計画を立ち上げたのか。
そのあたりはキャプテン・マーベルを観てもらえれば判明すると思う。

あとはエンドゲームの簡単なあらすじを分かっていれば問題ない。
この世界にはインフィニティ・ストーンと呼ばれる不思議な力を持った医師が6つ存在していた。
全てを手にした上で指を鳴らすと、その人の願いが叶うと言われている。
ストーンをすべて集めた宇宙最強の敵サノスは
宇宙の均衡を立て直すために世界の人口を半分にし姿を消した。
それによりアベンジャーズの一員を含め多くの人が灰となってしまった。

残ったアベンジャーズのメンバーはサノスを倒し全宇宙を救うため
再び集結し史上最大の戦いに挑むという11年の歴史が詰まったSFアクションの超大作。

単純な娯楽SF映画とは緯線を画す重厚なストーリーや
最先端のCGをふんだんに使った全面戦争シーンなど
引き込まれる要素ばかり!

自分的にはラストの展開が衝撃的だった。
本当に最後の最後まで夢中になって見られる。
エンドロールが終わるまでしっかり見てほしい。

Trinity