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映画「クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴」 クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴
解説
2013年にアメリカで発覚した拉致監禁事件の実話をもとに描いたサスペンススリラー。オハイオ州クリーブランドの田舎町。学歴も仕事もないシングルマザーのミシェルは、幼い息子ジョーイに大怪我を負わせてしまい、行政の保護下におかれることに。ある日、ジョーイの今後に関わる大切な審査に遅れそうになったミシェルは、偶然出会った顔見知りの男カストロに送ってもらうことになるが、そのままカストロの自宅へ連れて行かれ監禁されてしまう。カストロはミシェルに続いてアマンダとジーナも拉致。3人の女性たちは、10年以上にもわたって自由を奪われ悲惨な日々を送ることになる。テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のレイモンド・クルツが犯人カストロ役を熱演。
2015年製作/87分/アメリカ
原題:Cleveland Abduction
スタッフ・キャスト
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2019年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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日本でも新潟県で10年間にわたる監禁事件があったことを覚えているけど、このアメリカの事件はさらに上を行っていた。シングルマザーの21歳になるミシェル・ナイト(タリン・マニング)が知り合いの父親アリエル・カストロ(レイモンド・クルツ)の車に乗せてもらうが、子犬をあげると言われ、自宅へと監禁されることになった。ミシェルというのが大人しい性格で高校も中退する憂き目に遭うが、幼い息子を行政の保護下に置かれたのも別れた夫に虐待されてのこと。監禁されてからも妊娠させられたうえに、暴力を受け流産させられる酷い仕打ちを受けるほど、悲運が続く。
監禁事件といえば、陰湿で暗いタイプの犯人を思い浮かべるが、スクールバスの運転手をしている犯人アリエルはバンドも組んでるし、実の娘たちも訪問するし、ゴミ屋敷に近い家ではあるが、誰かが監禁されてるとは思えない。これだからずっと見つからなかったのだろうけど、異常なのは9ヵ月経ってから、さらに一人の女の子アマンダが拉致監禁される。しばらくするとジーナという女の子も連れてこられる。合計3人!
性的虐待、暴力は当然のことながらあったが、TVMなのであまりにも酷いシーンは描かれていなかった。むしろ、監禁生活も慣れてくると、鎖に繋がれてはいるが普通の家族のように過ごすこともあったようだ。そして、アマンダが妊娠、出産・・・
10数年経って事件も発覚するが、アマンダの母親は捜索の集いなどの心労がたたって亡くなってしまう。ジーナ、アマンダは家族も心配してくれていたのだが、ミシェルだけは誰も心配してくれなかった上に、息子は養子縁組で幸せな暮らしをしていて、育ての親も会わせようとしなかった。監禁の辛さ、悲しさよりも、助かってからの方が泣けてくる。ミシェルの「死刑なんかじゃ足りない!」という言葉もぐさりと胸をつく。終身刑と禁固1000年の刑を言い渡された事実もその後の自殺によって虚しくさせられる・・・
2016年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、CS/BS/ケーブル
たまたまやってたから見てしまったけど、こんな悲しい話は見たく無い。こんな映画を見て、模倣犯が出ないように祈る。
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