ドクター・ストレンジのレビュー・感想・評価
全75件中、1~20件目を表示
傲慢の裏にある底力。
○作品全体
外科医であるストレンジは自他認める名医だ。その自尊心と確立した地位は冒頭のストレンジの仕草やまわりとの会話から伝わってくる。一方で、傲慢な振る舞いもある。ニックが患者の状態を見誤ってしまったときの言及の仕方、ドライブ中の姿がそれだった。
ただ、劇中でこの傲慢さは失敗しないために得たものとして描かれていて、ストレンジというキャラクターに奥行きを与えるものとして巧く描かれていた。そしてその傲慢という臆病を乗り越えて、ドルマムゥに打ち勝つ「延々と負け続ける時間」を作り出す…このストーリーが面白かった。
ストレンジの振る舞いが傲慢であればあるほど、負けたくないという気持ちの強さを感じさせる。そんなストレンジが傷を負って地位を事実上奪われ、敗北の痛みを十分に味わったはずなのに、それでも勝つために負けることをいとわない。エンシェント・ワンから「ひとのためにあれ」という忠言があったから、ドルマムゥ戦もその言葉に従ったようにも見えたけど、それ以上に自分自身の弱さの克服のようにも見えて、ストレンジの底力を感じるようなクライマックスだった。映像的な見栄えとしてはミラー次元での戦いのほうが派手だったけど、ストレンジの物語としてはこれで良い、と思えた。
○カメラワークとか
・エンシェント・ワンからの「ひとのためにあれ」の一言で背面に置いていたカメラを手前に持ってきて表情を写す。すっと動かすようなパンワークがかっこよかった。ストレンジが独りよがりの世界から抜け出して、ヒーローへの一歩を踏み出す瞬間。「ひとのため」という気持ち、ヒーローの資格を手に入れた瞬間というべきか。
○その他
・正直マーベル作品全体に言えることだけど、時間や死、現実世界を超えた世界や能力が出てくる割には現実的な空間が多いなあと思うのはよくばりすぎだろうか。ビル群が折りたたまれるとか、扉や柱がクルクル回るとか、ミラー次元の割には秩序がまだある感じがしてしまう。人の作るものだから当然…と言い切りたくないけど、そう思ってしまうよなあ。
・ドルマムゥ、古典的悪役感が強すぎて笑ってしまった。
映像も面白くない、豪華俳優陣も生かし切れていない。だがなぜこんなに楽しいのか。
マーヴェルの最新作。
正直、ヒーローものは「シビル・ウォー」「デッドプール」でげっぷが出るほど、ヒーローものなど、もうどうでもよいのだが、なにしろカンバーバッチである。
「沈黙 SILENCE」と迷ったが、家内の一声で、カンバーバッチである。
カンバーバッチとマーヴェルである。
今ではハリウッドいちの稼ぎ役者かもしれないが、落ちぶれたときのロバート・ダウニー・Jrの「アイアンマン」とは訳が違う。
それだけではない。
カンバーバッチとティルダ・スウィントンである。
カンバーバッチとレイチェル・マクアダムスである。
カンバーバッチとキウェテル・イジョフォーである。
カンバーバッチとマッツ・ミケルセンである。
「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」のダウニー.Jr、クリス・エヴァンス、スカ姉、チードル以上の豪華さであるし、いずれもカンバーバッチとの絡みが想像すると楽しくなる。
そして皆、アメリカ人ではない。みな異色、異色、とは言っているが、設定ではなく、このキャストでのマーヴェル、という意味では確かに異色だ。
だが、監督がスコット・デリクソンである。監督選びでは優秀なディズニー、マーヴェルのはずだが、「世界が静止する日」「NY心霊捜査官」の彼である。
果たしてどうか。
・
・
・
ドクター・ストレンジ
・
・
・
結論から言うと、、つまらないけど、面白い。という、なんともあまのじゃくな映画評ならではの感想になる。
欠点はある。大いにある。
1)ヒーロー誕生譚でこれほど退屈な語り口もそうそうない。
「スーパーマン」なり「バットマン」なり、第1作目は、彼が果たしてどのようにヒーローとなったのか、を描くために、ドラマが発生するものなのだが、本作にはそれがあまりにも魅力的でない。
わき見運転による交通事故でヒーロー誕生?
