3月のライオン 後編のレビュー・感想・評価
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「完結」と銘打っているが、3作目を期待
原作漫画が未完なので、映画版の2作目も「完結」と言いつつ、物語的にはきちんと終了せずにエンディングを迎える。むしろ、ここから新たな展開、新しい次元の戦いを予感させる締めくくりだ。漫画は実質的に不定期連載らしいので、三年後か五年後、話がまた進んで一段落した段階でぜひ第3作を作ってほしい。川本家二女ひなた役の清原果耶、三女モモ役の新津ちせの成長を記録する付加価値も期待できる。
前置きが長くなったが、この後編、零と川本家の関係性が新たな段階に。前編では牧歌的な交流だったが、後編ではひなたが通う学校でのいじめ、そして家出した実父の登場が契機となり、零の川本家へより能動的に関わる意識が強くなる。特に零とひなたの関係が大きく動くことで、必然的に清原果耶のシーンが増えてさまざまな表情を見せてくれるのが嬉しい。
最後に神木君に言及しておくと、「桐島、部活やめるってよ」以来のはまり役ではないかと思う。
March goes out like a lamb
素敵な川本3姉妹の次女ひなた(清原果耶)の学校エピソードを踏まえての零(神木隆之介)の決意に感動。
面白い男性(伊勢谷友介)が登場して家族ドラマになり、結果的に零が「将棋しかない」状態になる。後藤(伊藤英明)も「ようやく将棋に集中できる」状態になり、悲しい男達の熱い戦いが印象的。
香子(有村架純)と父(豊川悦司)の「最後まであきらめるな。香子が幸せになる一手はきっとある。応援してる」のエピソードも感動。
零と後藤の勝負のあとの展開もとても好き。
「なんで負けたかわかる?私を大切にしないからだよ」のセリフは、なんか魅力的で笑える。
主題歌『春の歌』(歌:藤原さくら 作詞・作曲:草野正宗 編曲:永野 亮)もとても良かった。
傑作でした
様々な「人の心の持ち様」が描かれていました。
神木隆之介と伊藤英明の対局シーンは圧巻でしたが、決して『棋士の勝負』がメインの物語ではありませんでした。
心を打つ「心の持ち様」に溢れた傑作でした。
清原伽耶、とてもいい感じでした。
凄く良かったです。
うまくまとめようと思った?
誰かの一部を見て全てを知ったかのようになるものだけど、それに気づいた時に全てが好転してしまうのはやり過ぎだったのではないかな。
原作がどういう雰囲気のものなのか知らないけど、海街diary系なのかちはやふる系なのか何か一つに絞ればまだわかりやすかったかも。
俳優さんたちは長幼関係なく実力者ばかりなので場面場面では説得されてしまうのだけど、前後編通しでは主人公の長いトンネルを描く為だとするとあまりにもったいなかったかも。
前編と雰囲気が違う感じ。川本家やそれぞれに問題が起こり、暗い後編。...
前編と雰囲気が違う感じ。川本家やそれぞれに問題が起こり、暗い後編。
将棋の世界観のワクワクさは前編の方が良かったかな。
けど、前後編を通じておもしろく観れて良かったです。
55点
映画評価:55点
原作の冒頭部分しか読んでいないが
これだけは言える。
きっと、この後編は叩かれる。
いきなり出てきた姉妹の父親
それに対しての暴走による暴言
更に闇落ち………。
おい、おい、おい(汗)
そんな子じゃなかったよね、、、状態。
でもね、
最後に桐山くんが謝ってました。
大切な人が出来て、それの守り方が分からなかったと。
所々に出てくる
追い詰められると攻める癖
それが磐上以外で初めて出てしまったという
そういうシーン。
ずっと独りぼっちだと
勘違いしていた桐山くんが
初めて周りを見渡した。
その一皮が剥けて
ラストシーンへと歩み出す
色々こじつけだったり、
無理矢理だったりはあるけれど
これはこれで
オツじゃないかと思います
とてもセンスが良いです。
この作品を叩く人の気持ちも解りますが、
そういう人こそ、闇落ちした桐山くんの様になっているのかもしれませんよ?
もっと寛大にいきましょう!
【2021.10.5観賞】
父親とは〜〜
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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前作でいい意味での息抜きであった三姉妹の身の上に
思いもよらぬ不幸がのしかかり、
なんとか助けたいと頑張る零の苦悩〜。
生きるために選んだ前作での絞り出す様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
と、対をなす、
自分ができることはこれなんだ!を確信する様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
のセリフがとても印象的でした。
そして今回は前回以上にクローズアップされた「父の存在」
義理の父であり将棋の師である幸田と零の関係、
その幸田と実の娘香子とのやりとりと、
三姉妹を捨てて出て行った父と三姉妹との関係性。
簡単には言葉にできない三組の父と家族の姿を
なんとか映画にしようとした
製作者の方々の努力が伝わる〜。
更に「神の子」宗谷の人知れぬ苦悩、
彼もまた迷える人の一人であったことが感慨深い〜。
続きが観たいけど〜難しいでしょうね〜。
でもこの「後半」自体はもう一度観たいです。
それから、前回は少ない出番ながら良い味出してた、
今をときめく高橋一生のライトな魅力、今作では炸裂!!
