ダンケルクのレビュー・感想・評価
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続く緊張
・ダンケルクから脱出、帰還しようとする兵士
・救出に向かう民間船の親子
・スピットファイヤー乗り
の三つの視点が切り替わり展開される。
何度も迫り来る敵の襲来を淡々と描いているが、ハンス・ジマーの音楽と効果音が緊張感と恐怖を煽る。
インターステラーの、津波の星のシーンが延々と続く様なものだ。
毛布に包まり安心して眠れること、
ビールや温かいお茶をいつでも飲めること、
自分達が今現在地獄の戦地にいないこと。
どれもが有り難く手離してはならない今だと、鑑賞後しみじみ思えた。
・我先にとどんな手を使ってでも生き延びようとする兵士。乗り込んだ船は悉く哀れな末路に…
・民間船でわざわざ地獄へ救助に赴く、紳士淑女達の姿にはただただ頭が下がり、尊敬の念が湧く。
劇中の民間船の御老人は、チャールズ・ライトラーという退役軍人がモデルとなっているようです。実際に息子と若者の三人でダンケルク沖に救助へ向かい、百三十人を助けたそうです。
・美しく浜辺に降り立ったスピットファイヤー。燃料はもう残っておらず、敵の手に渡らぬよう?火をつけなくてはならない。
当然故意ではないにしろ、自分が撃ち落とした戦闘機が海面を火の海にしてしまった、その因果を感じた。
ノーラン監督作品ということで、ハードル上げすぎ期待しすぎで観に行っ...
リアルな臨場感
物足りなさと満足感
クリストファー・ノーランの戦争映画ってどんなのだろう?と言う期待とリアル過ぎたらキツいなという恐怖を持って見たのだけど、そうやって観ると何か物足りなさを感じた。
リアリティはあるのだけど、もはや僕の中でトラウマ的に残ってるプライベートライアンのような人が無残に死んで行くエグさはないし、ヒーロー映画かと言うとトムハーディや民間船の人たちは確かにヒーローだけど、ドイツ兵を倒して、または人を助けて英雄視されるかと言うとそうでもなく物語は中途半端に感じたのだけど、
凄いと思ったのは陸海空それぞれ時間の長さが中 違うのに、同時進行のように見せて臨場感を煽る手法。
クリストファー・ノーランここにあり!と言う感じだった。
そしていつもノーラン作品を観て思うのだけど、映画の満足感と濃厚さに比べて上映時間が短い事。今回もドッと疲れて時計を観たら100分しか経ってない事に驚いた。
素晴らしいと思います。
サバイバル映画
退屈。。
スピットファイア!
スクリーンで見てこそ体感できる映画。
臨場感最高の映画
映像の美しさ、臨場感は最高だと思う。IMAXでぜひ見たかったが、DVDでも十分味わえるリアリティ。
そして、その臨場感から感じるものは、人は戦争、災害やテロなどに巻き込まれたとき、誰もが、全体像が見えず、ただ、もがいて、必死で生き抜くしかないということがわかる。
歴史ものを見るとき、私たちは結果がわかっている上で見ているわけだから、その時の英雄の発言や行動を その視点で見てしまう。
でも、現実に自分がそこに巻き込まれたら、無我夢中で怯えながら必死で逃げるしかないのだ。その恐怖は、体験した人にしかわからず、後から知った私たちは、そんなことしなければ良かったのになんて、無責任に考えるものなのかもしれない。実は、本当の恐怖と戦いながらも国を守る、仲間を守ると命をかけて思えるのかどうか、人としての生きる価値はそこから生まれてくるのかもしれない。
新しいタイプの戦争映画
迫力の映像
実話は知らなかったのだけど、第二次世界大戦中のある救出作戦を描いた、たった数日間の話。
陸、海、空、それぞれの世界の時間軸が徐々に重なりつつエンディングへむかってゆく。クリストファー・ノーランらしい演出。
疲れ果てた兵士たち、色のない戦場、言い争い、飛行機の爆音、空からの景色、襲ってくる銃弾、ひたすら続く航海、沈没に次ぐ沈没・・・
シーンは淡々と続いていくのだけど、音と映像のリアルさというか説得力が凄く、特に戦場シーンへはぐいぐい引き込まれていき、見ているだけでも辛い。
ラストの安心はひとしお。心の底からほっとした。
助け出そうとする人々の人間ドラマにも胸が熱くなる。
敵軍の兵士の顔が一切出ないことが気になった。
底の知れない恐怖の演出?戦争の意味=敵の存在 をわざと空虚にする?
特殊な映画
とにかくBGMの映画
映画鑑賞
色々と立て込みすぎて鑑賞のタイミングを逃すところでしたが、久しぶりの109で、IMAXで観てきましたよ。
戦場にいるかのようなライブ感が売りの本作。やはりIMAXで観た甲斐があった。特筆すべきは音響!エンジン音、銃声、時計の秒針のような音。これら全てが劇中の緊張感をこれでもかと増幅させます。上映時間は二時間未満なのに、観終わった後の解放感といったら…。
3つの時間軸がクライマックスに収束するという展開もカタルシスがあっていいですねー!『パルプ・フィクション』を思い出しました。
本作は珍しく父と観てきました。観終わった後、「イギリス人にとってのスピットファイヤは俺たちにとっての零戦と同じなんだ」とニコニコしながら語ってましたよ。。
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