うーむ、やはり盛り上がらない。
2)ストーリーに魅力なし。展開も早すぎ。
ストレンジが魔術師になるまでの過程がまあ、これまでのヒーローものに比べて圧倒的につまらないため、ただでさえ、詰め込み気味の展開もその場その場の盛り上がり優先ゆえ、気分が乗っていかないのである。
3)豪華な俳優陣を活かせていない。
ティルダ・スウィントンの坊主なメンターは似合うが既に既視感のあるモノだし、レイチェル・マクアダムスもここ最近の活躍ぶりをみると、あまりに悲しいヒロイン役。。「それでも夜は明ける」「オデッセイ」であんなに魅力的だったキウェテル・イジョフォーもずいぶんショボイ。そしてマッツ・ミケルセンにいたっては、あんなに魅力的な目元を台無しにする余計なメイク。
そして
4)話題の映像がさっぱり面白くない。
「インセプション」を引き合いにするもの果たしてどうかと思うが、魔術が新しいだの、ポッタ好きなら、とかはどうでもよくて、単に
「なぜその絵なのか?」
ビルが曲がるCG絵はすごいかもしれないが、「なぜそうするのか?」が描かれていないため、それ以上楽しくはないのである。不思議な映像体験だが、物語上必然性のある画ではないので、途中で飽きるのである。
要するに、演出に問題あり。スコット・デリクソンの起用はマーヴェルらしくなく、失敗に終わっている。
しかし
だがしかし、カンバーバッチ。
「シャーロック」「イミテーション・ゲーム」の主人公のような、高慢で皮肉屋、だがどこか熱い。だが変人。
はっきり言って本作の序盤のキャラクター紹介は不要だ。
「ああ、はいはい、カンバーバッチだから。」
で、とりあえずいいのである。原作から離れてでも、彼が魔術師になる展開を変えたほうがよかったかと。
カンバーバッチの存在感だけでこの映画は成立するのである。
ストレンジの性格が傲慢で好きになれない
うーん、なんか思ったのと違った、ハードル上げすぎたかも。ストレンジが修行する辺りまでは面白かったが、それ以降はあまり楽しめなかった。
ストレンジの性格が傲慢で好きになれない。ウチに来た彼女を追い返すシーン酷すぎっしょ。終盤はだいぶ丸くなってマシになったけど...。
魔術で世界を守る話
ストレンジは医者だったが事故で手がボロボロになる。治すために魔術にたどり着き世界を守ることになった。
アガモットの目が強すぎ。基本、ストレンジだけで世界は救えた。
最後の方にソーが出てくる。
つまらん要素が多々
................................................................................................
傲慢な医者のカンバーチッチ(以下カンバ)が事故で手を動かせなくなる。
過去に同じような深刻な状態から奇跡の復活を遂げた患者がいて、
その人の話を参考ににネパールの女性魔術師に会いに行く。
魔術の類を信じないカンバだったが魔術師の力を目の当たりにして弟子入り。
そしてやがては魔術師を超えるような能力を身に着ける。
魔術師は実は禁断の闇の力を使っていて、弟子らは疑惑の目を向ける。
でもそれは世界のためだったことが判明。でも同時に魔術師死亡。
そして残ったメンバーらで敵ボスを倒す。
................................................................................................
劇場で見たんだけど、正直面白くなかったなあ。
私はこういう映画を「中世ヨーロッパ系」って呼んでる。
個人的にはつまらん映画の代名詞的存在である。
「中世ヨーロッパ系」の共通点って何なのか考えてみた。
・展開が遅い
・全体に画面が暗く登場人物の性格が全体に重い
・主人公が浮世離れしていて感情移入できない
本作の主人公は現代人だが、性格的に浮世離れしている。
目的も当初は自分の手を治すためで、それなら共感できるんだけど、
途中から正義のヒーローみたくなって、それでもう感情移入できんわけね。
他の味方メンバーも全員が浮世離れしてるから感情移入できない。
逆に敵の側は詳しく紹介されず全然憎めないってのも良くないかな。
あと女性魔術師が途中から田丸麻紀にしか見えんかったわ。
かつてフランス映画でもそういう人いたな。欧風の顔立ちなんかな。
なんでもありか
肉体的に最強なヒーローとは打って変わって、魔術的な戦いが繰り広げられる。と思ってたけど、意外に半分以上は肉弾戦でした。
ただ他のヒーローとは違い、周りのフィールドがぐちゃぐちゃになったり、不思議空間で戦ったりと今までとは違うテイストなので新鮮味がありました。
傲慢で自分優位な主人公というのも面白い。自業自得で交通事故を起こし、自分の医者人生が終わるという始まり方もなかなか他のヒーローと差別化されてる。