いったい、何個カップ麺、喰ったんだろう(笑)
将棋映画の決定版完結編
映画館では2017年5月29日地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
原作未読
アニメ未鑑賞
将棋は全く興味がない
将棋映画の決定版の続篇
イジメ問題はとても良かったが『3月のライオン』に必要は無かったと思う
原作のエピソードにあったとしてもどんなに面白くても余談に過ぎない
でもひなたのクラスの担任を演じた吉本菜穂子のキレぶりは秀逸で高く評価したい
なにかと派手な姉・香子に比べ弟・歩の方が引きこもって地味すぎる
日本最古の引きこもりはたぶん女性で天照大神だけど実際は男のほうが圧倒的に多い印象
夢破れてやけっぱちなったとしても男のほうが情けなくカッコ悪い
『3月のライオン』というタイトルの意味がよくわからない
インパクトは有るがピンとこない
しかも『三月のライオン』という日本映画のタイトルを引用したんだろう
制作したのは原作の漫画が発表されるよりずっと前だから勘違いしたと抗議する方がお門違いだ
最近また公開されたのは明らかに便乗かもしれないが観る方は事前にきちんと調べるべきじゃないか
原作とはだいぶ違うらしいが自分はオタクでもないし原作厨でもない
原作といくら違っても面白ければいい
この作品は少なくとも娯楽映画としてはとても面白い
今回も将棋をやってみたいとは思えなかった
日本の俳優には興味があるが将棋には興味がない
歩の裏がなぜ「と」なのかなぜ王将ではなく玉将なのか疑問は疑問のままだ
あとツインテールの女子はなぜかアホっぽい
撮影当時の清原伽耶は中学生くらいかもしれないがそれでもかわいいというよりアホっぽい
成人女性なら尚更アホっぽい
『となり町戦争』の柴本幸がそうだった
大人の女は絶対にNGだ
これからも戦いは続くって終わりかただけど本当に完結編?
まさかの続編を待っているんだけど無駄かな
魂を揺さぶる感動の映画‼️
何のために生きているのか、人との関係、苦しみや悲しみ、根源的なものについて考えさせられたりする映画です。
数千の映画を観てきましたが、この映画は十数回観てきて、その度に、感動して、泣きます。
何気にオールスターの出演者ですが、神木隆之介や清原伽耶、有村架純の演技には、観てる立場でなく共鳴して泣いてしまいます。
言葉が尽くせない、例えようのない、凄い映画です、ぜひ。
究極のネタバレ。作者が構想した結末って…
原作の愛読者として、どうしても見届けねばならないことがあった。
それは、この映画の結末。
原作者の羽海野チカは「映画が描いたその先に行けるように描き続ければいいんだ」だから「マンガで予定していた結末を、大友監督に渡しました」とコメントしている。
つまり、映画と違う結末を、マンガでは目指す。という決意で、映画製作にエールを送っている。
これ以上ない製作陣、キャスティングで完成された後編は、なるほどよく作ってある。前編とのつながりを考えるなら、当然こう締めくくられるべきだろう。私はそれを見たくて、前編から映画館に足を運んだと言ってもいい。それでも、映画として考えたら、「3月のライオン」特に後編。。。残念な出来と言わざるを得ない。
いじめのお話から始まって、日向の芯の強さに惹かれる零を描き、劇中で全く触れていなかった父親の、突然の出現。もちろん原作に忠実に出来ているが、映画なのだから、伏線は張っておくべきだろう。前編で。いじめにしろ、別居中の父親にしろ。
しかも、代理戦争を仕掛けた零に、やんわりと退場を促すという、あまりにも愛情のない原作改変!「あー、なるほど。こっから映画オリジナルかぁ…」と感じたのですが、後藤の妻が病死するあたりから、ぐりぐりとストーリーが展開していきます。
仮に、この映画と同じ結末をマンガで描いていたとしても、当然、受け入れられたはずですが、受ける印象はずいぶんと違ったものになっていたでしょう。それは、原作者である羽海野チカが一番感じているはず。少なくとも、映画の出来が良すぎて、マンガの続きが描けない。ということにはならなかったので、ひと安心です。
さて、肝心の映画のレビューですが、後編だけ見ても、連続ドラマの途中から入った感じで、特に姉の香子役の有村架純との関係性は前編で濃密に描いてあるので、残念ながら前編も見たほうがいいでしょう。
漫画原作として、原作の世界観を上手に映像化出来ているとは思いません。
・ネコがネコ語をしゃべる
・おいしそうな料理を食べ過ぎてもだえる
