ザ・コンサルタントのレビュー・感想・評価
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哀しき家族の物語。
ダークヒーロー、ベン・アフレックがクール!
ときどき挿し込まれる過去の回想が、なんのフラグなのか、どう回収されていくのか、そのスリルがいい。
そうなるだろうな、という予測はまあまあ当たるのだが、呆れる展開ではないし、飽きることもない。
彼がアスペルガーでありながらあそこまでの冷静さを身に着けるのは、並大抵なことではないのだが、それを皆がどこまで理解できているか。そこを声高に言いたい気分。軍人の親父の気持ちがいたいほど伝わってきた。
JKシモンズは「セッション」以来あまり好きではない役者なので、あの役どころに不満はある。当然、それは個人的好みの問題で。
地味。
「2つの顔を持つ男」。この言葉にちょっと期待値あげすぎちゃったかな。地味に淡々と話が進んでいくので、上映時間が長く感じられました。
15年分の帳簿を一晩で解明して意気揚々としていたら、あっけなく消されちゃったり。一体何のために呼ばれたんだって感じ。
と文句たらたらだけど、終盤、それまでにずっと思っていた疑問のパズルが「パチッ」とはまり。ラストにまたもう一回ハマったときは、とっても鳥肌立ちました。まさかそうだったとは、って。
DVDレンタルを待ってもいいランクだと思います。
俳優”ベン・アフレック”、会心のキャラが誕生
まいったね、素晴らしい。脚本を書かせれば、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997)だし、監督すれば「アルゴ」(2012)だし、仮面をかぶれば、"バットマン"の、ベン・アフレック最新作にして傑作。痛快である。
マット・デイモンの"ジェイソン・ボーン"や、トム・クルーズの"ジャック・リーチャー"に並ぶ新キャラ、"クリスチャン・ウルフ"の誕生である。前述のサスペンスアクション映画が好みなら、間違いなくハマる。
主人公の"クリスチャン・ウルフ"は、原題の"The Accountant(会計士)"なので、コンサルタント(顧問)とは違う。日本では、"税理士"程度と誤解されている、"会計士"のポジショニングゆえか。公認会計士のほうがはるかにエライのにね。
"ゴルゴ13"並みのスナイパーながら、頭脳明晰の"会計士"で、ギャラは世界的な名画で受け取るという"芸術センス"も持ち、それでいて"自閉症"ゆえの完全主義者という不思議なキャラクター。世をあざむく仮の姿で生活しながら、正義のヒーローになるところがカッコいい。
そのほかの登場人物たち、ひとりひとりの設定もプロットもスキがない。超越したサバイバル能力を身につけた理由、離婚した父母のその後、一緒に育った弟の行方、謎の指令をする女性・・・映画をひっぱっていく謎の数々、そのネタすべてが面白いので、とにかく観てもらうしかない。
これは無限にシリーズ化できそうな魅力的な素材だ。日本でも俳優、"ベン・アフレック"が見直されるはず。
(2017/1/21 /TOHOシネマズ日本橋/シネスコ/字幕:岸田恵子)
おもしろい!!
映画の雰囲気が「アウトロー」に
結構似ている!
アクションは多くは無かったけど
あるシーンは全てカッコよかったし特に格闘が良かった!
アクションよりもストーリーの方を重視した様に感じました!
ラストの全ての謎が解けた時は凄くスッキリした!
結構ヒットしたみたいだから続編を作って欲しいです!!!
淡々と進む感じ
映画秘宝最新号内のギンティ小林氏の記事を読み、面白そうと予告すら見ずに鑑賞に行きました。
表向き大して儲かっていない会計士である主人公、実は自閉症であったが元軍人であった父により外界からの刺激を受けない施設での生活ではなく、刺激を克服するための精神・心理的トレーニングを教わり、その過程で射撃や軍隊格闘まで教えられており恐ろしく強い、更には自閉症を持つ人の中でも一部の人が持つと言われるサヴァン症候群によって超人的な計算能力を発揮できるという能力を持ち、それらを活かして裏では世界各地の所謂悪党どもの会計を受け持ち莫大な利益を得ていた
と、ここまで書くと重度の中二病を患った脳みそによって作られた設定としか思えない主人公であるが、そこはそれ溢れ出るベン・アフレック感ですごい「そこらへんに居そう」感あふれる主人公に仕上がってます。バットマンことブルース・ウェインの時のイけてる金持ち親父とはまた違ったベン・アフレックが見れます。
ストーリーとしては、とある企業から不正会計の監査を頼まれた主人公サイドと、主人公を追う連邦捜査官サイドに分かれて進み、その中に回想という形で過去の出来事が語られ、それらが最終的にかみ合い終わりへと向かっていくという次々と伏線回収をしていくのですが、さすがに伏線多すぎて少々ついて行けなくなりそうになったり・・・
まぁこれは自分のオツムが残念なだけなので良いんですがね
アクションシーンもただの会計士だろうと舐めてかかってきたチンピラや傭兵どもをプロの技でガシガシやっつけくあたりはやはり興奮しました。が、如何せん2015年に公開されたキアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」を見たあとのせいか少々派手さに欠けるかなーという印象が
総じて言うと瞬間最大風速的な盛り上がりはやや欠けるけど、終始楽しめる映画でした
文句があるとすれば、この映画のポスターや見終わった後になってから見たPVでもそうだけど、主人公の本業は表も裏は会計士で暗殺者でも何でもないっていうこと
あとは序盤から主人公の戦闘能力の高さというかヤバさを隠しもせずに見せてくるから舐めてたとはいえ会計士に返り討ちにあったチンピラどもの驚きと見てるこっちの「まぁ、そうなるな」感という心境のズレが起きちゃってるのが残念かな。それも含めてこういう舐めてた相手はヤバイ奴だったっていうジャンルの楽しみ方なんだろうけど・・・
それでも農場で射撃練習するのに対物ライフル持ってくとか、秘密のガレージの武器庫にはゴツイ武器が山ほど置いてあるとか序盤から見せすぎだろ・・・
会計士だけど殺し屋じゃない!嘘つき広告。でも面白かった。
この状況でその会話!?
