ラバランチュラ 全員出動!
劇場公開日 2016年1月5日
解説
1980年代の大ヒットシリーズ「ポリスアカデミー」のメンバーが再集結し、巨大クモからロサンゼルスの街を守るべく立ち上がった人々の戦いをコミカルに描いたパニックアクション。20年前に主演映画が大ヒットしてスターの座に就いたものの、その後はパッとせず落ちぶれる一方の俳優コルトン。やっとのことでB級映画に出演させてもらうことになるが、過去の栄光が忘れられずスタッフと衝突してしまう。怒りのままに撮影現場を飛び出したコルトンがロサンゼルスのハイウェイを走っていると、大きな地響きと共にサンタモニカ山地の火山が大噴火する。さらに街中に火山弾が降り注ぎ、その中から溶岩を噴き出す巨大なクモが出現。慌てて周囲の人々を避難させようとするコルトンだったが、人々はこの異常事態を映画の撮影だと思い込んでしまう。監督は「ザ・コンヴェント」のマイク・メンデス。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品。
2015年製作/83分/アメリカ
原題:Lavalantula
配給:「ラバランチュラ 全員出動!」上映委員会
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2022年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2022年3月13日
映画 #ラバランチュラ #巨大グモだよ全員出動!(2016年)鑑賞
火を噴く毒グモって発想がいいよね。普通、クモの武器と言ったら、口から吐く糸のイメージだよね。まさか火を噴くとは思わないよね
主演が、スティーヴグッテンバーグってのも懐かしいよね。ポリス・ストーリーよかったな
2020年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
まともに見てはいけません。謎のモンスターにCGもチープ。これはかつての大ヒットコメディ「ポリスアカデミー」を懐かしむ為の作品なのだ。
スティーブ・グッテンバーグの変貌に唖然。あと2人も懐かし過ぎる。しかしねえ、この展開でいて欲しかったのは、拳銃乱射のタックルベリーなのでした。
もう一度見たいなあ「ポリスアカデミー」シリーズ。どこかの局でやってくれないかなあ。
BSテレ東吹替版鑑賞。
2020年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ロサンゼルスで火山が噴火、溶岩が地下に流れ込み、ここに住む巨大なマグマ蜘蛛が街を蹂躙する。
女王蜘蛛を倒せば、と昔のスーパーヒーロー俳優が頑張る。
笑える設定にお気軽なキャラ、つい見続けてしまった。
2020年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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荒唐無稽は百も承知、なにせ鮫が空から襲ってくるといったとんでも映画を送り出したケーブルTV、SyfyチャンネルのTV映画、同じ穴のムジナなのです。
今回のモンスターはなんと溶岩から湧いてきた火を噴く大蜘蛛軍団、どう考えても生物学の範疇では説明できませんね。蜘蛛と馬鹿にすることなかれ、映画のモンスターの歴史でみれば突然変異した昆虫、ミュータント物はレジェンドなのです、子供たちにしてみれば身近な存在だけに怖さを増しますし、CGなんてない時代、実物をアップで撮って誤魔化せるので打って付けのスターだったのです。
この明らかな嘘っぽさを娯楽作品に仕立てるに当たって違和感を和らげるのに頭をひねったのでしょう、SFコミック映画のヒーロー役者を主人公にしてファンやプロダクションの仲間たちが立ち向かうという、虚構の中に現実っぽい虚構をさらに築くと言った手の込んだプロット、スタートレックの役者を本物と誤認する「ギャラクシー・クエスト(1999)」と似ていますが上手な手法です。
パニックものでは家族の安否、救出は謂わばお約束ですから勿論忘れていませんし、シャークトルネード、インディジョーンズ、ポリスアカデミーのパロディも入れてサービス満点、退治に貢献する異端の学者も欠かせませんが博物館で出会うと言う、展示物との相乗効果、一石二鳥を果たしています。
べたべたしていた脇役もクライマックスに向けて整理するプロットは見事です、息子のガールフレンドがただの傷ではなく噛まれたと言う思わせぶり、案の定ゾンビものやエイリアンに通じる身体変化も見事、製作陣は観客心理を知り尽くしていますね。アイアンマンもどきのヒーロー”レッドロケット”を演じたコルトン(スティーブ・グッテンバーグ)も今は落ち目、なんと巨大ゴキブリと闘うB級映画と知らずにこき使われて怒り心頭、「そんな映画に出られるか、俺にだってプライドがある」と言いつつ本作を演じているのも笑えます、コメディ仕立てですがよくあるわざとらしい道化芝居は排除して糞まじめに徹している演出も好ましい。レッドロケットの衣装が出てきてもチープすぎてまさかの伏線だったとは、やられました、まさに低予算映画の金字塔、教科書のような映画でした。
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