映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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原作既読。 まず何よりもポップな絵が可愛く、 儚げな西宮さんをしっ...
原作既読。
まず何よりもポップな絵が可愛く、
儚げな西宮さんをしっかりと感じることができた。
漫画の良さを最大限活かし、映画として省くとこは省く。原作である漫画を読んでからだと大体ここが惜しいなと感じるのだが、聲の形はそうではなく、登場人物達の心情の変化もしっかり感じることができて、原作を知っていても楽しめる内容となっていて、良かった。
心が痛くなる
『聲の形』というタイトル。
しょうちゃんかわいい
絵が可愛い
しょうこが可愛くて、でももどかしくてイライラするのもわかる
最後のとこわりと高いところから落ちたような描写だったのに、結構軽症な感じだったのが拍子抜けだった笑
素晴らしかった
デリケートな問題を超デリケートに扱っていて、なかなかここまでデリケートに描けるものではないと非常に心打たれた。特によかったのが聾唖のヒロインが、罪のない無垢な存在ではなく、彼女は事なかれ主義で空気を読まないところを露骨に描いている。
特にたちが悪いのが主人公の隣の席の意地悪女で、彼女は心底意地悪で卑怯者で、だけど正直だ。
彼女よりも最悪なのがメガネの女で、自分を正当化することしか考えていない。彼女の彼氏も部外者なのに好き勝手言うタイプで大嫌い。
そんな彼ら彼女らと仲良くしなければいけないという結論でないところが素晴らしい。みんな勝手に、どこかで誰かとぶつかって楽しくやったり喧嘩したり嫌な思いをしながら生きればいいと思う。ただ一言誰かに「卑怯なことはよくない」と言って欲しかった。
いじめはされる方が傷つくのは当然だが、する方もひどく傷つく。しかしいじめは無くそうと思ってもなくなるものではない。「してもされても傷つくからやめよう。卑怯なことはよくない」と声を大にして言いたい。
映画館で観れてよかった。
過去を無かった事にしなかった主人公に起こる奇跡
原作の大ファンで、本作上映時には原作イメージが壊れる気がしてあえて観ませんでしたが、実は少し後悔していて、某系列シネマさんでリバイバル上映をしていること知り、この機会を逃すまじと鑑賞してきました(ありがとう○○○シネマさん)
いやー、観てよかったです。原作のイメージが壊れるなんてとんでもない。もちろん、鑑賞する方の見方にもよるでしょうけど、各キャラの声も、絵も動きも断然綺麗で素晴らしく自分のイメージ通りでした(違和感ゼロ)。ただ、原作の映画製作パートはまるまるカットされ、結弦くんの描写がかなり簡略化されています。そのため、原作未読の方には若干、クライマックスの出来事が唐突に感じるむきもあろうかと思いますが、尺の関係からも仕方なく、むしろシンプルに主役の二人に焦点があたって映画としては良かったのかも知れません。自分と同じ原作ファンで鑑賞を躊躇している方には予告編をみていけそうと思われたなら是非鑑賞する事をお勧めします。結末を知っている自分でも感涙できる仕上がりになっていました。
賞賛ばかりだと何なので、あえて無理やり細かい気になったところを書くならば、小学時代のシーンでBGMにピアノ曲がすっと鳴っているんですがこれがちょっとシーンと合っていない気がしました(曲の良し悪しとは別)。小学時代はこの物語の肝の部分で、シンプルにBGMなしの方が良かったかもって思いました。かわりにもっと沢山、学校のチャイムの音とか、廊下を走る子供達の声とか、学校の記憶を呼び起こす音が沢山ここで聞こえたらグッと物語にリアル感がでて、登場人物にとっての「あの頃」がより深く印象付けられ、観ている自分たちにも感情移入がしやすかった気がしました。
いずれにせよ大げさでなく何年に一本、否、ひょっとしたら何十年に一本あるかないかの名作なのでお勧めです。
おまけ:
マリアちゃんがアニメとなって動く様は激可愛い(癒し度MAX)
捻くれねじれた青春
タイトルのような感じで
登場人物のほとんど全てがどこかしら心がねじ曲がっていたり、捻くれていたり、歪んでいたりしており、彼ら彼女らの行く末を見届けたくなるので物語にはとても引き込まれる。
オープニングのテンションの高い曲はどこか合ってない気もする。
小学生の純粋かつ無垢で無知ゆえに残酷な描写はどこか自分も何かが違えば自分もこうなっていたのかも知れないと思いながら観てしまった。(自分も小学生低学年のときはこういう所もあった気がするので)
高校生?になってからもみんな鬱屈したものを抱えているようで、かなりヘビー。
同時期に公開されている大ヒットのアニメ映画がキラキラとした青春エンタメだとしたらこちらはねじれた青春ドラマと言ったところだろうか?
