秋の理由
劇場公開日:2016年10月29日
解説
詩人としても活躍し、「わたしたちの夏」「あるいは佐々木ユキ」などの映画も発表している福間健二の監督第5作。経営していた小さな出版社をたたむことになった編集者の宮本守。友人で作家の村岡正夫は、代表作「秋の理由」以降、何年も新作を執筆しておらず、精神的な不調から声が出なくなっていた。宮本は村岡の才能を信じていたが、同時に村岡の妻である美咲に好意を寄せていた。そんなある日、「秋の理由」を何度も読んだという少女ミクが現れ、ミクと過ごす時間の中で、宮本は美咲への思いを改めて自覚するようになるが……。出演は「百円の恋」の伊藤洋三郎、咽頭ガンで声帯を失うも「バット・オンリー・ラヴ」で映画界に復帰した佐野和宏、「おとぎ話みたい」「とと姉ちゃん」の趣里、「ヴァイブレータ」の寺島しのぶ。
2016年製作/88分/G/日本
配給:渋谷プロダクション
スタッフ・キャスト
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2016年11月19日
Androidアプリから投稿
今年も何百と映画を観ましたが間違いなくベストの一本。
映像、詩、音、さまざまな要素が頭の中で組み合わさって色彩鮮やかな『秋の理由』という映像詩ができあがります。
2度目以降はそれぞれが精密な部品のように繋がる事に感動をおぼえます。
難解と思われる人もいるようですが、ストーリーはむしろシンプルです。
難しく感じるのは映画的文法に縛られて観ているからでしょう。
従来の映画的文法を取り払って観れば、映画という表現手法にはまだまだ奥深さがあるのだと気づかされます。
2016年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
不細工な強盗に襲われるシーンで、「しまった!」と思った。
寺島しのぶに釣られ、だめでも伊藤洋三郎が良けりゃと観に行ったのだが、劇場に居合わせたことを後悔した。
他の役者の台詞が下手で、間が悪く、恐ろしいほどにつまらない。
枯葉が綺麗だった、それだけ。
外見で入った食堂で、注文を聞きに来たばあさんのドン臭さに不安を感じ、食べ出してみて想像通りのマズい味に「やっちまった!」とついつぶやく、そんな気分だった。
2016年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
舞台挨拶の日に見に行ったことが「仇」となってしまいました。
不覚にも、途中でウトウト。かなり私には、評価すべき作品だったのだろうが難しい内容の映画であった。
『オーバーフェンス』の原作者、佐藤泰志への哀悼の意を表したい。