映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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心が痛くなる
原作を知らなかったので意外な展開に驚いた。
彼女が転校してきたことで微妙な関係が崩れ立場逆転。
自分の性格も相まって前を向けずどん底に。
それぞれの思惑、性格が邪魔をして互いに傷つけ合う。
今の小中高はこんな感じなんだろうなとゾワゾワし泣きそうになった。
先生の異質感もハンパない。
最悪な結果にならなくて(なる訳ないけど)心底ホッとした自分がいた(笑)
じわじわくる強烈さ。
『聲の形』というタイトル。
『聲の形』というタイトルは、
はじめ、喋れない西宮さんの『声』を表しているのかと思っていたけど、
後半の、石田くんの『言葉に出来ない、モヤモヤした気持ち』っていうのも表現しているんだと思う。勝手な解釈だけど。
石田くんの行動がイマイチ理解できないのは、そういうことか〜。
で、私の感想は、石田くんの行動がよくわからないのでイマイチ面白くなかったです。
この映画、結局何を伝えたかったの??
あ、結弦ちゃんの制服姿が可愛い事は、とても伝わりました(●´ω`●)
すごく深い映画だった! 観てて苦しい気持ちになったり、感動したり、...
すごく深い映画だった!
観てて苦しい気持ちになったり、感動したり、、、すっごく心に残る作品。
幼少期の声が松岡茉優ちゃんだったことにびっくり!
映画館で観れてよかった。
イオンシネマのアニメセレクションで観れることに気づき楽しみにしていました。
公開時に、存在を知らずその後、原作漫画を読み興味を持ち、BDを購入して何回も観たのですが、やはり映画館で観ると音の迫力に圧倒されました。細かな描写もスクリーンの方が気づきやすくとても満足しました。
過去を無かった事にしなかった主人公に起こる奇跡
原作の大ファンで、本作上映時には原作イメージが壊れる気がしてあえて観ませんでしたが、実は少し後悔していて、某系列シネマさんでリバイバル上映をしていること知り、この機会を逃すまじと鑑賞してきました(ありがとう○○○シネマさん)
いやー、観てよかったです。原作のイメージが壊れるなんてとんでもない。もちろん、鑑賞する方の見方にもよるでしょうけど、各キャラの声も、絵も動きも断然綺麗で素晴らしく自分のイメージ通りでした(違和感ゼロ)。ただ、原作の映画製作パートはまるまるカットされ、結弦くんの描写がかなり簡略化されています。そのため、原作未読の方には若干、クライマックスの出来事が唐突に感じるむきもあろうかと思いますが、尺の関係からも仕方なく、むしろシンプルに主役の二人に焦点があたって映画としては良かったのかも知れません。自分と同じ原作ファンで鑑賞を躊躇している方には予告編をみていけそうと思われたなら是非鑑賞する事をお勧めします。結末を知っている自分でも感涙できる仕上がりになっていました。
賞賛ばかりだと何なので、あえて無理やり細かい気になったところを書くならば、小学時代のシーンでBGMにピアノ曲がすっと鳴っているんですがこれがちょっとシーンと合っていない気がしました(曲の良し悪しとは別)。小学時代はこの物語の肝の部分で、シンプルにBGMなしの方が良かったかもって思いました。かわりにもっと沢山、学校のチャイムの音とか、廊下を走る子供達の声とか、学校の記憶を呼び起こす音が沢山ここで聞こえたらグッと物語にリアル感がでて、登場人物にとっての「あの頃」がより深く印象付けられ、観ている自分たちにも感情移入がしやすかった気がしました。
いずれにせよ大げさでなく何年に一本、否、ひょっとしたら何十年に一本あるかないかの名作なのでお勧めです。
おまけ:
マリアちゃんがアニメとなって動く様は激可愛い(癒し度MAX)
拭い切れない過去との対峙。
人を傷つけることは、自分を傷つけていることと同じ。この映画の登場人物を見ていて、誰に自分の10代と重ねただろう。自分にとって、1番近かったのは、主人公だった。人をいじめてしまったこともある。それが原因でいじめられたこともある。程度の解釈の違いはあれ、自分の認識レベルの話でいうと、いじめの範囲に収まってしまう過去がある。
そして、登場人物を見ていて、自分の10代のときの同級生にも当てはめてみてしまった。そんな自分にとってのこの映画のハイライトは、橋の上にみんなが集まり、主人公がそれぞれの登場人物に吐き捨てたシーンだ。
あのシーンに至るまで、小学6年から高校生になるまで、それぞれの登場人物は色んなことを抱えながら、小学6年の時のことを抱えながら生きてきた。しかし、主人公以外、誰一人本質的な意味で変わった人はいなかったことが分かるシーンだった。そこにリアルを感じた。
書いている自分自身も暴論だと思うが、いじめた経験があって、それによって、いじめられた経験があって、自分は生きていてもいいのかと、生まれてこなければよかったと、心の底から思ったとき、人は変わる。変わらざるを得なくなる。そうしないと生きていけないからだ。
自分と関わる人はみんな不幸になってしまう。そんな経験をしないと分からないことがある。自分のせいにした登場人物、人のせいにした登場人物、誰のせいでもなければ、みんなのせいでもある、この矛盾。どちらに偏りすぎてもいけない。
状況が変わり、自分が変わったり、周りが変わったりする。良いのか悪いのかも分からない。どう変わるかは分からない。ただひとつ言えるのは、傷はないに越したことはない。でも、その傷こそが生きている証でもあるのだ。
神作品。自分自身にかけてしまった呪いがとけるようなラストが最高に良...
