ソング・オブ・ザ・シー 海のうたのレビュー・感想・評価
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子供と見てほしい
愛知県春日井市市役所前の屋外、夕涼みシネマにて鑑賞。
最近ジブリが個人的に低迷と思っていて、細田守派になりつつあったが、海外長編アニメもいいねと思わせた作品。鑑賞場所もよかったのかな?
所々、ジブリリスペクトを感じました。
映画全体の雰囲気(トーン)やテンポも良かった。
吹替の声の方たち、本上まなみさん、エゴラッピンさんらも良かったです。
シアーシャ
アニメの表現力の多様性を改めて突きつける一作。ヨーロッパ作品らしい絵画的な表現で物語にどっぷり浸れる。シアーシャの愛らしさに心が洗われる。苦しみも楽しさもあっての人生。幾度となく思い起こされる作品になるだろう。
見た目も話も最高
シーンは複雑に展開するけれど、物語自体が単純明快なので、素直に泣いてしまった。
色んなアニメの影響を感じるけれど、確固たる世界観か構築されていて、独特のアニメーションを体感した気がした。世界観は独特でも、その絵的なオリジナリティにとらわれることなく、自然と意識が物語に向いていた。細かな表現力で感情豊かに見る者の心を揺さぶってくるように感じた。
今回のテーマは歌かとタイトルだけで分かるわけだが、歌の持つ魅力をこれほど見事に表現しきっている作品は、そうそう無いだろう。
出てくる動物も魅力的だったし、終始あきることなく楽しませてもらった。
バランス感覚
トム・ムーア監督の第2作。前作に引き続きアカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート。観ながら賛否が分かれるだろうとは思った。
話自体は本当にひねりのないファンタジーものだ。千と千尋の世界観をもっと子供向けにしたような感じ。お母さんの下りが明かされるシーンがサラッと語られたのは少し拍子抜けした。だったら語らず最後まで想像に委ねてもよかったのに。
だがしかしこの作品の焦点はそこではなく、アニメーションの部分だ。リアリティを残しつつも2Dアートにしかできない表現が、作品のもつ神話感、アイルランドの空気感と調和して美しい画面を作り出す。ディズニーにもジブリにもないオリジナリティが、表現の世界に可能性を感じさせてくれる。だからストーリーはシンプルでいいのだ。その方が世界に入っていきやすい。そのバランス感覚が非常に優れているなと思った。ブレンダンよりも万人にオススメしやすい1本。
ザンネン
今日、河川敷での星空の下、開かれた上映会で鑑賞しました。
正直なところ最後迄観ましたけど苦行でした。
5分置きくらいにあと何分で終えるだろうと、
スマホを取り出しては時間を確認してました。
なぜこんなにも皆さんの評価が高いのか不思議です。
世界的な賞にノミネートされた事にも不思議です。
生きてる此の世での時間を90分強無駄にした様な気分です。
星空上映会と云う非日常的な素敵な場で無ければ途中退席してました。
風の谷のナウシカ、火垂るの墓が星5だとして、
大学や専門学校のアニメ科の卒業作品を星0.5とするなら、
この作品は星1.5
アマチュアが同好会仲間向けに作る作品としてなら星4とか5かもしれません(90分を超えるアニメーション制作には膨大な努力が必要だから努力賞的な評価として星4とか5)が、
一般公開作品としてならお金を払ってでも鑑賞したいとは思いません。
絵本の世界に夢中になったあの頃の感覚。
小さいときに読んだ絵本。
登場するこどもが大人の監視下から離れて体験していく冒険。
不思議な動物や不思議な出来事。
ぎょろっとした目の不気味なおばあさんや老魔女。
自分自身が絵本の中の世界に入っていくような、
自分の世界の延長でその世界を体験してわくわくどきどきするような、
そんな頃の気持ちを思い出しながら夢中になって観た。
静かで、不思議で、時々不気味で少し怖くて、でもとても美しいアニメーション作品だった。
個人的にはフクロウ(特に窓を壊そうとするシーン)とフクロウの魔女がほんと怖かった・・。
巨人が泣いて海ができた話、髪の長い妖精、海の描写、かわいいアザラシも印象的。
絵本の雰囲気
なのに、重い雰囲気が全体を包んでいる。
小さい子どもだと、この雰囲気に馴染めるかどうかが鑑賞の価値を変えると思う。
演出は日本のアニメのようにカットインや過剰なエフェクトは一切ない。
あとキャラクターが画面内でやけに小さく感じる。場面を歩く主人公たちはか弱い子どもであることを主張されてる感じ。
冒頭に話される昔話、巨人マクウェル?が悲しみに固まってしまったように、家族も皆が固まってしまっている。
母親を失った悲しみを様々な形で避けている。
ベンと父親、祖母などは見ていてイライラするほどだが、物語を終わりまで見続けさせる魅力があったと思う。
ラストが幸せの大盤振る舞いとはいかないがあれでよい。
今時のなぁなぁで済ますアニメよりは映画らしいと思う。
吹替しか選択出来なかったのが残念。
可愛らしいタッチの絵で、ゆっくりとしたリズムながら絵本のページをめ...
