劇場公開日 2018年2月3日

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アバウト・レイ 16歳の決断のレビュー・感想・評価

全56件中、1~20件目を表示

3.5観る者をふんわりと包み込む触感に魅力がある

2018年2月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

公開を延期し、再編集が行われたという本作。具体的にどこがどう変わったのかは不明だが、原題がAbout Rayから3 generationsへ変更されていることを考えると、主人公をレイに特化せず、母親や祖母といった女性たちにも視野を広げてしっかりと「家族」や「世代」を描きたかった思いが伝わってくる。なるほど、レイの人生は一人だけのものではない。レイの一大事は、家族にとっても一大事。様々な思いはあったとしても、最終的には誰もが「レイの幸せのためなら」と一丸となっていく過程が温かい。

ステレオタイプに陥らぬよう、似たような体験をした人たちから話を聞いた上で脚本執筆に活かしたとの事。かといって重くはならず、観る者をふんわりと包み込む触感に魅力がある。そしてすべての源泉にあるのは、やはりエル・ファニングのフレッシュさ。芸達者なワッツとサランドンの起用。女優たちの底力を存分に見せつけられる一作だ。

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牛津厚信

3.5重いテーマを明るく描く

2024年4月18日
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鑑賞方法:VOD

「リトル・ミス・サンシャイン」の製作陣ということで期待満々で鑑賞。
大人の苦労と子供の苦労があいまって、ジェットコースターストーリーチックに展開していく。誰もが迷いながらも全力で生きていて、その姿がとても切なくとても愛らしく映る。
本作は正直期待以上だったとは言えないものの、しっかりと心に残る作品だ。

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いけい

5.0先ずは女性主体の社会制度を作るべきだ。

2024年2月5日
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鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

3.0エルの表情がすごくいい

2023年11月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

エル・ファニングは大体の出演作品の中で美少女として扱われているが、今までそんなにカワイイとは思っていなかった。それが何の皮肉か、髪を短くし女の体で男の心を持つトランスジェンダー役の本作ではとてもカワイイと思った。
もちろん、どことなく男に見えなくもない以上に頑張って男らしさを作っているのだけれどね。
年齢のわりに陰鬱で湿ったような役柄が多かったせいか、本作での明るい笑顔や若者らしいハツラツさが可愛くみせたのかもしれない。かなり良い表情をみせる好演だった。

内容の方は、三世代の女性の生き方と家族のあり方についてを重そうなテーマに反して明るめで笑いもある感じに仕上げているヒューマンドラマだ。
同性愛者でもトランスジェンダーでも親子であることは変わらない。家族なのは変わらない。そんな、当たり前と言えば当たり前で、特別なようで特別なことなどない家族を、軋んで歪んで壊れそうな雰囲気だけ出して温かさで包んだ。

真ん中世代のナオミ・ワッツ演じる母親がメインの主人公だと思うけど、この人は性的にノーマルでシングルマザーということくらいしか特徴がない。しかし、レイの父親のこととか色々と複雑なこともあって一番苦悩している。ちょっと抱え込みすぎだよね。
もちろん三人それぞれに悩みや問題を抱えているけれど、肩の力を抜いて悩んでいることは本当に悩みなのか考えてみたり、笑顔あふれる家族の団欒に出くわせば、案外なにも悩みなんかないのかもよ?。親子なんだから当然のように愛しているのさ。
愛情あふれる良作でした。

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つとみ

3.5ミスリトルサンシャインのチーム作品。 レズビアンの祖母カップルの家...

2023年8月10日
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lanachama

4.0葛藤の辛さ

2023年6月20日
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泣ける

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ガガーリン

3.0決断と葛藤

2022年2月19日
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鑑賞方法:映画館

一生懸命、自分らしく生きようとする主人公レイの姿はかっこよかった。心と身体が一致しないことに違和感を覚えるレイと決断してしまったら後戻りできなくなることを心配する母親の葛藤が上手く描かれている。
しかしながら曖昧な演出部分も多く、期待していた分少し残念。テーマが複雑ゆえになかなか描きにくいストーリーだったのかなというのが正直な感想。鑑賞後はどこか腑に落ちないというか大満足とは言い切れない感じだったかな。

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しゃい

4.5【トランスジェンダーと家族という重いテーマを軽やかなタッチで描いた小品】

2019年11月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 今作が、常に一定の爽やかさで包まれているのは、レイを演じるエル・ファニングの透明感に尽きると思います。

 又、レイの母親マギー(ナオミ・ワッツ)は戸惑いつつも、レイの想いを尊重するし、なによりレイのおばあさんの自由で明るいドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンで、パートナーのフラニー(リンダ・エドモンド)は女性4人の家庭のバランサーとしての立ち位置にいるという進歩的?な家庭の存在も大きいと思います。