・そのほか、とにかくギャグ描写が一切ない
・有村架純(香子)の出番が多すぎて原作無視
・対局のシーン、解説が入らないのは不親切すぎる
・興行的にもペイできたのかどうか、とにかく登場人物多すぎ
マンガが大きくステップアップするきっかけとしては、「映画化」良かったと思いますが、映画そのものは普通でした。
2017.5.2
あぁ時間の無駄でした
アマプラにて。
前編から見て、期待して後編を見たけど、前編でやめておけば2時間無駄にせずに済んだな。
原作も途中で飽きちゃったし、映画なら美しく映像と音楽で盛り上げてくれるのかと思ったけど、全く入り込めず、最後は訳もわからず終了。
他の人の口コミ見たら映画と原作全然違うのね。
3月のライオンの意味も全く伝わらず。
まだ続きがあるのかな?3部作でもっとゆっくり流れを作ってもよかったんじゃないかな。
前編から
原作未読です。
前編でも、結構長く感じたのですが、2日かけて一気に観ました。
神木隆之介くん、子役の時もかわいかったですけど、良い俳優さんになりました。
染谷将太さんは、誰だか分からず、この人誰??って感じでしたが、わかってからはメイクだったんですね、すごいなぁ。
中村倫也さんも、ヘアスタイルが普段と違うのでわからなかったー。
川本家の三姉妹、年が離れすぎていて、最初ももちゃんはお姉ちゃんの子なのかと思いました。
ももちゃんかわいいです。新海誠さんの娘さんなんですね。朝ドラにも出ていました。
将棋のルールがさっぱりわかりませんが、興味深く見れました。こんな風に熱い世界なんですね💦
公開時と今とでは初見の印象が違う
他の方も書いているが、原作の重要なシーンをピックアップして縮めているので、その間にある登場人物の葛藤や想いが表現仕切れずにトントン拍子で進んでしまう。原作を読んでいれば補完できるが原作未見だとついてこられない気がする。
と、初めは思ったのだが、今から初見の方は一概にそうでもないのかもしれない。それは藤井君の存在だ。創作を飛び越えてしまう実在の棋士の存在が、トントン拍子の違和感を緩和しているかもしれない。
そういう意味では藤井君から将棋に興味を待ったようなファン層に、更に将棋を好きになって貰える映画として本作はオススメ出来るのではないだろうか。そういう視点なら星4かも。
闘い続けるあなたが輝く一手は、必ずある。
2020年8月10日
映画 #3月のライオン後編 (2017年)鑑賞
いじめのシーンは、原作では結構長くて読んでて辛かったけどこれぐらいがちょうどいいかも
また、実の父親の流れも入ってくるとは結構大まかな流れはしっかり原作を踏襲してる
ただし、学校の部活のくだりは省かれてたな
あの先輩いいのにな!
原作漫画ファンです♩ せっかくキャストがよくて、前編で3月のライオ...
原作漫画ファンです♩
せっかくキャストがよくて、前編で3月のライオンの世界観が伝えられたのに、後半は、原作の良さが半減してしまった。
2作で納めようとしたからも。
とても良かったです
原作は読んだことなく、るろうに剣心で、大友啓史監督を知り、子役の頃から可愛いく、演技力が非常に高い神木隆之介さんの主演作ということで、前編を観ました。
将棋については将棋崩しくらいしかできない私が、前編の戦う姿に魅了され、後編に期待して観賞しました。
この映画を見ている間とにかく、息を吸うのを忘れてしまうことが多々ありました。るろうに剣心とその辺り通ずるものがあります^_^
大友監督の戦う姿の描き方、演出がきっと自分は好きなんだと思います。
一言でこの後編を説明するならば、愛の物語だと思いました。家族の愛、師弟愛、周りの人への愛、自分の趣味への愛、恋人への愛。
それぞれにある愛情がたくさん描かれ、苦しく、切なく、尊く、どのシーンもとても良かった。
後編の一番好きなところはやはり後藤戦です。
神木くんの演技がとにかく素晴らしかったです。
今までもとにかく素敵な俳優さんだなと思っていましたが、ますます好きになりました。
彼自身が自分との戦いに目を向け、向き合い、そして気付く。彼の成長を2作品でしっかり観ることができ、後編のラストシーンは晴れ晴れとした彼の表情に感動しました。
大友監督はじめ、スタッフさん、役者さん達、皆さんの努力と愛情がこんなにも素敵な作品を生み出し、それを観賞出来たことがとても幸せです。
ありがとうございました。
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