恋妻家宮本
劇場公開日 2017年1月28日
解説
「家政婦のミタ」「女王の教室」といった人気ドラマを多数手がけてきた脚本家・遊川和彦の映画監督デビュー作。重松清の小説「ファミレス」を遊川自ら大胆に脚色し、熟年離婚が当たり前になった現代で、子どもが独り立ちした後の夫婦がどのように向き合っていくのかを、コミカルかつハートフルに描いた。ひとり息子の正が結婚して一人立ちしたことで、2人きりになった陽平と美代子の宮本夫婦。2人は大学時代に大学生時代に出来ちゃった婚で結婚したため、50歳にして初めて夫婦ふたりきりでの生活を送ることになる。そんなある日、陽平は美代子が隠し持っていた離婚届を見つけてしまい……。中学校教師で優柔不断な夫・陽平を阿部寛、専業主婦として家庭を切り盛りしてきた、しっかり者の妻・美代子を天海祐希が演じた。
2017年製作/117分/G/日本
配給:東宝
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2022年7月17日
Androidアプリから投稿
夫婦で見ました
妻が離れていく中年男性が、メタファーに(ここでは生徒)より核心に触れていく構図で、最終的には夫婦でハッピーエンドでしたが、ある意味でドライブ・マイ・カーと大筋は似ているのかなと思いました。
こちらは完全にコメディタッチで月9ドラマを見せられている感じを受けましたね。
ただし単なるコメディではなく、端々に魅せる画角の上手さや、回想シーンに新幹線から見た夜景を重ねたシーンなど、監督の技量は凄いと思いました。映画らしさのお手本のようだなと思いました。
エンドロールも印象的でしたね。この曲は本当に素敵です。欲を言えばワンカットで行って欲しかったです。
ただ全体的に85点な映画でした。
主人公夫婦と、生徒の家庭問題が半々で同時進行で進みましたが、どちらかに思い切り振っても良かったかもしれません。
特に私の妻は、生徒側の話しを深くやって欲しかったようです。私もそう思いました。
あるいは料理関係を一切カットしても良かったかもしれません。
演技は、阿部寛スゴしです。少し禿げ始めた国語の先生として見えるから不思議です。モデル出身でしたよね。。。
家族とは、夫婦とは、考えると泣けてくる。
天海祐希と阿部寛が本当にいい演技をしている。
かなり感動してこのようなヒューマン映画があればまた見たい。
2022年6月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
正しい事より優しい事を優先する考えに激しく共感。お弁当のシーン泣けたな〜。
優柔不断だったり、自分の事が好きになれなかったり、嫌われないようふざけてみたり。
共感ポイントが盛り沢山でした。
2022年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
子供が家を出た後に夫婦二人になってからの期間は意外に長い。ベタベタする必要はないけれども、きちんとした信頼関係を持ち続けられれば良いなと思った。でも、やっぱりこの映画は夫婦別々に見たほうがいいかも。お互い相手がどんな感想をもったかがすごく気になるから。
それから「お父さん、お母さんと呼び合っていた場合にどうするか」については、いろいろと考えておいた方がいいと思いました(笑
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