次第にヒーロー感が出てくるのも既定路線とはいえ見応えはありました。師匠の死に当たりながら変わっていく様もまあまあ描けてて良い。カンバーバッチのハマり具合も。
ただ今後を考えるとインフレが激しすぎて、敵があまりに巨大なのでどうなっていくかの心配はあり。どう考えても無限ループの技は強すぎるだろうし、時間逆行も強すぎる。時間停止とかはありがち無能力で、それでも強すぎるのに逆行は更なる無敵感がある。
なんでもありな戦いの爽快感はあれど、ここからスタートする戦いは果たして面白くなるのか?次回作に期待。
映画館で見たかった。
この作品で魅力に感じるのは、ビジュアルとスピリチュアル思想、ドクター・ストレンジのキャラの三点がある。
ビジュアルというかCGについては、上映当時はCMや話題でそのCG表現の凄さは知っていた。しかし、当時はハリウッド映画の商業性や、テーマはどうせ大味だろという気持ちから見るに至らなかった。しかし、今回DVDを借りてPC画面で見てみると、建物や地形がエッシャーのパズルやフラクタル図形のように展開していく、サイケデリック体験に似た迫力あるシーンは、でかいスクリーンで見るべきだったと後悔している。CGによる映像表現の描写で映画のランキングを作ればトップ10に入ると思う(他に思いつくのはアバターやマトリックス一作目、もののけ姫とかかな)。
スピリチュアル思想というのは、今作でCGで迫力ある描写がされているミラー次元とアストラル界である。視覚的に違和感なく表されているため、実際にもありそうだと思えるような描写を楽しめた。
ドクターストレンジのキャラの魅力というのは傲慢なところがあったドクターが交通事故で自分の腕の機能を失い、自分のアイデンティティを失ってからあがき、違う形で人を救う力を手に入れるという過程が描かれているからである。最後も震える手で壊れた腕時計を大事そうに抱えている描写からも、彼が力を自分の欲のためには使わないことが伺える。
その他の印象としては、ティルダ・スウィントン演じるエンシェント・ワンがスキンヘッドでも綺麗だという事が一つ。ではあるのだが、今回今作を見る直前に聞いた話では、原作ではエンシェント・ワンはチベット僧であり、白人女性に変えた理由は中国上映がされなくなるのを危惧してとの事らしく、その点はマイナスではある。
これぞ「センス・オブ・ワンダー」!!! …でもつまんねぇー!🌀
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU 」シリーズの第14作にして、元外科医の魔術師ドクター・ストレンジの活躍を描く『ドクター・ストレンジ』シリーズの第1作。
不慮の事故により両腕の自由を失った天才外科医スティーヴン・ストレンジ。腕を元に戻すためネパールにあるカマー・タージという寺院で修行することになるのだが、やがて世界を守る為の戦いに巻き込まれてゆく…。
原作/製作総指揮はスタン・リー。
○キャスト
ソー…クリス・ヘムズワース。
主人公スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジを演じるのは『ホビット』シリーズや『イミテーション・ゲーム』の、名優ベネディクト・カンバーバッチ,CBE。
スティーヴンの元恋人である救急救命医、クリスティーン・パーマーを演じるのは『きみに読む物語』『アバウト・タイム 愛おしい時間について』のレイチェル・マクアダムス。
闇の魔術師カエシリウスを演じるのは『007/カジノ・ロワイヤル』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の、名優マッツ・ミケルセン。
スティーヴンのメンターである至高の魔術師、エンシェント・ワンを演じたのは『ナルニア国物語』シリーズや『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の、レジェンド女優ティルダ・スウィントン。
製作はケヴィン・ファイギ。
1968年、ビートルズはメディテーションの修行のためインドへと旅立った。その結果、「ホワイト・アルバム」という歴史的名盤が生まれたことは周知の事実である。
遡ること5年、マーベルコミックスのスタン・リー&スティーヴ・ディッコの黄金コンビはチベットで修行をする魔術師という珍妙なヒーローを生み出している。そのスーパーヒーローこそが「ドクター・ストレンジ」である! …まぁ、映画を観るまで全然知らなかったんだけど😅
要するに60年代のヒッピー・ムーブメントの時代、インドやらチベットやらの南アジア的ヨーガ哲学は欧米におけるトレンドだったわけです。
ヒッピー・ムーブメントを代表するサイケデリックな雰囲気は、映画中ふんだんに組み込まれている。
初めてスティーヴンがトリップする場面、あの超越的な表現は完璧でしたね!🤩
