ひるね姫 知らないワタシの物語のレビュー・感想・評価
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表面だけ理解すると一見単純な映画ですが、実は深く村上春樹的な映画と...
表面だけ理解すると一見単純な映画ですが、実は深く村上春樹的な映画と感じました。素晴らしい出来です。好き嫌いは出るでしょうが、知的な映画と感じました。
どうしても比べられる、君の名は、とは全く違った面白さがあります。
神山監督らしい深い考察も知りたいです。
名作だと思う。DVD出たら買います。
とにかく疾走感のあるストーリー展開で最後まで楽しかった。現実の出来事に対して、上手にSFチックな夢の世界が重ねられていて見事な脚本だと思いました。あえて苦言を申せば…現実:夢の比率が前半は良かったものの、ラストの見せ場で夢世界の一辺倒というのはどうかと。他にも、ちょっと矛盾が感じられた点もいくつか。しかし最後のエンドロールを見れば、そんな些末な不満も吹っ飛びます。余韻がとても心地良かったです。
ふわふわ夢ファンタジー
こういう感じのファンタジー盛りだくさんのふわふわしてる感じの映画は好き嫌いがはっきり別れると思う。個人的には好き。
自分もよく昼寝しちゃうし、変な夢をみる人だからココネにすごくのめりこめた。ファンタジーな妄想とかするのも好きだからキラキラした絵を観てて楽しかった。途中からどんどん夢なのか現実なのかわからなくなってくるけど全然苦じゃなくて、ココネたちと一緒にふわふわ冒険している感じで楽しい。1つだけあまり好みではなかったのが夢の中でのラストの終わらせかた。なんていうかこんなので終わらせちゃうの?って感じが強かった…どうして欲しかったのか自分だもイマイチ分からないけど何か違うと思ってしまった。エンドロールは素敵。最後までしっかり観るのを勧める。
この作品の中で一番輝いていたのはキャラクターたちだと思う。特にモモタロー、ピーチ、モリオはすっごく魅力的。それぞれ男らしく、頼り甲斐があって、かっこよくて惚れ惚れする。しかも一人一人が違うジャンルのかっこよさを持っているからそれぞれのキャラが際立っていた。ほんとにみんな素敵。
高橋英樹さんが渋い
2017/03/06、映画ランドさんで当たった、有楽町よみうりホールでの『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』一般試写会に参加しました。
監督が執筆された原作小説を入手したのが前日で、結局ほとんど読めないまま、試写会へ。
TOKYO2020オリンピックを3日後に控えた、ちょっと未来の、岡山県。
森川ココネは、昼寝が特技の高校三年生で、母は亡くなっており、父モモタローと二人暮らし。
その父が突然逮捕されて、東京へ連れていかれた。
ココネは幼馴染のモリオと一緒に東京を目指す。
いやあ、楽しかった!
これ、自分でお話を考えて空想を巡らすのが好きなタイプの人間には、特にそのお話がファンタジー系だったりする人間には、たまらなく楽しい作品です。ええ、自分のことですが。
ちょっと待って、これどこまでが夢? どこからが現実の話? って混乱するんですが、それもまた夢らしくて。
ココネとモリオが夢を共有するのも、なぜか自然で。
夢見心地をたっぷり楽しめる映画です。
メインキャストを本職の声優でない方々が演じていらっしゃるのですが、ベワンの無声化ができていないのが数カ所気になった以外は、ほとんど違和感なく聴けました。
高橋英樹さんは、声だけでもやっぱり渋くてカッコ良かったです。
森川ココネ名義で、主演の高畑充希さんが主題歌『デイ・ドリーム・ビリーバー』を歌っていて、それがまたとてもいいのです。高畑さんはミュージカル女優だから、やっぱり歌唱力ありますね。
小説版を読んでから、もう一度観てみたいかも、と思います。
映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』は、2017/03/18公開です。
見ないと語れない
終わった瞬間「ちょっと待って」ってなる。
タイトル,PVからは絶対にわからない話の展開。
家族について語っているけど,語り切れていない感は否めない。
最後が分からないから皆わからなくなるんだと思う。
でも,一回見たらもっかい見たくはなる。確認の意味で。
ここからネタバレです
話の主軸は自動運転技術をめぐる争い。
主人公(ヒロイン)の祖父は車メーカーの社長。
この会社が東京オリンピックに披露するために自動運転車を開発していたが,本番3日前になっても完成は見込めない。
ここまでの自動運転車の開発に携わったのは社長の娘でヒロインの母であるが,母はすでに他界してしまっている。そのため,その夫の持っている設計データ(タブレット)を盗みに幹部が動き出す。
この騒動にちょくちょくヒロインの夢を掛け合わせている。
夢と現実がごっちゃになってしまっているため,よくわからない点が多い。父の仲間とか全く活躍無し。キャラクター説明いらないほど。
このネタ見たことあるなーってなったところは,冒頭のカリオストロの城,自立バイクでベイマックス,ペダルロボでくれよんしんちゃん,ロボ本体でエヴァンゲリオン等々。カリオストロとかモロ。移動式の城とか(ルパンでは廊下が伸びるが...)。
こうなのでは?と思った点
・鬼とは自動運転車の納期日?
