劇場公開日 2016年1月23日

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サウルの息子のレビュー・感想・評価

全116件中、41~60件目を表示

3.5訴えかける映画

2016年11月17日
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重厚すぎる戦争の負の遺産的映画。 カメラの撮り方が独特で最初は少し見にくいかも。

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スケベニンゲン

4.0よかった

2016年11月13日
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鑑賞方法:映画館

途中まで(最後まで?)息子との関係がよくわからなかった。 でも当時の悲惨さは充分伝わる。

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うんこたれぞう

3.0ゲーム実況のような映像体験

2016年10月30日
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ゾンダーコマンドーを扱った映画。映像は終始近視眼的で、その窮屈・不自由・断片的な映像体験は、さながらゲーム実況を観ているよう。運命に行動を制限される中で、サウルの心が自由になった一瞬が、息子の体を拭いているシーンだったように思える。

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もりめろん

2.5トンネルのような映画

2016年10月3日
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主人公にしかピントの合わない映像は、 回りの出来事に対して感覚が麻痺しているような主人公達を表しているようにも思える。 ただ、ぼやけていてよかった。 とても人間の所業とは思えない映像を見なくてはいけないから。 この映像と、終始聞こえるひそひそ声は なんだか気味が悪く なかなかすごい演出。 何かに執着してやり遂げないと 自分の気持ちを持っていられない、 そんな世界であることが 映像とひそひそ声で分かった。 自分の命が掛かってたら、人の迷惑なんて関係ないでしょう?

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son

3.5おも。

2016年9月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

全編ただただ主役のアップ越しに起こる展開は斬新に感じた。歴史を深く知ればもっと趣があるのだろう。 大画面に耐え得る風貌を持つ俳優と言うのは貴重だ。

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sakahiro

3.0ただただアウシュビッツ酔いが凄い。

2016年9月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

異様にピントの浅い準POV的な映像の効果だろう。確かに一見の価値はある。ただぼくには、人間の尊厳を描いた感動作には見えなかった。読解力が足りないんだろうけど、戸惑いが勝ってしまって感動どころじゃなかった。 ガス室の死体の山の中で生き残っている少年を見つけた瞬間、ゾンダーコマンドの隊員として同胞の死を大量生産してきたサウルに奇妙な執着が生まれる。確かに、なんらかの人間的な感情や意思のようなものをとり戻したように見える。ここまでは、わかる。 問題はその先だ。結局、少年はすぐに殺されて解剖に回される。解剖を命じられた医師も、サウルと同じ強制労働者だ。そんな医師のギリギリの好意を裏切って、サウルは死体を盗む。そこからのサウルの埋葬に対する執着がどうにもよくわからない。 たとえば、埋葬のために最初に探し当てた背教者の元ラビなんて、サウルに騒ぎを起されたせいで処刑されてしまう。それでもサウルはすぐに次のラビ候補を探し始める。彼は自分のことやそこにいる仲間たちのことは、もう諦めてしまっているように見える。 けれども、サウルの周囲にはまだ諦めていない人たちもいる。彼らはレジスタンスを組織して脱出を計画したり、写真や文書で密かに記録を残したりしている。サウルはそんな同胞たちの作戦行動さえ利用し、台無しにしながら<いないはずの息子>の埋葬に執着し続ける。 同胞たちの意思、希望、命すら顧みないサウルの内面をどう斟酌すればいいのか。「少年を正しく埋葬する」という一点のみに注目して、それこそがユダヤ人としての最後の希望であり、人間としてギリギリの尊厳だった…と考えて感動することはぼくにはできなかった。

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lylyco

1.5意味も良さも理解も出来ない

2016年8月26日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

それは自分に映画を観る頭が悪いからなのか?あまりにも知識が無さ過ぎるからなのか!? 埋葬に拘る理由も解らないしゾンダーコマンド、自由に行動し過ぎだし緊迫感が伝わらず主人公にイライラしてしまう。 あんな状況で精神的に壊れたとしても反乱革命を起こそうと戦う連中に迷惑掛けてなど主人公に感情移入も出来なかった。

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万年 東一

2.5サウル

2016年8月23日
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基本的にサウルを追いかけるようかカメラワークで撮影される。 周りもぼやけてる、慣れると世界に引き込まれる。 ガス室で息をしていた子供はほんとうにサウルの息子だったのか、、、 あんなに必死に埋葬をしようとしていたのに、川であんなに容易に見捨ててしまうんだろうかと思った。 私にはサウルの精神状態がわかるわけもないので、そんなものなのかもしれない。

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ふみっち

2.0文化が違うから

2016年8月21日
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それほどまでに埋葬したいものなのかな。自分の命にかえてまで。 よく分からない場面が少しあった

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アラキ

3.5サウルのやり残したこと。

2016年8月14日
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鑑賞方法:VOD

難しい

知的

悲しい

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せんだい

3.5重い映画

2016年8月13日
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鑑賞方法:DVD/BD
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マルボロメンソール

4.0忌わしき歴史と体験型の新感覚の融合

2016年8月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

好き嫌いは分かれる作品だと思う。 主人公の主観的目線でのみ描かれるワンシーンワンカット、キャメラは彼一人をしつこいくらいグルグル追い続け、音楽もエンドクレジットのみ。 ユダヤ人捕虜の死体を処理し、焼却した大量の灰を川へ捨てる作業を繰り返しながら、自分の息子だけはキチンと人として埋葬したいと過剰に行動し続ける主人公は、確かに利己主義に映る。 しかし、そうゆう矛盾を抱えているのが人間であり、この監督は正にそこを描きたいのではないかと感じる。 虐殺、反乱、脱走とドラマチックな要素の一切をあくまで背景として映す演出は凄い。 一見サラッと描いているが、生半可じゃ出来ないと思う。

