海よりもまだ深くのレビュー・感想・評価
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感慨深いんだけど意味は分からない。 でも響いてくるものはある。 是...
感慨深いんだけど意味は分からない。
でも響いてくるものはある。
是枝監督の映画は少し難しいな。
どこにメッセージがあるのかとか、明確なオチがあるわけじゃないから自分で見つけないといけない。
自分で見つけた所でそれは正しい解釈なのかは監督にしか分からない。
一箇所思ったのはラストの宝くじを拾うシーン。
拾いに行く阿部と息子にどうせ当たらないという真木。
阿部は真木に必ず300円、つまり1枚は当たると言う。
それを聞き真木も拾うのを手伝う。
きっと阿部が宝くじを夢だと言ったからじゃないのかな。
そして「家族皆で夢を拾う」という表現かとも思った。
家族に戻れたらそれが一番いい。
でも阿部には向いてないし前に進むと決めた。
それでも希望は捨て切れていないというか。
皆がそれぞれの夢を思い拾っていたんだと思う。
電車で宝くじを全てあげたシーン。
あれは阿部が父の思いを知り成長した姿でもあり、夢を諦めた姿でもあるんじゃないかと感じた。
是枝監督の映画は響いてくるものは確かにあるけどそれを表現するのが難しい。
別れてしまった夫婦とその家族の日常の話。 樹木希林の存在感てほんと...
別れてしまった夫婦とその家族の日常の話。
樹木希林の存在感てほんとにすごい!
全てがうまくいかなくても、途切れることはなく続いていく幸せもあるんじゃないかって言われているような映画。
おもしろかったです。
台風の夜に
ストーリー的に盛り上がりというか、
起伏があるわけじゃないんだけど、なんとなく見入ってしまう感じ。
インスタントコーヒーの蓋に指で開けたみたいな穴があったり、
電子レンジをばたんと閉めると棚がグラグラ揺れたり、
しょうもない普通の日常の描写に細かい「あるある」が多くて、
演出も美術も丁寧に作り込んである印象だった。
テーマとしては「人の成長」とか「チャレンジする大切さ」とか
あるいは「穏やかだけど確かな愛」だとか
家族の姿を通して、本当にいろんなものを見せてくれる監督だとしみじみ。
「海街diary」「万引き家族」に続いて3作目の鑑賞。
ちょっと是枝ワールドにはまりそうな自分に気づいた。
是枝監督×主演・阿部寛が描く家族映画第2弾
台風の日に集まった元家族の夜が印象に残りました。中でも父(阿部寛)と息子の公園での遊具ん中での会話が共感しました。
それを見ていると、家族とはこういうものだなと思います。
【様々な家族の姿を描き出す是枝監督の揺るぎないポリシー】
是枝裕和監督が拘る、ライフワークとしているテーマをベースに製作した見応えのある作品。
樹木希林さん演じる母とうだつの上がらない”元作家”の息子(阿部寛)と別れた妻(真木よう子)の日常の遣り取り。
監督が今作で拘った”団地”を舞台にして、”家族”の物語が紡ぎ出されていく。
大きな出来事が起こる訳でもないのに、ついつい、魅入られる作品を作り続ける監督の力量には脱帽するばかりである。
<2016年5月21日 劇場にて鑑賞>
日本式の愛
どこにでもいる愛情表現が苦手な典型的な親子。だけど親を心配したり息子の受賞を喜んだり、それが「愛情」なんですよね。西洋の「LOVE」とはやっぱりニュアンスが違うんだよなあ。それは、日本に生まれ住んでいないと分からないかも。そんな日本式の「愛」を描いた様に感じました。
やっと見れた。就職氷河期時代を生きた人の映画
機上で出会った作品。途中までしか見れず、その後とても気になって、時々探していた作品。
昭和後期を少年時代にもつ少し駄目な男とちょっとドライな女(突き詰めるとこの女は現実的ではない。駄目な男と分かって結婚して離婚って。この程度の駄目さであれば、、お金が欲しいなら始めから結婚しない。才能か人柄にホレたなら離婚しない。別居程度が現実的だろう。)
その設定のまずさが人間関係の歯がゆさをよりハッキリとさせる触媒になっているのだが。
昭和の駄目男(才能はあるが食えるまでは突き抜けていない)は、もう1人の視聴者で、完全には重ならないけどシンクロ率が高めになっている。シンクロ率が高ければ、その演技力とメッセージ性の高いコメントが突き刺さる映画なのだと。
就職氷河期を過ごしたスパ世代にドンピシャの映画。
別れの予感
なんでテレサ・テンの歌なのだろう。「海よりもまだ深く、空よりもまだ青く。・・・・」
樹木希林が演じる母親の、子供たちや夫への愛であろうか。
形としては世間に自慢できるようなものではないけれども、それでも愛し切ったという彼女の人生が、テレサの歌声になって浮かび上がってきたような気がした。
この曲のタイトルは「別れの予感」である。別れを前にした恋人が、その一途で深い思いを謳いあげている。
人生の終盤で、自分が愛してきた者たちへ、そのような想いを感じることができたら、その家族は幸せな家族だと思う。
「残念でした 姉より」最高!(笑) 「なりたかった大人」になれなか...
