ソング・オブ・ザ・シー 海のうたのレビュー・感想・評価
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子供と見てほしい
シアーシャ
見た目も話も最高
バランス感覚
トム・ムーア監督の第2作。前作に引き続きアカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート。観ながら賛否が分かれるだろうとは思った。
話自体は本当にひねりのないファンタジーものだ。千と千尋の世界観をもっと子供向けにしたような感じ。お母さんの下りが明かされるシーンがサラッと語られたのは少し拍子抜けした。だったら語らず最後まで想像に委ねてもよかったのに。
だがしかしこの作品の焦点はそこではなく、アニメーションの部分だ。リアリティを残しつつも2Dアートにしかできない表現が、作品のもつ神話感、アイルランドの空気感と調和して美しい画面を作り出す。ディズニーにもジブリにもないオリジナリティが、表現の世界に可能性を感じさせてくれる。だからストーリーはシンプルでいいのだ。その方が世界に入っていきやすい。そのバランス感覚が非常に優れているなと思った。ブレンダンよりも万人にオススメしやすい1本。
ザンネン
今日、河川敷での星空の下、開かれた上映会で鑑賞しました。
正直なところ最後迄観ましたけど苦行でした。
5分置きくらいにあと何分で終えるだろうと、
スマホを取り出しては時間を確認してました。
なぜこんなにも皆さんの評価が高いのか不思議です。
世界的な賞にノミネートされた事にも不思議です。
生きてる此の世での時間を90分強無駄にした様な気分です。
星空上映会と云う非日常的な素敵な場で無ければ途中退席してました。
風の谷のナウシカ、火垂るの墓が星5だとして、
大学や専門学校のアニメ科の卒業作品を星0.5とするなら、
この作品は星1.5
アマチュアが同好会仲間向けに作る作品としてなら星4とか5かもしれません(90分を超えるアニメーション制作には膨大な努力が必要だから努力賞的な評価として星4とか5)が、
一般公開作品としてならお金を払ってでも鑑賞したいとは思いません。
絵本の世界に夢中になったあの頃の感覚。
絵本の雰囲気
なのに、重い雰囲気が全体を包んでいる。
小さい子どもだと、この雰囲気に馴染めるかどうかが鑑賞の価値を変えると思う。
演出は日本のアニメのようにカットインや過剰なエフェクトは一切ない。
あとキャラクターが画面内でやけに小さく感じる。場面を歩く主人公たちはか弱い子どもであることを主張されてる感じ。
冒頭に話される昔話、巨人マクウェル?が悲しみに固まってしまったように、家族も皆が固まってしまっている。
母親を失った悲しみを様々な形で避けている。
ベンと父親、祖母などは見ていてイライラするほどだが、物語を終わりまで見続けさせる魅力があったと思う。
ラストが幸せの大盤振る舞いとはいかないがあれでよい。
今時のなぁなぁで済ますアニメよりは映画らしいと思う。
吹替しか選択出来なかったのが残念。
可愛らしいタッチの絵で、ゆっくりとしたリズムながら絵本のページをめ...
夢を見ているみたいな
ファンタジーでありながら、それ故に本質的。
たからもののような
何気に大人向け
すごくアイルランド
アイルランドの民話・音楽、ケルト紋様、どれか1つでも好きなら、見たほうがいい。
アイルランドの映画を調べていた時に、トムムーア監督の「ブレンダンとケルズの秘密」をネットで見つけたのが事の始まり。次回作のソングオブザシーが日本で見られると知り、EU映画祭に行きました。そして、あまりの美しさに大満足。けれどマイナー映画だから、もう見られることはないと思っていたら、翌夏に日本全国公開!
アイルランドの風景(特におばあちゃん家のシーンは)、アイルランドの民話(セルキーにアイルランドらしい妖精に)、が満載です。ケルト紋様も至るところに。音楽もすばらしい。妖精たちの奏でるにぎやかなドゥラマンの調べも母ブロナや妹シアーシャの歌う歌の調べも、この映画の魅力の1つ。悲しみと冒険と幸せと・・・ストーリーも魅力です。
見るたびに、涙が止まらない。
しばらくは海の底
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