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マサミチ

4.0ホロコーストの作品・・

2016年7月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

アウシュビッツの収容所が舞台。同胞をガス室に送る役目のユダヤ人が、息子の遺体を見付けてしまう。どうにかしてユダヤ式の埋葬をしたいという「親の願い」から、危険な動向に・・果たして最後は・・こういう人類の負の遺産の映画は貴重だ。ガス室に送られる全裸の老若男女が痛ましいし、おびただしい数の遺体の焼却処理が残酷だ。2015年のハンガリー作品。

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亮一君

3.0ラストシーン

2016年7月30日
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難しいようで、簡単なようで、難しい気がする。ちょっと考える時間ください。

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ペンペン

3.5カメラワーク

2016年7月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

前置きの説明なしで、アウシュヴィッツを疑似体験させるカメラワーク。恐怖に襲われ意味がわからないまま、巻き込まれました。 大勢のユダヤ人たちの視点なのですね。 サウルが息子を亡くしたことに気づいても、悲嘆にくれる間も無くゾンダーコマンドとして裸の遺体やガス室の後始末に従事させられる。我が子を亡くしたと嘆き悲しむ気持ちさえ戦争は奪うのだと、衝撃を受けました。

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becosongs

4.0ゾンダーコマンド。

2016年7月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

2015年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品。 徹底して一人称で語られる音楽も説明もない 映像に流れる絶望と地獄絵図の世界観の中で 人間が一筋の光に希望を託して生きるために (尊厳を守るために)奔走する姿を描き切った。 救いはどこにもないが主人公が最後に見せる 笑顔の先があどけない少年の姿であったのは、 彼が捨てなかった祈りが一瞬叶う思いがした。 しかしこんな作業を同胞にさせるナチの暴虐 ぶりにゾンダーコマンドという仕事を初めて 聞いた自身の無知とが重なり情けなくなった。

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ハチコ

3.0とむらいびと

2016年7月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

「おくりびと」「おみおくりの作法」風に言えば、“とむらいびと”とでも言うべきか。 アウシュヴィッツで同胞の死体処理に従事するハンガリー系ユダヤ人のサウル。 ある時死体の中に息子らしき少年を見つけ、手厚く弔おうと収容所の中を駆け回る…。 印象的なのは大半は占めるであろう主人公のアップ顔映像。 その苦悶の表情からホロコーストの過酷な環境が臨場感たっぷりに伝わってくる。 “ゾンダーコマンド”という言葉を初めて知った。 ユダヤ人がユダヤ人の死体処理を行う。 そして自分もいずれは殺される。 どんな不条理な気持ちで従事させられていたのだろう。 少年の死体は“らしき”なので、息子ではないかもしれない。 それでも奔走する。 その気持ちは少なからず分かる気がする。 同胞の死体を毎日浴びるように目にし、せめてもの罪滅ぼし。 が、その行動心理はなかなかに理解し難い。 何故そこまで固執するのか、ユダヤの教えの弔いにこだわるのか。 人が人を救う「シンドラーのリスト」、生き延びる執念の「戦場のピアニスト」のように何か分かり易いメッセージがあれば良かったのだが…、 やはり日本人、同情は出来るが、その本当の意味は分かり得ない。 カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー賞外国語映画賞受賞他受賞多数。 立派なお墨付きを貰っているけど、 ちょっと期待しすぎたかな…。

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近大

4.0希望を描いた作品

2016年6月17日
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鑑賞方法:映画館

人間じゃない所業の連続で 、生命体の最優先本能である生きる、生き残る、ことよりも、人間らしくあることを 最後まで求めたのね、サウルは!と思った。 未来への付託であったり、 観客である僕らに対して、 人間らしくあろう、もうこんな惨劇はやらないよね、のメッセだったような。 最近のシリア難民問題の中で、 実際 排斥とかあるし。

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伊助

5.0私は史実としての評価よりも「極限環境でのエゴ」という見方をすべきか...

2016年6月14日
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鑑賞方法:映画館

私は史実としての評価よりも「極限環境でのエゴ」という見方をすべきかなぁと。 あと、ストーリーも凄まじいけど、カメラワーク(主観視点の使い方という点)で稀有な発明をしているがスゴいのよ。ガス室での労働というギリギリのシーンで、横たわり"処分"される遺骸の「気配」だけを見せるという。

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メイザ

2.0自分勝手こそ、世の最大の悪。

2016年5月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

「作品としてはアリ、映画としてはナシ」なアカデミー外語賞の一本。 戦後何十周年かの、強制収容所もの。 長回しと一人称に近いカメラワークが、当時の出来事の生々しさを伝える点は凄く良かった。 非人道的な悲惨過去の遺産の記録。 がしかし、主人公サウルが…非常時にクソ過ぎて。 映画的にも自分はノれず。 作業をほっぽらかしてすぐ居なくなるわ、自分勝手なおしゃべりして周りに迷惑かけるわ、あまつさえ… 自分のやりたいことを散々周りの気配りを無視して押し通した挙句。 肝心のみんなが助かる鍵を、「落とした。」はねえだろこのクソ野郎。 観終えたまず一番の感想が、『ダンサーインザダーク』と全く同じだったと言えば、解りやすいのだろうか。 高尚な作品であり、そして同時に下衆の極みに付き合わされる作品。

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