君の名は。のレビュー・感想・評価
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きらめく世界の余韻に浸る
テンポのいい映画。終わったら、一本の曲を聴くように、一本の映画を見てる。そんな感じ。
映像美はさることながら、その映像に極限にマッチした楽曲たちが、世界観をさらに飾り立てる。また、キャラクターたちも際立っていて、主人公2人のやり取りにクスっとさせられたり、かと思えば、胸を締め付けられるような思いにさせられたりと、終始振り回されっぱなしの飽きのない映画だったと思う。
鑑賞後は、なんだか世界がきらめいて見えて泣きそうになった。
追記:ぜひ「言の葉の庭」をチェックした後で見に行って欲しい。
鼓動メーターの振幅はタイタニック級!
大概の映画は、映画館で見終わった後、観てよかった理由をさがす自分がいます。
また殆どの作品は最後には感動し、時に涙するのも事実ですが、大半はそれまでが永く、退屈感でリダイアルすることもしばしば。
この作品では、小気味のいいテンポの導入部を過ぎると、徐々に切なさと歯痒さで胸が締め付けられ、彗星の軌道と共に鼓動か高まり、そこから一気に駆け上がったクライマックスのからだ一杯に広がる感動と安堵感で涙。続くエンドロールも普段は経験できない心地のよい放心状態で“もう少しだけ”この場を離れたくない衝動に駆られる程の感銘をうけました。
ジャンル、次元も違いますか、あのタイタニックの再観はレンタルまで待ちましたが、今回はピュアて一生懸命生きる若い二人に会うためもう一度(三回目)映画館へ行くつもりです。
かなり穿った見方ですが、この作品がこれだけ注目される理由は、言われている広告によるブームとか、若者の社会現象とかではなく、いいものはいい、ダメなものはダメという当たり前が当たり前でなくなっている“現在”に対するささやかな抵抗とまで考えさせてくれた作品です。
ほんーっとに綺麗
ちゃんと、閉じた。
ちょっとした懸念
明らかに震災の津波をメタファーにしてるように感じられて、それが自然への畏怖であり警鐘である、というのであればまだ理解はできるのだけど、なんとなく、あの出来事が表現の世界でディザスターのアイコンとして捉え始められてるのだと思うととても危なかしいものだと思うのです。
映画については、自分が好きなタイプではないから文句言わないようにして見ようと意気込んで行ったところ、意外と受け入れられた部分が多くあった、むしろ好印象という感じです。
個人的に、ラストはあの橋の上ですれ違うところで終わった方がスマートだったのでは?切なさ倍増、未来に希望を持てたのでは?と思っています。
アニメという手法が最適な作品ですね。次回作も見たいかもです。
セカイと俺たち
2回鑑賞して2回目の方が心を動かされるものがありました。
1回目は予告を見てある程度想像していたストーリーラインとは何もかも違う展開でそのスケールの大きさにただただ驚きを隠せませんでした。
男女の心が入れ替わるっていう擦られ倒したギミックを利用してこんなに世界を巻き込むか、という半ば強引ともとれるストーリーに自分は感動する暇もなかったというか。
しかし2回目では当然全てわかった状態で観ていたので改めて登場人物である彼らの心情に触れることができ、物語に入ることができたと思います。
サウンドトラックを担当したラッドの曲も合っていました。
というかラッドというバンドと『君の名は。』という作品には根底で相通ずるものが存在すると確信します。
だから彼らがこの作品に呼ばれたし、観る人によっては邪魔と思われても仕方がないタイミング、ボリュームで「歌」入りの曲がかかったんだと思います。
しかもセリフにガンガン被ってくるという。
ただ僕はこれがとても感動できるように思ったんです。
シーンによってはまるまる流れる曲もありますがなんというか、プロモーション的ないやらしさは一切なく作品上で今起きていることの一部として鳴っていると感じさせられます。
これは1回目から感じていたことですが、全編通して映像がたまらなく美しかった。
都会、田舎問わず目に映る光景の雄大さがアニメーションにするとこうも増幅するのかというくらい、これには本当に感嘆しました。
登場する女の子の描き方も良い。
全てに手を抜かない監督の志の高さに敬服します。
主人公の2人の声を担当した神木くんと上白石さんも素晴らしかった。
どこか突っ込みたい気もしないでもないですが、星5つ付けるのに文句はないです。
監督関連作も観ようと思います。
ちょっと舐めてました
美しい
鳥肌!
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