悪のクロニクル

解説

自ら犯した殺人事件を隠蔽したことがきっかけで罠にはまっていく刑事の運命を描いた韓国製サスペンス。名誉ある賞を受賞され昇進を目前にした敏腕刑事チェ班長は、同僚たちとの会食の後、帰宅途中のタクシーの運転手にナイフで襲われる。乱闘の末に運転手を殺してしまったチェは昇進への影響を恐れ、証拠を隠滅してその場を後にする。ところが翌朝、チェが殺した運転手の死体が、警察署の目の前にある工事現場のクレーンに吊るされた状態で発見される。チェは事実を隠し通すべく奔走するが、不可解な出来事が続発し次第に追いつめられていく。主人公の刑事チェ役に、「シークレット・ミッション」のソン・ヒョンジュ。「TUBE チューブ」のペク・ウナクが監督・脚本を手がけた。

2015年製作/102分/韓国
原題または英題:The Chronicles of Evil

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5韓国映画らしい脚本。

2024年6月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

パク・ソジュンやマ・ドンソクの若かりし頃のサスペンス映画で最後のひとひねりはよかったが重く考えさせられた作品でした。

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あさやん

3.0強引すぎでは

2023年11月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

前半はわりと引き込まれて観てたけど、途中から興醒め。
オチがそれなら、場面場面でドンギュの悩んでる姿はどうにもおかしい。
意外性は良いけど、繋がりが感じられない雑な内容だと思った。
評価:3.0

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bigsuke

4.0【”僕みたいな者でも生きる資格はありますか・・。”韓国(だけではない)の警察の殺人者捏造に対する強烈なアンチテーゼを示した哀しき作品。哀しきストーリーテリングが絶妙です。】

2023年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■名誉ある大統領賞を授与され、昇進を控える敏腕刑事のチェ班長(ソン・ヒョンジュ)。
 同僚たちによる祝宴の帰り、タクシーの運転手に襲われたチェは、乱闘の末に誤って運転手を殺してしまう。
 昇進に影響することを恐れたチェは、証拠を隠滅し、その場を立ち去る。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・何で、韓国のサスペンス映画は、脚本が優れているのかと改めて思う作品である。
ー ハリウッドのブラック・リストでもあるのかな。-

・序盤の”お父さんが大量虐殺した殺人犯として連行される雨の中の男の子が立ち尽くすシーンとナレーション”そして、ソン・ヒョンジュ演じるチェ班長が、窮地に陥って行く様から観る側は、完全に騙される。

・追い詰められたチェ班長を尊敬し、案じる新米刑事チャ・ドンジュ(パク・ソジュン)。
ー 彼が見つけたチェ班長を襲い、逆に返り討ちになったタクシー運転手のタクシーの中に落ちていたお祝いのネクタイピン。チャ・ドンジュはそれを、自らの懐に収めるのである。-

<父が、非道な扱いを受けながら幼きチャ・ドンジュを育てていた様。だが、息子はその様を見て父を想い行ってしまった事。
 その一連の殺人事件を、キチンと調べずにチャ・ドンジュの父を死刑にした警察への復讐が始まるのである。
 だが、幼きチャ・ドンジュに優しき言葉を掛けてくれた若きチェ班長の姿と、冒頭では描かれなかった幼きチャ・ドンジュに心配して飛びつく男の子。
 このシーンだけで、この作品の全体構成が氷解するのである。
 見事な作品であると思います。>

■今作後のパク・ソジュンの活躍は書くまでもない。それ程、見事な演技でありました。

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NOBU

4.0テンポの良いサスペンス

2022年10月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

パク・ソジュン見たくて選んだら、韓国では大ヒットしたらしい今作品。
確かに、テンポがよく、話も面白い。
大体、警察を題材にしたお話って面白いなんてことはよくあるんですけどね。

物語は、12人を殺害した容疑で警察にしょっ引かれる父親と、泣きながら警察官にすがる男の子のシーンから。後々、このお話のキーになってくる。

チェ課長(ソン・ヒョンジュ)は、大統領賞を受賞し、エリート街道まっしぐら。
そんなチェ課長を慕う、オ刑事とドンジェ。
そう!
この部下二人がなんと、ベテランのオ刑事をマ・ドンソクが。若手の刑事のドンジェはパク・ソジュンが演じてます。えーっ!豪華!ソジュンだけ目当てにしてたの、マ・ドンソクまで出てるなんて、ラッキー!と盛り上がる。

チェ課長の事件を軸にどんどんお話は進みます。一体どうなるー?と思いながらも、豪華俳優陣が二人も出てて、この二人がなんも絡んでないわけ無いやん。と思ってみてしまう私。案の定で、なんだか嬉しい(笑)

それでも、最後の最後はまさかそんな風になるとはね、、、あっと、驚かされたエンディングでした。

一つの罪を隠すために、新しい嘘をつく。

これ日頃から子供によく言ってることですが、ろくなことはない。なので、これを権力者がやるとほんとに質が悪い!

ドンソクさんとソジュンの取っ組み合うシーンはなかなかいいです。

ラストはそれにしても、やっぱりそれしかないのかなーと、悲しいです。人を恨んで生きている人は恨むことで生きていられるのだとおもうと、それもやっぱり悲しい。

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M hobby