スティーヴン同様、観客もあの場面で一気に非現実的な空間へとトリップすることが出来たと思います。
指から生える手が気持ち悪かった〜🤢
映画全体のタッチはシリアスなのかコメディなのかよくわからない感じ。普通の映画なら中途半端な作風だな、と思ってしまうところですが、本作ではむしろプラス。
「一体何を見させられているんだ…?」感こそが『ドクター・ストレンジ』の魅力なんだと思います。
特に中盤での幽体離脱バトルが最高!本体への電気ショックでパワーアップというのはなかなかバカっぽい🤣
今まで馬鹿馬鹿しかったのに、バトル終了直後にシリアス展開に戻るところとか、本当に狂っていると思いました。
クライマックスでのドルマムゥとのやり取りも良かったですね。おそらくMCU史上最強の敵だったと思うのだが、斜め上の戦法であしらってしまう。真っ向勝負しないというのも『ドクター・ストレンジ』らしい奇の衒い方だと感じました。
あの場面、「ジョジョ」の読者なら間違いなく「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」を思い浮かべたはず。「GER」は敵を殺し続けるというものでしたが、ドクター・ストレンジは自分が死に続けるという逆転の発想。しかし特定の時空間に閉じ込めるという点では両者とも同じであるということは目から鱗でした。
その直前には「ザ・ワールド」が発動してたし、もしかして監督ジョジョファン?
余談ですが、この間ノーラン監督の『テネット』(2020)を観まして、逆行時間の中での戦いの描写に関心したんですが、本作ですでに逆行の戦いは行われていたんですね。『テネット』発の演出じゃなかったんだ。
ちょこっとしか出てきませんが、本作の方が逆行描写は面白かった!
ぐるんぐるん回転して組み変わる街という描写もセンス・オブ・ワンダー!
この街の描写もそうですが、何度死んでも蘇る展開とか、ちょっとテレビゲームぽいんですよね全体的に。特殊能力のあるブーツとか魔法を使える指輪とか凄くアクションゲームっぽい。
同じディズニー繋がりで「キングダム ハーツ」シリーズを思い出しました。キャラの服装もなんとなく「KH」っぽいし(黒いフードというだけだけど…)、マップのギミックがスクエニっぽいと思ったのは自分だけかな?
ディズニーといえば、ドクターの装備しているマントが可愛いかった💕完全に『アラジン』(1992)の魔法のじゅうたんでしたね!涙を拭いてくれるマント、自分も欲しい🤣
とまぁ、要所要所には良いポイントもあるんです。…が、全体的には非常につまらなかった。シリーズ通しても最低レベル。
まず、主人公のスティーヴンに魅力がない。
大金持ちの自信家、性格が悪い、天才的頭脳の持ち主、ヒゲ、強烈なエゴの持ち主…ってあれ、こいつトニーじゃね?
そうこのドクター・ストレンジさん、トニー・スタークとキャラが被りまくってるんですよね。シリーズを観続けているものとしてはやっぱりトニーに愛着が湧いているので、どうしてもスティーヴンのことを劣化版トニー・スタークという目で見てしまう。
スティーヴンの唯一無二の個性としては「魔術」がある訳ですが、はっきり言ってMCU 」世界の科学はほぼ魔法レベルなので、スティーヴンの個性が活きない。
彼にしか出来ない技として時間操作があるわけだが、この能力はあまりに便利すぎ。これがあればなんでありじゃん。時間を操れば自分の障害も取り除けるのでは?
時間操作はタイム・パラドックスがどうのタイム・ループがどうので超危険だから使っちゃダメ!とは言われるんだけど、使用後のスティーヴンにデメリットが現れていないから、本当に危険なのかわからない。
この辺の描写は雑だと思う。
全体の話運びも、これまで何度も見てきたような展開で全く真新しさがない。
特にヴィランであるカエシリウスのキャラ的つまらなさがヤバい。魅力が1㎜もない。せっかくマッツ・ミケルセンというレジェンドを使っているのに…😢
あと、やっぱり気になるのはエンシェント・ワン。
このキャラクター自体は良い。ティルダ・スウィントンは坊主頭でも美しかったし✨
でも、原作からわざわざ人種も性別も変えちゃうのは批判が出ても仕方ないでしょ。
チベット→ネパールに設定変更したのは、撮影の関係で仕方なかったかもしれない(まさか中国に配慮したなんてことはないよねぇ…)。
でも、エンシェント・ワンの設定を変えちゃうのは物語上の必然性がない…。
ホワイトウォッシュがどうこう言いたくないけど、南アジア系や東アジア系にだって良い役者はいっぱいいますよ。
ネパールが舞台なのに、メインキャストにアジア人が少ないのはやっぱり気になっちゃうよ(ネパールなのにみんな英語ペラペラなのは100歩譲って許す🤨)。
大体、「禁書」とか「アガモットの目」の管理が杜撰すぎるんだよー。世界の危機を守っている自覚があるのか?
