ダンケルクのレビュー・感想・評価
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アトラクションです
やはりノーラン節。
2D劇場で普通に観たのだが音の臨場感がハンパなかった。
いつものノーラン節よろしく時間軸を操って視点を変えて
かなり実験的な映画に仕上がっている。有名俳優もズラリ
配してはいるが英雄という描き方はしていない(もちろん
ラスト美味しいとこどりのハーディはカッコ良かったけど)
とにかく生き残りたい祖国へ帰りたい一心の兵士達が救出
をひたすら待っている話で細かい説明などは一切語られず、
唐突に始まる陸パートから、海、空、へと切り替わる際に
時間軸が分かり辛くなることも否めない。しばらく経つと
さっきのシーンが今のコレなんだ!と視点を変えて描かれ
る同じシーンに幾つかの感動が芽生えてくる。なんたって
救出作戦なのだから、助けて、助かって、なんぼだ。感傷
に浸る間もなく次々と兵士がなだれ込んでくる。仲間外れ
よろしく嫌味な差別や虐めも描かれるが、救助した兵士に
突き飛ばされて命を落とした息子の友人はあまりにも不憫。
ホンモノに拘る演出は確かにお見事、しかしドラマを期待
すると結構な肩透かし、とはいえラストの海岸線に涙する。
迫力が凄すぎた
空も海もこんなに澄んだ青をまとっているなんて。
100分、戦場にいた
インターステラーが好きで、同監督作品という事で鑑賞。
臨場感が素晴らしく陸海空、どこにいても映像にのめり込まされます。本当にいつ死ぬかわからない状況を100分間体験し、ずっと心臓を掴まれ続けているような感覚にどっと疲れました(良い?意味で)
パイロットのヒーロー感が半端なく、最後捕虜となってしまった彼の顛末が気になります。この方は本当に実在されたのでしょうか?
また、登場人物の名前がほとんど分からないのも、会話が少ないのも戦争という状況下ならではのリアルだったんだと思います。
あと、さすが映画館。何度、銃撃にビビったか分からないくらい、ホラー並に恐怖を感じてました。いつ、どこから、何が起こるか分からないけども、確実に命を狙われてる怖さ。
自分は戦争で生き延びれる自信がありません。
あー怖かった…
やばい死ぬ
戦争トラウマ
幼い頃に母と姉とで『蛍の墓』を劇場で見に行ったが、姉はその後戦争に対してトラウマになり戦争映画を嫌がるようになった。
もしこの映画を幼少期に家で父が見ていたのなら、確実に私もトラウマになったであろう。
全体的に描写が生々しく、ミサイルや銃弾の音などが終始激しく響いて、不安心理を仰いでいた。
主人公(?)の英兵に紛れた仏兵と行動を共にしている英兵が射たれるのではないかとハラハラさせられる。
一方で、取り残された兵士たちを助けに向かった民間の船を操縦する親子とその息子の友人が遭難した英兵を一人救助するが、英兵は錯乱して船をひきかえそうとして息子の友人に殴りかかって深傷を負わす。
自分の犯した行為に兵士は冷静になった後に後悔し友人の様態を息子に聞くが、息子は不機嫌に「良くない」とだけ、呟くだけだったが、苦しい戦局を目の当たりにした息子は他の救出した兵士が友人が死んでいることを告げられた後に、友人を殴った兵士が友人の様態を聞いたら「大丈夫だ」と穏やかに伝えていた。
この表現は本当に凄かった。
なかなかこういう展開を描くことってできるだろうか?
こういった不条理の表現が出来るのは、さすがクリストファー・ノーランだなと感じえなかった。
防衛のためには戦争も致し方ないと言っている人にこそ、見せたい映画だ。
IMAXで観てよかった!
実話だしこんな感じかな
戦争にヒーローなんていない
特別すごいことが起こることではなく、ただただ、人々の絶望が渦巻くだけ。
戦争になったらいい物語なんてないのだと、事実を淡々となぞったようにみられました。それが、この監督のよさかと。
体験型戦争映画
1回目はIMAXで、2回目を大阪エクスポシティの次世代レーザーIMAXで、2回目のほうが画面が大きくて迫力があり、大阪で観れて良かった!!
