何者のレビュー・感想・評価
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自分の頭の中にあるうちはなんでも傑作
という言葉が刺さった。SNS時代でたしかに個人ブランディングしやすく個で動きやすい世の中になったが、その代償に周りの目や一挙手一投足を気にし、人と比べることに大切な時間を浪費している人が増えている。
結局自分の信じる道を、行動あるのみで進むしかないのだけれど。
日本の新卒一括採用という、「就活」ではなく「就社」である悪しき習慣や、自分を誇張するデジタル別人格をするどく皮肉る朝井リョウの原作を、豪華なキャスト陣でテンポよく、新しくポップな演出で最後まで飽きさせないつくり。
自己実現ややりたいことの実現という人生において、「働く」ということを改めて見直せる良い作品。
就活生や進路変更を考えているタイミングの人たちにはぜひ観てほしい。
共感できると思うよ
主人公の拓人をみて、自分と実は一番近いかもって思って観ていた人はきっといるだろうし、多いのではないかなって思った。
密かな妬み、心から祝福できない自分、葛藤、人間不信、とにかく表面ではみんなとの関係は上手くいっているようで、実はすごくドロドロした嫌な部分があって。
実際に今の時代どこでもありそうな、身近な感じがして怖くなった。昔、自分も内定した時実はそう思われていたのかなとか、あー、あいつが内定した時モヤモヤした気持ちあったよなとか。重なる部分も多かったな。
最後の拓人が扉を開けて外に出るシーンは、ここから頑張っていけ!と背中を押してあげたくなるような、清々しい気持ちになった。
菅田将暉くんの歌唱力の高さにも驚いたけど。
予告編から気になっていただけあって、観てよかったなと思えた。
音響が凄くいい!
ずっと流れてるテーマ曲的なやつがとても良くて、中田ヤスタカさすがって思います。
映画の内容はリアルな就職活動のようで、現役大学生の私は将来が少し怖くなりました。
後半、演劇になって話が展開するところが主人公の脳内で起こっているという事が映画で分かりづらくて、少し混乱しました。私の理解力の問題かもしれませんが。
今時の就活
最近の就活はこんなんなんだな(困難なんだな?)
短い中に中身満載!
主人公の葛藤が・・・
実際かわいそうな人間
しかし、皆仮面をかぶっての就活なのは周知の事実
就活に向いているかどうかで決まるのは解せない
合った人に、頑張った人に人生を切り開くチャンスを与えい!!
佐藤と鬼ちゃんの仲良しを楽しむしかない
ダラダラしてテンポが悪すぎ。
音楽も良かったいまいち。
映像も汚い。
金返せレベル。
バクマン。が神レベルだっただけにガッカリ。
徒なりに座ってた子は携帯を6回以上開いてました。
そのままずっと携帯見てたけど気持ち分かるわ。
若者の気迫な人間関係を描きたかったのかな。
それにしても演出酷すぎる。
君の名は。の二回目を見れば良かった。
イマジンのいない野上良太郎
この映画を観る人は仮面ライダー電王を幼い頃に観た人か、その親世代が多いのではないだろうか。
イマジンって想像するということで、何者の主人公の拓人はかつて熱く関わっていた演劇部の先輩に「もっと想像力のある奴だと思っていた」と言われてしまう。想像力の先には相手への思いやりがあるのだけれど、拓人は自分の感性でひたすら相手を観察し、twitterでそれを呟いている。タチが悪いのは呟いた言葉が全世界に公開され、しかも本人が何度も読み返せてしまうこと。イマジン出来ない拓人は他者への思いに動かされることもないかわりに、自分も動くことが出来ない。
ラスト、彼はやっと動くことが出来るのだが、もちろんそれは他者の力があってこそ。私は電王を観ていた子供のいる世代なので、ラストカットで赤ん坊が初めて立ち上がった時に遭遇したかのような気持ちになり涙した。でも、若い電王世代の人がここで終わりなのかと思う気持ちは当然だと思う。
電王世代の人は10後にもう一度この映画を観てみたら良いとおもう。
ホラーではなく、「大丈夫だよ、バカだなあ」と人を励ます映画だとわかると思うから。
曲者
5人の若者のリアルを
就活とSNSを通じてえぐり出す話。
うわーこんなやついるわあーとか
うわー俺こんなとこあるわー気をつけよー
を楽しめる作品。
全員キャラがバラバラでくせがあって
全員に感情移入できる所があった気がする。
着飾ってものがはがされる、
隠してたものがばれてくる、
隠れた才能が発見できる
これが現代の就活!!
就活経験がある人は楽しめる、はず。
桐島といい朝井さんは
若者のちょっと恥ずかしい所とか
痛いところをいじくるのがお上手ですね。
たける太ってなかった?
岡田くん雰囲気めっちゃ最高。
菅田くんロックな歌声ナイス。
孝之物足りなかったでしょ。
ふみは安定のって感じ。
かすみ。
意外だった
朝井リョウ、中田ヤスタカと聞いて観に行こうかと決めたものの、スタンダードな就活(合同説明会行ったり、何社も長期間に渡って受けたり)というのをやってこなかった自分が果たして観に行っても楽しめるのかな?と思っていた。が、そんな不安を裏切って、楽しめた。特に後半。
演出とかカメラアングルとか、とにかく楽しかった
やっぱりつまらない映画だった、カメラずっと気になってて、気持ち悪か...
やっぱりつまらない映画だった、カメラずっと気になってて、気持ち悪かった。ツイーターでいろいろバカなこと書くのが流石かっこ悪いけど、やめられない。あと、エンドロールは編集見習いは先輩の名前があった、顔は知らないけど
見ごたえあった
たまたま、就活というシチュエーションで、よくふつうの人の内面が描かれてるな~と感心しながらみました。演劇としても、映画としても、演出もよかった。毒とビスケットの演出も面白そう。まぁなんでも、投げやりではなく、全身全霊打ち込んだことは体のなかに残るものですよね。そんなことを思いださせるいい映画だったなぁと感謝します。朝井リョウの今後が楽しみです。
評価わかれるだろうね
大学いったかとか、就活の経験があるかとかで評価わかれるだろうなって思った。
看護大学4年で就活を終えたばかりの私でさえ、感情移入が難しかったくらいだから。(そもそも看護師の就活はこんなに辛くないけど…)
けど、就活の話抜きにしても、現代の若者の、つながりとか醜さとかをうまく描いていて、観ていてドキッとする場面が多かった。
私も1日に何度もTwitterをみるから、Twitterに拘束されて、その人の本質を自分の目で見ることを忘れてしまった佐藤健が、自分のことのように感じて、なんかとても苦しかった。
社会にでたらTwitterはやめようって思ってるけど、本当にやめれるのかな?とか考えさせられた。
あと、印象的だったのが、タクシーの中で菅田くんが言った、「足が速いとか、料理が上手いみたいに、おれは就活がうまかっただけ」っていうセリフ。
最後の佐藤健の「一分間では話しきれません」っていうセリフからもわかるけど、たった一分じゃ無理なんだよ。
たった一分じゃ、たった140字じゃ、その人の本質は見抜けない。
だから今の日本は就活が得意な人が内定を決めれるのかな。
すごくいい映画だと思いました。
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