「残念でした 姉より」最高!(笑)
「なりたかった大人」になれなかった大人…か、私もそうだし、ほとんどの大人はそうなのではないか。みんな夢見た未来と違う現在を懸命に生きているんですよね。かっこ悪いし、汚いところもある、そうそれでも懸命に。
何にも起こらない系は基本苦手なのだが、これは見入ってしまった。なんだろう?応援したくなる?明るい未来が見えないが故に?
同じ監督でほぼ同じような出演陣なのに、ハマったりはまらなかったり。不思議ですよね。
海よりも深い愛
先日BSでやっていた、この映画
『万引き家族』の是枝裕和 監督の作品でした。
ご覧になったこと、ありますか?
もしまだなら、ぜひとも観てください。
樹木希林さん、阿部寛さん、真木よう子さん、子役の男の子、小林聡美さん、リリーフランキーさんも少し出てました。
「幸せは何かを手放さないと手に入れられない」
「海よりも深く誰かを愛したことはないけど、まあまあ楽しく生きられたわよ 」
何れも希林さんが演じた老いた母の言葉です。
あまり詳しくは語りたくないのですが、阿部寛さんの父親の背中は哀愁に満ちていて…
母の愛も父親の愛もこんなふうに見せてくれるのかと。
ありふれたシーン、一つ一つが畳まれていき、こんなにも泣けてしまって不思議な感じすらしました。
いや、泣けたのはほんと最後にきてから。
ずっと泣けるような話し(会話)ではなかったのに(^_^;
シンパシーを強く抱きました。自分がまだ未婚で、子もいなかったら、泣けなかったかも・・
愚痴や弱音を腹にためる、思った通りに生きられない大多数の大人たちの変哲もない地味な日常、それは敷居の高くない場所にあって、気付ける人には優しい光が見えるの。
ハナレグミ 『 深呼吸 』🎵
エンディング曲がまた良い
初めて耳にしたこの歌詞、このメロディの力強さに泣きました。
失って気付いた父親としての人生。成功できなかった男の人生は金のこと...
失って気付いた父親としての人生。成功できなかった男の人生は金のことばっかり。カネナンデス。
この作品にはないが飲食店で食べ物にナンカ入ってた言うチンピラキャラが超大嫌い。この映画で新品スパイクを階段に擦り付けて、良多が店員にクレームゆうシーンは本当にムカついたし、一気に大嫌いになった。
生きるためとはいえ、どうして人間って悪いこと平気でできるのだろう。良多の行動は全部お金がらみのものだったけれど、見ていてつらかった。
シンゴが良いキャラしていた。お婆ちゃんとの会話も胸にくる。どの登場人物も演技と会話の内容に現実味があった。みんな上手くてみんな凄い。
ワンフレーズで切るみたいなセリフ結構あってどれもよかった。
全部ひっくるめてアタシの人生やから。
シャレにならないわあなたと人生ゲームなんて。などなど。
エンディング曲は超良い。
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