・タブレットが割れたのは母の事故の時
・エンジンヘッドは自動運転車
・渡辺のツイッターでの炎上による妨害
最後まで分からなかった点は
・最初の大阪までの移動は何故勝手にバイクが動き出したのか
・なぜモリオ?と夢がつながった?
・エンジンヘッドの名前の由来
・あぜ最後,会社のロビーから落ちそうになった?タブレットを拾おうとした?捕まってたのに?
・なぜバイクが戻ってきた?渋滞に巻き込まれてたのに...
地上波で見るなら良いかも
なんか、あんまり入ってこなかった、
そーとー、泣き上戸なオイラですが、
周りで泣いてる人がいて驚いた。
家族愛を伝えたかったのかなー?
結局鬼って何を表現してたんだろー?
DVD借りるどころか、テレビで
見れば十分な感じだった。
試写会にて...
自動車、オリンピック、ロボット戦闘、夢の世界、家族愛 などさまざまな要素が盛り込まれている。夢と現実を行ったり来たりするシーンがパプリカに近いなと感じました。物語はシンプルでわかりやすく楽しめました。深く考えずにボーっと観てられる映画です
予告のイメージと違った
日本のアニメは大好きで結構見るけれど、やっぱり、「君の名は」と比べてしまって損している感じ。特に悪くはないけれど、予告からのイメージとはちょっと違った。それと、声優がいまいち。どうして俳優に固執するんだろう?ストーリーはまあまあだったけれど、エヴァンゲリヲンをなぜか思い出した
母の愛と奇跡の物語
試写会にて鑑賞
試写会に2回当選し、2回観に行きました。
1回目は魔法とか昼寝とか何か意味あるの?
小さい子向けの娯楽作品なのかな?なんかイマイチ。
と思っていましたが、
2回目の鑑賞。試写会上映直前に、
無くなった母が、愛する娘に、夢を通じて
愛してくれた父(祖父)と警戒すべき相手を教え、警告してくれていたんだ。
と気づいた瞬間。
上映前から涙が出そうになりました。
2回目の鑑賞では、
1回目には気づけなかったことの発見もありました。
最後、
無くなった母が作った自動運転の車が「自宅」に戻り、断絶していた家族の絆を繋げた。
という場面に気づいたときには涙が止まりませんでした。
試写会に2回当選できたことは、
この作品の良さを知ることができ、とても。とてもよかったです。
1回観ただけだったら、
評価も3以下にしていたところです。
雰囲気は好きです
試写会にて。
神山監督作品は東のエデンを見ましたが、なんとなく似た雰囲気を感じました。
予告から想像していたものとは全く異なるスケールの大きいファンタジー映画でしたが楽しめました。
最後の方には泣いてる人もちらほら。
モリオがなんともいえないヘタレな雰囲気を出してて好きだったのですが、彼は話をうまく進めるためだけに登場したのでは…と感じてしまい少し残念でした。
終わったあとは結局何がしたかったのかな…と悩んでしまいました。
それも神山監督作品のいいところなのかもしれませんが。
予告はあてにしないほうがいい
この映画を観る際に、いい意味でも悪い意味でも予告をあてにしないほうがいいです。
ネタバレにならないように言うと、無駄なところのスケールが大きく、全体のスケールが小さい。
その無駄なところは、人によって本当に好き嫌いが別れるようなシーンだった。
リアリティを追求しないが、なぜかリアルなところがある。不思議すぎて面白さを理解できなかったです。
夢を見るのには理由がるようです。
久しぶりの神山監督作品。
「攻殻機動隊」や「東のエデン」のイメージで鑑賞しました。
しかし、良い意味でも悪い意味でも、予想をはるかに裏切る結果に…。
これは…
岡山県で、母を亡くし父と二人で生活する、高校生のココネの物語。
自動車修理工場を経営し、細々と平凡に暮らしていた父ですが、突然警察に逮捕されてしまいます。
逮捕の謎を探るために、幼馴染のモリオと出かけるココネは、無事に父を救うことができるのでしょうか?
一方でココネは、普段から眠くて眠くてしょうがない問題を抱えていました。
眠った途端に、別の世界でもう一人の生活を送る彼女は、二つの世界を行ったり来たり。
「眠け」という障害を持った彼女の体には、一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?
正直なところ、謎を追求すればするほど、話は複雑化していき、若干よく分からない部分が生まれてしまったように思います。
「攻殻機動隊」のようなハードボイルドでもなく、「東のエデン」のようなサイバーテロでもないため、少し物足りないと感じる人もいるかもしれません。
それでも「夢」を通じて見える、不思議でファンタジックな世界は、これまでとは一味違ったものを感じました。
2020年の東京オリンピックに向けたPR映画のようにも感じますが、素直にストーリーを観ていると、新しい神山監督の作品を垣間見たようにも思います。
普段気がつかない、心の奥に眠る感情が夢の中で自分に訴えかけてくるような、不思議で温かい作品です。
エンディングを主人公のココネを演じた高畑充希さんが歌っていて、とても心地よい気持ちになりました。
ココネのパワフルな声と、高畑さんの心地よい歌声に大満足でした!
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