「体重が3キロ減った」アベンジャーズ エンドゲーム 字幕 アンゼたかしさんの映画レビュー(感想・評価)
体重が3キロ減った
初日で2回鑑賞しました。今日は吹替も行きました。
今迄積み上げて来たものが余りにも膨大で、その事実と向き合い受け止めるのにいっぱいいっぱいです。
やっと、やっっとやっっっっとアベンジャーズで好きな名台詞は何ですか?の質問に胸張って『アベンジャーズ・アッセンブルです!』って言えるよ。
号泣ポイントが多くて多くて、エンドロール後のカンカンカンという金属音がぶつかり合う音。洞窟でインセンと汗水流してアーマーを造るトニーのあの音。思い出しても泣けてしまう。
自己犠牲精神を貫き通したトニースタークの生き様、只の生身の人間があそこまで身を粉にして戦い抜いた。耐えられなかった。
ハワードの言う「大義の為に個人の幸せを諦める必要はない」という助言に気持ちを揺さぶられつつ、でもきっとその言葉はトニースタークには遅すぎた。自らの過ちを知ったその日から最期まで、トニースタークはアイアンマンであり続けた。
ああ、私はあなたというヒーローに出会えて本当に良かった。と心から敬服しました。感無量。
あなたは11年もの間様々なアプローチをしてくれたよね。けど、今思うとそれはほんの瞬きのような貴重な一瞬だった。これから時間をかけてトニースタークという人物の死を受け入れなければならない。あの最後の彼の死に折り合いをつけるのは私には無理だ思う。
それとナターシャァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!
なんであんなクソシステムストーンの為に途中退場なんてしなければならなかったの????
ラストシーンの女性ヒーローが一堂に返すアッセンブルシーンに初期メンバーである彼女が居ないなんて、、、、、、考えられないよ。
ナターシャの扱い割と今までもぞんざいだったけど最後迄変わらなかったね。ヒーローという大きな大義の篩に「トロッコ列車問題」を打ち込むとは、余りにも遣る瀬無い。
なあ、ソウルストーンの仕組みを根底から覆すアツい展開をクリントとナットにさせろよ!!!!!!
梅干しの言うことなんて間に受けるなよ!!!!
バナーがソウルストーンでナターシャを連れ戻してよ!!!!!!キャップがストーン返す時にナターシャを取り戻して一緒に帰って来いよ!!!!!まじで何とかならなかったのかよ。考えれば考えるほどナターシャ辛い。
この2人の死を目の当たりにした2回目は、滅茶苦茶に今回のソーの局面に精神状態をリンクさせてしまい正に満身創痍の状態でした。(3回目もだめでした。)
あの輝かしい雷神様にあそこ迄心をシンクロさせ、のめり込んだのは今回が初めてだった。ソーという人物が更に好きになった。兄上が今後、明るい方向に向かう事を切に願うよ。
初期メンバーの今迄の生き方を根底から覆し、それぞれが真逆の人となりに成ったのはかなり胸が熱くなったけれど、トニースタークが守った未来で彼も生きて欲しかった。それだけが私の望みだった。愛娘のモーガンと共に成長して欲しかった。大義の為に死ぬくらいなら、ヒーローとしての彼なんて私には要らなかった。今回でトニースタークの事を見直したという輩が増えると思うけど、そんなのに理解されなくたっていいから彼でいて欲しかった。トニースタークが今後過去の人物として扱われるなんて耐えられない。
もうどうしていいのかわからないのが、私の今の心境だし受け入れるなんて無理だと思う。よく時が癒してくれるとか言うけれど、私はそうなるのが怖い。ただただ、現実に抗ってる。出会った時から一目惚れの様にのめり込んだトニースタークにもう会えないなんて……過去作を観たとしても彼は数年後にその生涯を終えるとか一生付いて回るなんて寂しすぎる。なんでなんだよ。
ヒーロー映画はそもそも子どもたちの映画なのに、なんでみんなの憧れであるユニバースを象徴とする原点のヒーローが死ななきゃならないんだよ。酷すぎるよ。
こんな気持ちだけれど、エンドゲームは3000回観て3000回なんて比じゃないくらいに感謝を伝えたいです。