「見届けるために」アベンジャーズ エンドゲーム Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
見届けるために
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前回休みだったホークアイの冒頭のシーンが素晴らしい。期待が高まる。しかし、その後は何度か「えっ?」に出くわす。ロバートダウニーJrの痩せこけた感じ、素晴らしい。キャプテンにキレる合理性、アイアンマンはこの映画の軸になる。キャプテンは雄弁な反論を示せないのは如何なものか。皆は彼の説得は後回しにして、仇討ちへ。無謀なことをするもんだ、どうせ酷い目にあうと思ったら、この作品最大の「えっっ?」
前作の総括はどうだったのか?サノスが提唱した世界は一体どうだったのか?当然、肯定しなくてよいが、否定できているように見えない。変に荒廃している。何故か?ソーのビール腹では納得はできない。
アベンジャーズの動機が、未来に向いていないのも疑問。歴史修正するのであれば、過去の戦争も止めて貰いたいものだ。これは禁じ手。
全編通じて交わされるウィットに富んだやりとり、多くて邪魔。キャラ紹介も弄りも前作で十分。前作への考察ないまま、後は、回顧シーンに最後のパーティーとファン感謝祭が如くエンタメでひっぱってしまう。3時間、さすがに疲労感が残る。
ヒーローは人類の想像から創られた偶像であるが、もはやこの映画に人類そのものの存在が忘却されているように思う。地球滅亡の危急に、最後に人類が何か行動に移せば、また違った感があったかもしれない。
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