劇場公開日 2016年9月24日

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「事故後を描く」ハドソン川の奇跡 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0事故後を描く

2017年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

派手でいかにも映画になりそうな事故前と事故を描かず敢えて事故後を描くという挑戦がイーストウッドらしく素晴らしい。
派手ではないけど映画として成り立ってるのが凄いと思った。

最初は、もう事故が起こってるところから始まって、これは地味そうだぞ、裁判みたいなのがメインとなるのか?と訝しんでいたけど、そんな事なくサリー機長の事故後の不安定な精神状態を描きつつ、事故も描き、無実が証明され、一人で背負って来た責任を下ろし、自分だけの手柄にせずに生還を噛み締める様は英雄ではなく人間らしく事故後を描く理由はここにあったのかな?と思った。
保険や金のために機長の人的ミスを躍起になって探す組織もまた人間らしかった。

奥嶋ひろまさ