可愛らしいタッチの絵で、ゆっくりとしたリズムながら絵本のページをめくっていくわくわく感があり、お子さんはもちろん大人でも楽しめる作品です。
アイルランドの伝承が軸になっているそうですが、日本の昔話にもなんかこんな話あるよなぁ〜という不思議な感覚を覚えます(パクリとかそういうのではなく)。浦島太郎のようなかぐや姫のような天女の羽衣のような……
妖精と人間、あちらの世界とこちらの世界、対立しているようですぐそこにあるというのが面白いです。あとアザラシのデザインがすごくかわいい
夢を見ているみたいな
わかりやすいストーリーが音楽や映像の美しさ、キャラクターを引き立ててくれる。
神秘的で惚れ惚れしてしまう、夢を見ているような気分にひたれる。
きっとどんな世代が観てもそれぞれの楽しみ方があっておもしろいと思う。
地元で上映してくれてありがとうって感じ。
アザラシが可愛かった……
ファンタジーでありながら、それ故に本質的。
良いものを観たなぁという気持ち。
シンプルで美しく力強いメッセージ。
映像も音楽も全てが絡み合いプリミティブなエネルギーになって迫って来ます。
ファンタジーでありながら、それ故に本質を突いていると思います。
たからもののような
一つ一つのシーンに魔法がかけられているかのような素晴らしい映像美
別世界に誘う神秘的な歌声
なにより家族の愛の物語
出てくるもの全てが愛しい。みんなそれぞれの大切な人のことを想っているから。
絵本が動き出したような可愛らしさなのに、切り立った絶壁に打ち寄せる荒波や、そこかしこに散りばめられたケルトの紋様。アイルランドの美しさを存分に感じさせる作品です。
犬の名前がクーなのが個人的にたまらない…
全てが美しく愛おしい
ストーリーはシンプルですが、本質を捉えた深いメッセージを感じます。
神秘的で美しい映像と音楽。
弱くもたくましい登場人物。
久しぶりに涙が出る程優しい映画に出会えました。
何気に大人向け
とりあえず、絵が可愛らしい。
真の悪人も出てこないし、家族向けでもオッケーな作品ですが、内容を把握するなら大人向けかな〜。
と、いうのも、マカにしろ父・母・おばあちゃんにしろ、サブキャラ一人一人の感情を読みとることが出来る人にとっては、ものすごく愛おしい作品。
日本アニメ海外アニメとかのくくり関係なしに良い作品。
映像美、音楽美ともに満点ですね。
青色が多彩に彩られており、海の美しさがふんだんです。
涙もちょちょぎれるわ〜(笑)
すごくアイルランド
アイルランドの民話・音楽、ケルト紋様、どれか1つでも好きなら、見たほうがいい。
アイルランドの映画を調べていた時に、トムムーア監督の「ブレンダンとケルズの秘密」をネットで見つけたのが事の始まり。次回作のソングオブザシーが日本で見られると知り、EU映画祭に行きました。そして、あまりの美しさに大満足。けれどマイナー映画だから、もう見られることはないと思っていたら、翌夏に日本全国公開!
アイルランドの風景(特におばあちゃん家のシーンは)、アイルランドの民話(セルキーにアイルランドらしい妖精に)、が満載です。ケルト紋様も至るところに。音楽もすばらしい。妖精たちの奏でるにぎやかなドゥラマンの調べも母ブロナや妹シアーシャの歌う歌の調べも、この映画の魅力の1つ。悲しみと冒険と幸せと・・・ストーリーも魅力です。
見るたびに、涙が止まらない。
しばらくは海の底
作画は期待通り美しい、がそれだけではなく…ここちよい。不思議な感じ。これは慣れ親しんだ日本アニメのリズム。それとも逆か?気持ちよすぎて、少しウトウト。それもまたよし。暫くは陸にあがれそうにない。疲れた時には、またみたい。
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