神作品。自分自身にかけてしまった呪いがとけるようなラストが最高に良い。いろいろありすぎて観てる方も最後はなんで泣いてるのかわからなくなる。全てフィクションだとしても感情がぶつかり合うさまがリアル。
生きるのを手伝って欲しい以上の言葉はない。何度観ても良い作品。
痛くて、素晴らしい映画
原作読んでないんですけども、とてもよい映画でした。
これは多分原作の良さなんだと思うのですが、観ている人は自分の学生時代を思い出して、登場人物の誰か一人に、もしくは複数の登場人物に自分を重ねます。
そして自分の学生時代を思い出しながら、痛いなあ、と心にあの頃の痛みを蘇らせ、共感し、泣けるのです。
京アニの演出も、声優さんも、音楽も、素晴らしかった。
とても丁寧に丹念にあの頃の痛さを描いています。
痛い出来事と、演出として作られたその後の余韻。
余韻によって更に痛さを味わうようなかんじになります。
痛くてヒリヒリする。
できればここから逃げたいと思う。
でも、しかし、ここに留まりたいとも思う。
この時間が終わってほしくない。
この痛い時間。
痛いけれども、その向こうにある恵み。
痛くなければ味わえない恵みの時間。
よく「甘酸っぱい」とか表現されますが、これってまさに少年/少女時代ならではの、あの頃にしか味わえないそのままのあの感覚ですよね。
私は期せずしてもう既に随分大人になってしまったのですが、そんな私が自分の少年時代を蘇らせ、ヒリヒリ痛くて、でもそれがとてもとても愛おしいと思える。
そんな、痛くて素晴らしい映画でした。
原作も読まねば、と思っています。
心の聲。
退屈が嫌いな将也の元に、聴覚障害を持った西宮が転校してくる。友達になりたい西宮と、いじめっ子になった将也。ある出来事からそれは一転し、将也はいじめの対象になる。そして高校生になった春、手話教室で将也は西宮と再会することになる。
「聴覚障害」を取り巻く思春期の人間関係の変化がリアルに、そしてタイムリーに描かれていく。誰しもが閉まっておきたい古い記憶をグッと引っ張り出されるような、胸に刺さるシーンがいくつもある。
心を閉ざし聴こえないように生きてきた将也と、純真でまっすぐな西宮。友達一筋の永束くん、姉思いの結弦、想いを伝えられない植野、将也と西宮を囲む家族達、一人ひとりの想いが巡る。
花火大会の夜から、涙が止まらない、止まらない。声を上げて泣きそうになる。
いじめている側の感情、いじめられている側の感情、外野の感情、それぞれの視点がとてもリアルで、辛い。
そりゃあ原作のが良いけども!
原作大好きで作者のコメントとかも読むような身で映画かぁ…と思いつつ観ました。
あまり期待薄な感じで観たけど、全然スゴイ。
同時期の某、君の名は○より断然こっちのが良いってかジャンルがもう違うような気さえした。
そりゃあ2時間程度の長さでおさめるのは難しいんだろうから、端折ってるとことか、え?チガウって感じるとこもあったけど、良かった。
漫画で泣いたとことか涙目になったよ(;_;)
内容が元々良いし、漫画とは少しチガウって思って観たらめちゃくちゃ良い。
絵も好きだから、それが動く感動も。
観て損することは絶対無い!また観たい。
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