心の中で1人ツッコミした場面ありw
普段はしがない会計士。しかし裏は凄腕殺し屋。これだけでも心ひかれる映画。
(殺し屋ではなかったけど)
理由も含め伏線の回収もうまい。
ピッチパーフェクトのアナ・ケンドリックに「ファッキンテンポーー!!」のJ・K・シモンズが出てきただけで心が踊り、表情からは何も読みとれない主人公ウルフをベン・アフレックが見事に演じてる… というか、こやつ凄いやつ感が半端ないです。容赦ない銃さばき凄いです。
清々しい気持ちで劇場を出れました。
面白かったです。
思っていたストーリーと本当全然違ってたけど、なかなか面白かった♪こ...
思っていたストーリーと本当全然違ってたけど、なかなか面白かった♪こんなハッピーエンド(?)結構好きです!ベン・アフレックが良い感じで演じている☆続編がありそうな予感♪
うーん、どうなんだろう?
ベン・アフレックは好きな俳優で楽しみにしていました。
「表向きは会計士、裏では殺し屋」って言うこの手の作品は好きなんですが、見てみるとなぜか自閉症という設定。
自閉症は色々な程度の人がいるでしょうし、否定はしませんが障害を持つ人と関わる仕事をしている自分からは見ていて「??」な場面がいくつもありました。
たぶん数字に強い=発達障害みたいな安直な発想なのかもしれませんが、それが超人みたいな表現をされていたのはどうか?と感じます。
毎日の日課や動きの中で儀式的な動きがあり、それを表現していましたが、聴覚やその他の感覚が非常に過敏な人もいる中で、ビックリするぐらいでかい音が出るスナイパーライフルやアサルトライフル、ガトリングまで使うのは「おいおい、ちょっとまてよw」と思いました。
生きづらさが人との会話ややりとりだけが描かれているのは不自然だし、いくら数字に強いからと言って会計士及びその他の事業をやりくりし、車とスマホ等を不自由なく使いこなすってのは無理があるんじゃないのかな~?と思う。
とまあ色々書きましたが、そういうのをあまり気にせず、超人会計士として見る分にはそれなりにおもしろい作品だと思いました。
人物設定がなかなか秀逸
この手のサスペンスアクション系のエンタメ映画で、高度脳機能障害の人物設定を主人公に持って来て、それをかなり丁寧に描いているという今までにないブレンドの映画で、なかなか斬新でした。
また、抑え気味の演出で静かな展開と派手過ぎないアクション、キャスティングの絶妙さもなかなかで、思った以上に楽しめました。
うちも発達障害など重複障害を持つ子がいますが、その僕が見ても、さすがその辺は障害についてなど研究が進んでいるアメリカだなーという納得の生い立ち。先天性のものに加えて、かなり特殊な生い立ちが絡んでの人物像が興味深い。
最近のエンタメ作品としては久々に硬い面白さ。新しくもある。
アクションというよりドラマ
アクションを期待して行きましたが、主人公の生い立ちから今に至るまでの過程を描いたドラマっぽい感じの映画でした。
最後の伏線回収はうまいかな
正直何を伝えたいのかはよく分からなかったです。
人間味のある会計士で賞
すごくよかった。
人間ドラマとクールなアクションが混ざってて、観終わってシビれた。
主人公はマッチョでかなーり強いが、弱い面もあり、無表情だが、人情があり、、、たまに感情が表情に出るところが、人間味があってよかった。
めちゃくちゃ強い主人公って、どこか弱い面がないと、なんだか観てて面白くないから、この主人公は観てて面白かった。
最後のシーンも、掴まれた。
表情には出ないが、行動や言動で表れる彼なりの愛情表現とかそういうものにグッときた。
マッチョで喧嘩強い草食系男子ってところかな(笑)
ベンアフレックは適役だと思う。
あとJKシモンズの役どころもよかった!
続編があってもおかしくないね!
待ってるぜ〜〜!
サヴァン?
