「【”独りぼっち”のスーパーヒーローVSスーパーヴィラン。独りぼっちでは勝てないよ!】」シャザム! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”独りぼっち”のスーパーヒーローVSスーパーヴィラン。独りぼっちでは勝てないよ!】
ー 「シャザム」という名は、元々は名前が「キャプテン・マーベル」だった。だが、オトナの事情で「キャプテン・マーベル」は使えなくなり、「シャザム」に変更することに・・。-
■フィラデルフィアの遊園地で母親から逸れ、迷子になってしまったビリー。(アッシャー・エンジェル)里子に出されるも、次々に家出。
漸く里子だったビクターとローザの家の里子になるが、そこには足の不自由なフレディを始め、5人の少年少女の里子が住んでいた。ビリーは、徐々にフレディと打ち解けていくが。
■1974年
・兄や父に嫉妬感を持つサデウス・シヴァナは父が運転する車に乗っていたが、謎の宮殿に召喚され、魔術師シャザムの後継者になることを提案されるが、”ある理由で”後継者にはなれなかった・・。
・などと、冒頭シーンを書くと、さぞやきっちりとしたヒーローモノと思いそうだが、今作はコミカル要素を絡ませながら、進む。
ビリーもサデアスと同じ魔術師シャザムに召喚されるが、名前を聞くと”ダサッ”と吹き出すし、身体だけスーパーヒーローになった彼のヤラカスことが面白い。
・ヴィランのサデウス・シヴァナ(マーク・ストロング)や彼が操る”七つの大罪”を具現化した魔物たちも、宜しい。そして、サデウスの弱点の説明も、宜しい。
・「ドント・ストップ・ミー・ナウ」(これ、Wミーニングかなあ・・)を始めとした楽曲も良く、気分が盛り上がる。
<以前、何かの漫画で
”心は未だ子供・・。でも身体はもう大人・・。そんな心と体のアンバランスが僕を惑わす・・。などと言う、不埒なセリフがあったが、今作は色気に走るのではなく、お笑いを絡めつつ、少年が孤独な心を克服し、成長する様を描いている。>
■蛇足
・第二作はあるのかな? 面白そうだけれども・・。
今度は、きちんと映画館で観ようっと。