1回目は酔ってしまって途中目をつぶってしまって、映画の中に放り込まれてどこに行くのか分からないまま流されていくような感じだったから酔ってしまったんだと思う。2回目は先が分かってたから、じっくり観られた。
これは面白いというのかどうか分からないけど、ストーリー的なものじゃないし、でも冒頭の市街で銃撃されるシーンから、ぐぐーっと映画の中に引き込まれて、3つの視点をグルグルと観ながら、最後に集約されていって、感動になって、上手なんじゃないかなと思った。3つの違う時間が最後に合うところが、なるほどー、となった。飛行機、少なくない?と思ったら、CG使わないのでああなったとか、そういえば砂浜の人たちも実際はもっと多かったはずで。実際にあったことをもとに戦争映画を、ノーランがどう撮るんだろうと楽しみにしてたので、観た中ではインターステラーが好きだけど、ダンケルクも良かった、しっかりと、映画になってる!みたいな感じがして良かった。
迫力、構成、演出、素晴らしかった。
あのような時間軸の物語にしたというアイデアもスゴイし、見終わった後に違和感を感じさせない演出もスゴイ。
20240223 再度鑑賞
本当に素晴らしい作品だと思う。
改めて感じるけど、日本の戦争は他の脅威から攻められてどうしようもなくなって始ったわけではない。自国の既得権益を守りたかった、というのが大きな要因だと思う。
ヒトラーという狂気と、ドイツの高度な技術によって、脅かされた陸続きのヨーロッパ。
第一次世界大戦のドイツに対する後ろめたさはあったかも知れない。でも陸続きの国々は簡単に敗北していく。
どちらが正しいという問題ではないが、島国の大英帝国は、少し事情も違うだろうけど、その脅威に立ち向かった。
日本は違うなぁ…。根本的に。
ツーベースヒット
緊迫感の映像
イギリス・フランス軍 対 ドイツ軍。
ダンケルクの海岸に追いやられ、海を渡ってイギリス領国に戻らないとドイツに56される状況。
劇中の映像と音が、本当の戦争だった。
向こうから戦闘機がやって来る時の恐怖。
夜の夕食のひとときさえも、魚雷で安心ができない。
映画のストーリーとしては、展開はない。
ただ、色々な視点で現場をたたかう戦争体験の映像だと思っている。
戦争は、兵士たちとそれをサポートする人たちも、それぞれが死と隣り合わせなんだということを知った。
戦争って残酷だ。
映画館を出た瞬間、いつもののんびりした街でした。
ものすごい映像を観ていたことを実感。
もし今、自国で戦争が起きたら、無い知恵と無い体力を使って私は生き残れるのだろうか?
自信がない。
だまされた
久々につまらない映画を観てしまった。。
戦争ものの映画はたくさん見ているので、実話となれば尚更期待してみたのですが、ストーリー、映像、キャスト、どれをとっても最低ランク。見どころが全くないままダラダラと脱出するのかしないのか、出来るのかできないのか、イライラしてました。観ない方がよいと思います。
2D字幕でも心臓に悪い。
人物の見分けができなくて、その点がどうにもしっくりこなかったです。
わかったのは、イギリス人のふりをしていたフランス人兵士と、主役っぽい少年兵と、マーク・ライランス演じる民間船の船長と、ダウントンアビーのアンドリューをやっていた兵士と、始終桟橋にいたケネス・ブラナーで、トム・ハーディがどこにいるか最後の最後までわかりませんでした。
トムハが最後に降り立った地はどこなんでしょ?
ダンケルクの浜辺?
最初から最後まで、どっかから銃弾が飛んでくるかもしれない状況で、ハラハラドクドク心臓に悪かったです。
確かに戦場をアトラクションのように味わえる映像体験なんだと思いました。でも私は映像の芸術にはあまり興味がなくて、人間性を見つめる物語が好きなので、胸熱感は薄めです。
戦場のトラウマが強すぎて、民間船の小僧を死なせてしまった(最後まで内緒にしてたから気づいてないけど)兵士のその後とか、そっち方が興味ありますね。
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