前作『シビル・ウォー』(2016)と前々作『アントマン』(2015)が良かっただけに、本作のつまらなさが際だってしまった。
映像は素晴らしかったので映画館の大画面で鑑賞していればおそらくもっと評価は上がったと思うけど、家のTVで観てしまったのでこのくらいが妥当かな…。
VODで観たので
劇場で観てたらまた違ったかもしれないけど、映像は凄いんだろうなぁという感じで、でもいまいちのれないなぁと思ったのは、現実世界から精神世界へ行くのが、理屈ではないんだろうけど、それにしても、本を読んだり修業をしたりで習得出来るものには見えないし、扉を開けるとロンドンだったりするのも、どこまで現実世界と繋がっていて影響を及ぼすものなのかみたいなこともよく分からなかったし、怪我をして何度も病院へ運び込まれるのも、ギャグなのかもしれないけど混乱した。ホグワーツくらい、人間界と魔法使いの世界が別れていてくれた方が分かりやすい。現実世界と共にあるものとしての精神世界なのだったら、もう少し、その世界感の中でのルールでもいいから作ってくれた方が分かりやすい。呪文を渡されたと思ったらWi-fiパスだったというとこも、面白いけど、窓の外は現実世界、というのが納得しづらい。主人公が、医者として活躍していたところから、事故を起こし手が動かなくなって・・・という最初の場面がとても現実感のある感じで描かれているので、そこからカター・マージでの生活となるところで、どうしても地続きと思えず、もやもやしてしまう。
魔術
天才外科医が事故って魔術師になるお話。
もう少し人間的な成長を描いてほしかった。
魔術の戦闘はとにかくスゴい。
マントがいい味出してる。
体を治し魔術師をやめて元の生活に戻るか、
治さずに魔術師になりヒーローとして生きていくか…
・事故の原因はヒドラ?
・タイムストーン登場
・ラスボスのドルマムゥは主役が演じている
エンドロール後
ストレンジが成長しソーと会話
兄弟子のモルドが敵役に
空間・時間を駆使した魔法バトル!
映画館含めて何回も見てます。やっぱりベネディクト・カンバーバッチ、いいですね。
魔法エフェクトを駆使した戦いが他にはなくて面白かった。特に、エンシェントワンの扇状の武器で戦うスタイルは、僧侶的な見た目と相まって華があった。空間を歪めての戦いは漠然とスゴいと思ったけど、細かいところで何が起こっているかが分かりづらかったかな。あと、インセプションっぽかった。そして、一番良かったのは、ラストの香港〜暗黒世界のシーン!時間という概念をフルに使った展開はかなり良かった。特に、周囲の時間を戻しつつ、自分たちやゼロッツの時間だけ進めるという戦い方は、斬新でおもしろかった!
本格的に戦うシーンがなかなか出てこなかったのが少し残念だったけど、スティーブンが傲慢な人間から徐々に変わっていく展開に時間をかけるのは良かったかなと。
マーベルっぽいコミカルなシーンもたくさんあって楽しかった。浮遊マントは頼れる子犬みたいな感じで可愛かった(笑)
スター・ウォーズ的な設定がチラ見えしたのは許容範囲でしょう。
次作はホラーテイスト(?)と発表されてますが、本作の感じが好きなだけにちょっと複雑な心境です・・。
「上から目線の天才外科医。彼を目覚めさせたのは、魔術」
原題
Doctor Strange
感想
マーベルシリーズ14作品目。
周りが面白いと言ってたんですが私には合わなかったです。
面白いし映像美は魔術ということもあり素晴らしかったです。
でもただ一つ言えることは盛り上がりに欠けます。
ちょっとコミカルなところは良かったです。
ソーとロキがオーディンを探しにストレンジの元に訪れます。それはマイティ・ソーシリーズの続編への伏線でしょう。
モルドがやる事はドクター・ストレンジシリーズの続編への伏線になるのでしょうか?