あちらもとても面白かったがこちらもとても引き込まれる面白い映画だったと思う。
原作ファンの友人も面白いと言っていた。
ただ、原作よりも主人公たち意外の描写が削られているとのこと。さらに原作の方がもっとエグイとか。
主人公たち以外の描写が削られてるのは映画としてまとめる上でどうしても発生することなのでしょうがないかも(あー原作読みたくなった)
あと、削られてるせいなのか、俺の感じの問題なのか、登場人物の心の機微とかがどうしても拾いきれなかったし、この物語のテーマのようなものも伝わってこなかった感じ(まあ私の感受性はゴミくそレベルなのは認める)
ゆえに原作を見てじっくり登場人物の心の機微を観たくなった。どうしてもアニメーションゆえに理解しきる前に展開が進んでしまうので、何度も読み直して理解を深めてもいいのかなと
ただ、この作品も非常に引き込まれる作品ではあるので満足してます。
他の方のレビューを観て
やはり色々と省略はされているらしい
その中でも自分の考えを拾いだせてる方はスゴいと思った(俺の感受性はゴミくそらしいわ…)
エンディングの展開はやはり物語なのだなぁとどこか大団円になりすぎている感もあるかもとは確かに思わなくはなかった
拭い切れない過去との対峙。
人を傷つけることは、自分を傷つけていることと同じ。この映画の登場人物を見ていて、誰に自分の10代と重ねただろう。自分にとって、1番近かったのは、主人公だった。人をいじめてしまったこともある。それが原因でいじめられたこともある。程度の解釈の違いはあれ、自分の認識レベルの話でいうと、いじめの範囲に収まってしまう過去がある。
そして、登場人物を見ていて、自分の10代のときの同級生にも当てはめてみてしまった。そんな自分にとってのこの映画のハイライトは、橋の上にみんなが集まり、主人公がそれぞれの登場人物に吐き捨てたシーンだ。
あのシーンに至るまで、小学6年から高校生になるまで、それぞれの登場人物は色んなことを抱えながら、小学6年の時のことを抱えながら生きてきた。しかし、主人公以外、誰一人本質的な意味で変わった人はいなかったことが分かるシーンだった。そこにリアルを感じた。
書いている自分自身も暴論だと思うが、いじめた経験があって、それによって、いじめられた経験があって、自分は生きていてもいいのかと、生まれてこなければよかったと、心の底から思ったとき、人は変わる。変わらざるを得なくなる。そうしないと生きていけないからだ。
自分と関わる人はみんな不幸になってしまう。そんな経験をしないと分からないことがある。自分のせいにした登場人物、人のせいにした登場人物、誰のせいでもなければ、みんなのせいでもある、この矛盾。どちらに偏りすぎてもいけない。
状況が変わり、自分が変わったり、周りが変わったりする。良いのか悪いのかも分からない。どう変わるかは分からない。ただひとつ言えるのは、傷はないに越したことはない。でも、その傷こそが生きている証でもあるのだ。
神作品。自分自身にかけてしまった呪いがとけるようなラストが最高に良...
神作品。自分自身にかけてしまった呪いがとけるようなラストが最高に良い。いろいろありすぎて観てる方も最後はなんで泣いてるのかわからなくなる。全てフィクションだとしても感情がぶつかり合うさまがリアル。
生きるのを手伝って欲しい以上の言葉はない。何度観ても良い作品。
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