愚行録のレビュー・感想・評価
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で、結局なんなのよ
何かね、母親の表情から最後の衝撃を描こうとか、そういう観客頼みなシーンが多すぎなんだわ全体的に。
性的虐待とか一家惨殺とか、スクールカーストみたいなこととか現代の闇みたいなのふんだんに入れりゃいいみたいな安易さを感じる。
そもそも妻夫木が何で妹の満島に手を出してたの?
何からその異常性を学んだの?両親はマトモだったのに彼だけが急におかしい人間性だったの?そんなわけなかろうが。父からの虐待、母からの性的虐待、そういう背景があったんではないの?みたいな疑問が頭をもたげて本編に沿って楽しめない。
筋が通らねー
モヤモヤ感がのこる
ちょっとモヤモヤ感がのこるが考えれば考えるほど気持ち悪くなる話です
兄は妹のした事を全部知っていて、田向一家殺人事件を調べたのかも知れないとかやはり小説読んだ方が楽しめるのかな?でもこういう作品は嫌いでは無いです
しょうもない録!!
新鋭監督で小説の映画化というのは貴重ですが、話自体は不快を詰め込んだもので、演出がリアル調なので抵抗する者や善い部分がないというのはかえってバランスが悪く感じつまらなかったです。同じ原作者の「慟哭」は読んだ事があるので、結末ありき&人間の描写が一辺倒で面白くはないんだろうなと推測していましたが、様々な人の黒い部分が重なって殺人事件になったというプロットは一応知的な作りでした。小出恵介容疑者が女たらし役で出てくるので素の姿じゃないかと思う訳で、ネタ映画になる以前に商品価値が下がっています。直接的ではなく雰囲気がエロいのは「悪の法則」みたいで好みですが、題材は実在の慶大広告学研究会そのものなのでエロ描写はかなり抑えたのでしょう。仕方なく愚行を犯したという事は長い人生ではありますが、これは仕方ないというよりは全編しょうもない奴のオンパレードでした。
救いのない映画
個人的には人にお勧めしたくない映画ナンバーワン。
同じような境遇の方がいたら絶望して自殺し兼ねない、
それぐらい衝撃的。
どこまでも救いのない陰鬱とした映画で、
個人的な趣味ではありませんが、
満島ひかりさんの演技は本当に流石でした。
レビューを見ると絶賛のコメントが多いですが、
個人的には、
会話や設定がかなりぎこちなく感じました。
冒頭の大阪弁はめちゃくちゃ違和感がありましたし、
田舎に住んでる田向の元カノの台詞はやたら映画的でしたし、
プールサイドでひっぱたかれたシーン、
大丈夫(ニコニコ)じゃなくて、
普通はどうしたの!?
みたいなリアクションになるだろ。
学生間の引っ叩き合いは日常茶飯事かw
等、ツッコミ所は多々ありました。
暗い映画が好きな人なら見れるんですかね。
私は鑑賞後の夜本当に悪夢にうなされました。
貫井ワールドの真骨頂、初の映画化!
題名通り愚かです。
キャストの方々が演技が上手い人が多くて、見ていてしっかり引き込まれました。
原作を知らずに見たのでどんな内容かも分かりませんでしたが、いろんな人の人間模様が描かれていました。
ラストの愚かな行為は、衝撃的でした。
さすがに予想はしてませんでした。
水島ひかりさんは本当に演技が上手いですね。
そしてこの兄妹の過去が本当に本当に悲しいです。
1回観た後にもう一度見返すと全てが理解しながら観れてさらに面白いです。
個人的に、1回目より2回目の方が断然面白かったです。
原作も読め
愚かで、憐れで、惨めで、哀しいから好きだ
アニメ映画や漫画の実写化ばかり話題になる日本映画界だが、本当に話題になって欲しいのは本作のような作品。
また同時に、本作のような力作がちゃんと作られる事に安心もした。
いわゆる“イヤミス小説”の映画化。
一年前に起きた裕福で幸せな一家の惨殺事件。
週刊誌記者の田中は関係者を訪ね歩くと…
事件の背後に浮かび上がる関係者たちの黒い人間模様…ってのは特別目新しいものではないが、やはりどうしても見入ってしまう。
被害者のエリート・サラリーマン、田向。
同僚は彼の死を涙を流して惜しむほどだが、調べれば次から次へと出てくる彼の過去の女性関係。
その同僚と同じ女性を分け合い、就職の為に利用して別の女性と付き合い、元カノとヨリを戻し…。
殺されるほど恨みを持たれるのは当然…?
