殺人の輪廻
劇場公開日:2016年6月25日
解説
映画「探偵なふたり」のソン・ドンイル主演によるサスペンススリラー。ドライブ中に婚約者とケンカをしたチョルンは、婚約者を車から降ろしてしまう。しばらくして思い直し、道を引き返すが、すでに彼女の姿はなく、ようやく見つけた彼女はすでに死体となっていた。犯人は逮捕されたが、悲しみの中でチョルンは姿を消す。事件から10年後、身寄りのなくなった犯人の娘ジョンヒョンは、刑事のサンウォンが実の娘として育てていた。ある日、ジョンヒョンの学校に新しい教師が赴任してくるが、その男は婚約者を殺されたチョルンだった。
2015年製作/102分/韓国
原題:Circle of Atonement
配給:「反逆の韓国ノワール2016」上映委員会
スタッフ・キャスト
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2020年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
このキャスト達を活かすなら、
コメディ映画を作りたい
皆、演技派なのにシンドイ理不尽なストーリー
演技派揃いで持ち堪えたけど
もったいない
2018年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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窃盗の罪で5年の服役後に家族に会おうとするも拒否された男シン・ジチョル。ヤミでタクシードライバーとして働く。刑事が男を追い詰め逮捕するが、母が死に、実の娘キジョンが残されてしまう。キジョンをジョンヒョンと名前を変え、自分の娘として育てるサンウォン。そして偶然学校の教師と生徒というめぐり合わせが訪れた。
犯人シン・ジチョルを殺してやりたいという思いを持ったチョルン。さらに殺されたユシンの両親もずっと心に秘めていた復讐心。死刑が確定すると、両親は失念のあまり、自殺してしまう。ジョンヒョンが犯人の娘であることを知ったチョルンはネタを新聞記者に漏らす。そして、実は自分の母親を殺したのはサンウォンであることを幼心に記憶していて、ずっと復讐してやりたいと思いながらも養女として育ったのだった。
最後はごたごた。まるで韓流恋愛映画のように複雑な思いが絡み合っていく。チョルンはジョンヒョンの復讐心を知り、サンウォンを殺させることで復讐を果たそうとする。と、納得いく感情のもつれではあるが、チョルンはなぜ記者も警察も知りえなかった母親殺害の事実を知ったのだろうか?
「わたしたちは似ている。罪深いのに反省しない」といった会話がこの作品の本質。キジョン=ジョンヒョンは復讐心を抱きながら娘という位置に収まってるし、チョルンは恋人を湖のほとりに置き去りにした罪。サンウォンは置き去りにしたチョルンも悪いと決めつけながらも、犯人を撃とうとして母親を殺して死体を隠した重罪を抱えていた。
日本と韓国での宗教的倫理観も違うのだろうけど、なぜか終盤の展開には違和感を覚えてしまった。愛憎をむき出しにせず、ずっと内に秘めておくことの尊さとでもいうべきか、チョルンの反省しないのを他人にも見出そうとする姿にむしろ嫌悪感を抱いた。
それにしても、サンウォンとジョンヒョンがこれから親子関係どうするのか気になるところだ。
2018年9月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
DVDで鑑賞。
「雲が描いた月明かり」を観て以来、キム・ユジョンのファンです(笑) そんなわけで出演している映画を全て観たくなり、第1弾として本作を鑑賞しました。
10年前の婦女暴行殺人事件の犯人の娘を密かに育てていた刑事。
その娘の担任として赴任したのがその事件の被害者の婚約者だったことから、運命の歯車が勢い良く回り始めました。
ときを同じくして犯人の死刑執行が決まり、それぞれの想いが複雑に絡み合いながら、悲しいラストに向かって物語は加速していきました…。
非常に重たいストーリーが全編に渡って展開されますが、少々説明不足な点が多いことは否めません。それに「それはあり得んやろ」とツッコミたくなるような描写も満載。
説明不足な点は何とか想像で補える範囲なので個人的には全然苦じゃありませんでした。しかし、喧嘩したとは言え婚約者を山の中に置き去りにしますかねぇ…? それに授業中に生徒の首を絞める先生や、それが全く騒ぎにならなかったりするところは納得がいきませんでした。
娘の心情の変遷も理解できませんでした。今まで育ててくれた人間に簡単に銃を向けることができるんでしょうか? 娘だけじゃなくて、登場人物全員の感情描写が甘いような印象を受けました。支離滅裂感がハンパない…。
でもそんなことは横に置いておけるくらい、キム・ユジョンの魅力が炸裂しておりました。それだけでこの映画は何回でも観れそうです(笑) ファンの贔屓目が多分に入ってしまっていることをご了承下さい(笑)
若いながらも重苦しいテーマの作品に果敢に挑戦していることに拍手したいくらいです。撮影時は15、6歳ぐらいだと思われますが、ラストの大人になった姿は本当に大人の女性に見えました。
韓国の女優さんに総じて言えることだと思いますが、年齢に関わらず実年齢より若い役ならばそれ相応に見えますし、その逆もまたしかり。日本の女優さんにはそういうことは決して無いので、不思議だなとつくづく思いました。
2017年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
一つの殺人事件をきっかけに、10年後、様々な人々の思いが交錯する。
まぁこんなもんかという感じ。暇つぶし程度に観ればいいと思う。