ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
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原点回帰!
長丁場のタランティーノ映画、一抹の不安はあった。退屈だったらどうしよう…しかしそんな心配は不要であった!
オープニングから70ミリ撮影を活かしたロングショットにモリコーネの音楽!(この曲がまたイカス!)冒頭から濃いキャラが全開。いつものダベリつつひとりひとりの人物の個性と関係性がわかってくるというタランティーノ節。
ツイストのある時間軸、ヒリヒリするような緊張感、そして予想外のタイミングで血みどろ炸裂という点で「レザボア」「パルプ」のテイストに近いなと感じた。
オールスターともいえる役者陣も豪華だが紅一点のジェニファー・ジェイソン・リーが凄い。怪演にも程がある!あの顔が脳裏に張り付いたよ。
サミュエル爺の説法あり、即物的な下品さもありーで万人受けするとは思えないが、そここそががタランティーノ映画の魅力であるでしょう。
極点、極限、究極
まあ、なんていうのかな~。
「極点」「極限」「究極」というのだろうか?
なにごとも過激さをモットーとしているタランティーノだけど、これはやりすぎじゃないのと思わせてくれる作品だ。「イングロリアル・バスターズ」はナチスドイツを、前作「ジャンゴ」ではアメリカのタブー黒人差別を隠れ蓑に好き勝手やってはいたんだけど。
今回は悪党ども。黒人賞金稼ぎだったり、女強盗だったり、首つり死刑執行人だったりする。こいつらまともな神経が皆無の極悪人ぞろい。
そこで繰り広げられるのはグロ・エロ・ナンセンス、アナーキーな世界。前の作品はグロテスクな表現でも、理由があった。敵は、嫌味なナチスの将校だったり、黒人を抑圧する傲慢な白人だったりしたんだけど、今度はどいつもこいつも感情移入できない連中なんだ。はじめにいい人はバッタバッタ殺されちゃうんだからね、まったく。
極悪人、残った8人のうち誰が生き残る?
はっきりいって、そんなことどうでもよくなってくる。
(となりで見ていたアベックの女の子なんか、頭を抱えて、目をつぶっていたからね。わかった?絶対にタランティーノの映画はカレカノジョとみたらいけないよ)かくいう僕もはやく終わらないかな、と思っていたクチです。3時間は長すぎでしょ。
でも、いまになってレビューを書いていると、あの黒人賞金稼ぎサミュエル・L・ジャクソンのぎょろりとした目ん玉が、真ん丸い鼻のアナが脳裏にこびりついてる。あの女極悪人ジェニファー・ジェイソン・リーの何人もの血を浴びた顔がクローズアップされてしまうんだ。ああ、イヤだ。
人が見たくないものを見せる。これもひとつのアートだろうとは思う。でもやっぱり好きじゃないんだよね。
(付足)アカデミー作曲賞をとったエンニオ・モリコーネの音楽はよかったですよ。
曲者八人
遊星からの物体Xリスペクト映画
嘘の反対とは?
どこかで観たシチュエーションの結末が‼︎
長くは感じない
タランティーノ最高傑作❗❗
最高!!!
超面白い!!
タランティーノ作品の中でも1.2を争う程、自分好み。
パルプフィクション以来の衝撃!!
脚本に妥協が感じられない。
もう、僕の中では恐らく今年ナンバー1作品でしょう。
最初から最後まで、ワクワクしっぱなしだった。
あの女の顔の状態の変化とか、サミュエルLジャクソンのカメラ目線の老人に向けたセリフとか、頭の吹っ飛ばし具合とか、リンカーンの手紙とか、銃声の低音の響きかたとか、馬車馬の走るスローモーションの描写とか、他にもたくさんの全てのタランティーノ節シーンのクオリティが高いというか、円熟味というか、完成度メチャ高いと思う。
パルプフィクションから二十数年を経て、ここに来てタランティーノの本当の意味での哲学と巨匠感を見せつけてくれた。
本当に面白い、ただそれだけの映画です。
良いとか、悪いとか、為になるとか、ならないとか、そういう事ではなく、僕には最高のエンターテイメントです。
なかなか、共感を得られないとはおもいますが。。。笑
タランティーノ万歳です!!!
タランティーノ復活
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