本性も何もただの会計士が仕事であって、殺し屋ではないよね?命を狙われて自身や捲き込まれた人々をまもる為に戦っているだけで。
生い立ちや人物像の説明がちょいちょい途中で差し込まれるけれど、ストーリー上にも疑惑があり、宣伝文句が先入観にあるとややこしくなる。
超能力があるんじゃないかという程数字に強く、併せ持つ軍隊並みの戦闘力、コミュニケーションをとるのはうまくないけど優しくマジメというなかなか良いキャラクターが活きていた。
少し長いけど、銃撃戦といい格闘といいなかなか興奮した。
こういう作品は好きだ
個人で国家の中枢や国際犯罪の情報を得ることなど現実的には不可能だろうが、心的要因を持つ人たち自閉症等の人たちには特殊な能力がある、現実に多くの例が上げられる、そういった人たちを題材に作品は書かれたようだ、父親、妹、弟の繋がりはストーリーが進むにつれかなりの確率で予測が出来た。
自閉症が68人に1人 という現実や身近な問題であり親となったときどう向き合うか親ではなくても普通とは何か?いろんな要素を織り交ぜ我々に問いかけている作品でもある。
ベンが意外に役にハマってた、ストーリーの進むテンポも良い、終わっても少し余韻に浸ってたくらい良い作品だった。
年はじめの1本目にピッタリの作品なんだよ
自閉症を持つが有能な会計士であり、
裏社会の金の帳簿を取り仕切り、かつ狙った獲物は必ず仕留める殺し屋であるアンチヒーローをベン・アフレックが熱演するサスペンス・アクション。
128分間という時間の長さを一切感じさせないテンポの良い作品。
口数の非常に少ない主人公ウルフが要所要所で頑張って対話をするシーンに非常にキュンキュンさせられる!
特にヒロインのデイナ(アナ・ケンドリック)とのホテルでの会話には悶えました。
ウルフが無表情のまま繰り出すちょっとした天然ボケが可愛い。
ベン・アフレックはあまりコロコロと感情表現を表に出すタイプじゃない俳優と思っていたけど、そこがこの映画にはぴったりハマっていると思う。
映画の中にちりばめられた伏線もラストに可愛らしく収束されて、観た後にすっきりします。
映画の冒頭とラストに自閉症の子供を育てる事/社会が受け入れる事について2度に渡って医者が語るシーンがあり、とてもこの映画のメッセージ性を感じた。
結構メンタリティな部分に訴えかけてくる。
68人に1人自閉症がいるって凄いよなぁ…。
ウルフには全然悪人な面や金に対する欲も見えず、なぜ裏社会で生きてるのか謎だったけれど
回想シーンで彼の子供時代を追っていくと、厳格な軍人である父親の教育がそれを形成させた事が分かります。
無抵抗で相手に従えば他人から好かれるか?やられてやり返さない事が正義なのか?
自閉症を患っていても『優しくない世界』を強く生き抜く術を身につけさせたからこそ彼の武術や殺しの腕がプロであった事のみでなく、極悪人達との関係においても(そこは作中ではほぼ触れられないが)彼は殺されず生きていた理由なのかな、と。
1つ思ったのが、J.K.シモンズ演じるキング局長が部下に「何故彼が殺されないかが知りたいんだ」と念押しするのですが
この映画の目的はココだと思っていたのに明確に解明?されません。
『例の会計士』が誰なのか分かってしまった時点で局長は心のモヤが晴れて気が変わったんだろうか。
そもそもウルフが直接マフィアと接するようなシーンもなかったし。しかし気になった!w
今年1番目に劇場に行った作品がこれで良かった。
サスペンスもアクションも充分に楽しめる1本なので、お勧めしたい!
最後まで飽きなかった
2つのストーリーが並行して走っていって、段々と真実に近づくのは面白かったo(^-^)o
ストーリーは王道なんだけども、緊張感が終始あって最後まで飽きなかった。
ナメてた会計士が…
殺し屋でした!
こーゆーパターンのお話は大好物なんですが、想像以上に面白かったです!
会計士の能力も半端なければ、殺陣テクもヤバい。しかも自閉症という精神障がいを克服すべく父の教えに従い兄弟で鍛錬したというバックグラウンドを持つ、新しいタイプのヒーロー。ベン・アフレック本当にハマり役でした!
自分とは異質な人間、つまり怖がられる存在である、と幼少期に父から教えられた言葉を覆すような、優しく接してくれる女性が現れたら、そりゃ助けたくなっちゃうでしょ!迫られてもドギマギしてはぐらかすでしょ!童貞感がたまらんですなぁ。
施設で最初に出会った少女やFBI長官との関係も、全ての伏線が回収され、悪いヤツはサクッと撃ち抜かれるし、なんて気持ちいいんだ!弟との再会のやりとりも思わず笑っちゃたなぁ。良かったなぁ。
これ絶対続編やりますよね!?弟と組んで活躍するとこ見たいし、彼女との恋模様も気になるし、施設への帰省…アノ施設が実は特殊部隊養成所だった!とか(笑)どんどん続けられそう〜。
ジョン・ウィックに続き、次回作が見たくなるナメてた奴シリーズがまた世に放たれましたね。最高です!
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