ちょっとですがアベンジャーズタワーが出ます。
次はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスを見ます。
※ドルマムゥ、取引に来た ドルマムゥ、ドルマムゥ、ドルマムゥ
初心者魔法使いなのに
こんな大事件を解決しなきゃいけないなんて大変ですね
しかも解決方法がまた大変な感じ
地球を悪い魔法的な敵から守っていた師匠
しかし人を見る目がないので弟子から敵を続々と生んでます
頭の硬い弟子が師匠の秘密とドクターストレンジの戦い方の合わせ技でグレましたよ
傲慢外科医、魔術を習得しヒーローになる。
マーベル・シネマティック・ユニバース第14作。
「ドクター・ストレンジ」シリーズ第1作。
コミックは未読です。
自動車事故により両腕を負傷し、天才的な手術スキルを奪われた傲慢な性格の外科医スティーブン・ストレンジが、治療の一環で訪れた地で魔法の力を習得し、世界を滅ぼそうと企む悪の魔術師と対決する様が描かれました。
マーベル・コミックスの中でも異色のヒーローですが、オリジン・ストーリーなので、物語的な新鮮味は皆無…
しかし、圧倒的映像マジックに圧倒されっぱなしでした!
「インセプション」とよく比較されていましたが、個人的にはそれを遥かに凌駕する映像体験だと思いました。
街が天地無用の異空間に姿を変え、幾何学的に変形していく建物と、ワープを繰り返して場面展開する目まぐるしさ…
魔法がテーマなだけに、映像表現の常識を覆すシーンのオンパレードで、スクリーンに釘づけになりました。
※鑑賞記録
2019/05/17:金曜ロードSHOW!
※修正(2022/04/13)
異国情緒漂うアメコミ
やはりネパールとか香港を舞台にしているため、他のMCUシリーズとかと違いオリエンタルな雰囲気が漂います。西洋の人がイメージする、ネパールとか、隠された神秘的な東洋ってこんな感じなのでしょう。私もこんなイメージあります。お寺、修行、出家みたいな。
ストレンジ先生は、自分に自信ありすぎて高慢な所とか、友達いなさそうな所とか、トニーと似てますね。トニーは絶対本とか電子書籍にしろとか言い出しそうです。
手術シーンを挟むことによって、これが現代を舞台にしている事を観客に思い出させます。ネパールでのWi-Fiパスワードのシーンも同様です。最先端科学と神秘性な魔術。その対比が面白いと感じました。
ストレンジ先生は決断するの早いですが、モルドはダークサイドに落ちるのもっと早すぎです。敬愛していた師匠に失望したからでしょうか。別に裏切ってはないのですが、彼にとっては裏切られたも当然なんだろうなぁ。親の心子知らず。ちょっと違うかも知れませんが。全く別の道をあゆみはじめた二人の次回作に期待します。
面白かった!
いやー、やっぱりマーベル作品は面白い!
今回のキャラクターは初登場なので誕生と紹介譚になっており、初心者にも分かりやすい
ストレンジという傲慢なキャラクターでもそこまで鼻につくことなく観られたし、魔術を習得していくなかで世界観も紹介され大変面白い。
バトルも魔術を交えたものもありつつ、肉弾戦もあり、また今回のバトルは空間が入り乱れていたり時間が巻き戻る中での戦いなどシチュエーションも魔術の世界観で見応えあり。
マーベル作品とのコラボレーションももちろん健在!タワー出てきたし、5つめのストーン出てきましたね!またエンドロール途中のソーとのやり取りもニヤリとさせる!
ストレンジがマントに見初められ羽織った姿で宙に浮く姿は痺れた!
マーベル作品の安定さ、面白さ、そして今後がより楽しみになった作品!
他の人のレビューから
ヒロインも魅力的で、なんとも言えない大人の恋愛感みたいになのも良かった!
あと笑える場面もあったので良かった!
少し見返して
ラスボスの何度も負けてでもドルマムゥを止めるという覚悟はかっこ良かったなと!
ドクターということで人を殺すのに躊躇うのもにもドクターとしての覚悟も感じる。
アベンジャーズにもモチロン登場するのだが、どんな活躍をしてくれるのか非常に楽しみになる。
改めて思いました。
全75件中、1~20件目を表示