同じく被害者、田向の妻、友季恵。
才色兼備、大学時代からマドンナ。
しかし、大学という華やかな世界の“外部”から“内部”へ昇格した成り上がり。
魅せられた男も多い一方、彼女に人生を壊された女性も少なくなく、彼女もまた妬みや恨みを…。
羨望からの嫉妬、劣等感。階級・格差…。
渦巻く負の人間模様と交錯して語られるのが、育児放棄で逮捕&精神鑑定を受けている田中の妹、光子。
何やら“秘密”を抱えている兄妹。
その暗い生い立ちは相当なもの。
一見、何の接点も無いような一家惨殺事件と妹の事件。
しかし、意外な繋がり、思わぬ衝撃の真相へ展開していく…。
終始陰のある抑えた妻夫木の演技もさることながら、本作はさながら女性たちの愛憎劇と言っても差し支えないほど、女優陣の演技が光る。
満島ひかりの精神不安定演技はさすが。
友季恵の大学時代を知る臼田あさ美、田向の元カノ・市川由衣も印象を残す。
展開は淡々と。人間関係もちと複雑。
惨殺事件の真犯人、衝撃の真相などある程度予想は付いたり出来る。
が、不穏な緊張感は持続。
見終わった後、人間関係を整理して、伏線など、もう一度見たくなる。
本作でデビューの石井慶監督の演出力は確かなもの。
『凶悪』の白石和彌もそうだが、ダーク・サスペンスを手掛けた新鋭監督は気になってしまう。次回作が楽しみだ。
登場人物誰もが、愚かで、憐れで、惨めで、哀しい。
印象的なのは、序盤とラストのバス車内。
自分たちは愚か。でも、愚かじゃない人間なんて居るものか。
一見普通そうにしてる人々の姿を、スローモーションでじっくり映し出す。
後味は悪い。
だけど、こういう映画がどうしても好きだ。
にしても、キャストの一人に本当にタイトル通りの愚かな行いをした者が居るという笑えない冗談。
でも、演技は見事だった。嫌悪させる演技が。
求不得苦
私が毎晩違う男と夜な夜な遊んでいた頃。
まだ出演している殺された俳優(名前は伏せる)が
スキャンダルを起こしていなかった頃。
私がまだ新宿に希望を抱いていた頃。
映画館で働いている男が
セックスしたあとに、
観た方がいいよ、と言っていた映画。
レンタルで見つけたので今更ながら観てみた。
この物語の重さ、歯痒さは異常だけれど
逆に思い切り針を振り切っているため
なんだか現実味が無いのが
正直な感想。
まあ、エンターテインメントとしては
最高じゃないのかしら。
白田あさ美の演技が良かったわ。
満島ひかりは 「THE_女優」
観て損は無いと思う。
まあ、要するに
欲しい物が手に入らない苦しみは
これ程ない苦しみなんだよってことよね。
寂聴が言ってたわ。
面白い
いや〜!今後が楽しみな監督のデビューが本当に嬉しい。 原作は未読な...
いや〜!今後が楽しみな監督のデビューが本当に嬉しい。
原作は未読なので原作との違い等、解らない部分は多いのですが。
例えば昨年公開された『怒り』と比べたら、観客の受けは絶対的に悪いでしょうね。
最後にスッキリ出来る『怒り』に対して、胸にモヤモヤが全然抜けないのだから。
でも、このどうして良いのか解らない感情の残り火は消えないままなので、観る人を選ぶ映画だと思って下さい。
カメラのアングル等、個人的にゾクゾクとする演出が随所に見受けられましたね。
そして、何と言っても満島ひかりだ!
満島ひかり。
彼女の存在は一見すると小さな存在だ!
だが、やはり満島ひかりは満島ひかりだった。
その事実を観客は最後の最後に思い知らされる。
いや〜!凄かったわ( ;´Д`)
(2017年2月18日 イオンシネマ板橋/スクリーン7)
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