<男の子として生きたい、という16歳の女の子の行動・言動を、戸惑いながらも温かく見守り、後押ししようとする家族の姿が爽やかに描かれた作品>

<2018年2月3日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

4.0エル・ファニングが脇毛に虎刈りで

2019年9月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

幸せ

トランスジェンダーを演じる。
4歳から性同一性障害を自覚、スケボーと音楽映像制作が大好き。
複雑な家庭環境
お祖母ちゃんが彼女と同棲
お母さんはシングルマザー
生まれた時から父親はいない
親父に会いに行ったら親父の弟とおかんが!
実の父親は!!
環境のせいではないよね…
ニューヨーク

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消されるので公開しない

3.0三世代

2019年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

祖母(スーザン・サランドン)の家で同居している母(ナオミ・ワッツ)、孫娘となる主人公(エル・ファニング)は肉体は女、心は男で治療を受けることに。
両親の承認が必要だということで母は娘の父親に会いに行く。
こんな一家もあるんだ。

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いやよセブン

4.0めちゃくちゃよかった

2018年10月23日
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鑑賞方法:DVD/BD
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主に1人

4.5ナオミ・ワッツの代表作となる珠玉の必見作

2018年10月12日
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鑑賞方法:映画館

原題:Three Generatiions…予告編やチラシの印象をいい意味で裏切られた。これはナオミ・ワッツの代表作に数えられるべき作品だった。

トランスジェンダーの娘(エル・ファニング)とレズビアンの母(スーザン・サランドン)と暮らすナオミ・ワッツを軸にした秀逸な人間ドラマ。

母として、娘として、そして何より自分自身として悩みながらも一歩前に進む。

なんともあったかな空気が愛おしく宝物になった。今年のベストの一本だろう。

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エロくそチキン

3.0可もなく不可もなし

2018年7月11日
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原題は 3 Generationsだが、エルファニング演じる性同一性障害の主人公とナオミワッツ演じる母親の葛藤がメイン。スーザンサランドロンの無駄遣いは否めない。父親との関係とかあまり広げすぎなくて良かったのでは?と思った。ニューヨークが舞台の可愛いオシャレ映画になってしまった感。

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まぁみどり

4.0エル・ファニングがかっこいい

2018年7月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

レズの祖母の住む家のキッチンがすごくすてきだ。生き方の質を感じる。
それだけでも観る価値のある映画。
(20190814)

昨年の映画を観なおしている。
ふしぎだけど、当時「よかった」と記録した1年すぎても映画はよかった。
(20190211)

最初のNYのシーンがすごくいい。エル・ファニングは、キュートだ(笑) ガムを噛むところとか、屋上で腹筋してるとか、・・えっと、もちろんスノボーのやんちゃな動きも少年ぽく肩を前へ突き出す歩き方も。
彼女を最初に見たのは、ソフィア・コッポラの「SOMEWHERE」。それが彼女の印象。残念ながら「フィービー・イン・ワンダーランド」は観ていない。
モノゴトにはタイミングがあって、フィービーを観る機会はすでに通り過ぎてしまった。
ナオミ・ワッツが、「ヴィンセントが教えてくれたこと」に出演してたなんで忘れてた。
壁の本棚とピアノある古い家に住むスーザン・サランドンもレズの知的な恋人役のリンダ・エモンドの雰囲気もいい。古い道具とか家具にあふれる心地よさそうな家。今時のミニマルなイメージじゃないのがいい。1980年代の作家の住む家っぽい。NYのオレンジ色の鉄骨の橋や煉瓦色のすり切れたビル群も。
かっこいいなって思う。
こんな物語のあるモノと壁の写真と本、そして絵は絶対に必要。
(20180707)

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そんぼの本棚

3.0筋トレ‼︎ファイティン‼︎

2018年4月20日
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snowball

2.0シングルマザーの秘密

2018年4月15日
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鑑賞方法:映画館

淡々と進む展開で心に伝わる物が無く他人事に思え途中は退屈でzzz…レイの問題よりも恋多きシングルマザーの秘密が一番印象に残った。
2018-77

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隣組

トランスジェンダーの部分が置いていかれている

2018年3月10日
PCから投稿

トランスジェンダーの人たちの心情が「リアル」に感じられることがないため、お母さんのマギーが大変だなというベタな感想しか出てこず、ゆえに退屈な映画だなと感じた。メロドラマちっくで表層的な「体が男ではないレイの苦悩」「体も男になれると思った時のレイの喜び」みたいな描写ばかりなので、「今の自分に満足していないから、『男になれば幸せになれる』って思っているだけではないのか」という風にしか見えなかった。

そもそも、なんでこの物語に「トランスジェンダー」のような難しい問題をぶっ込んできたのかわからない。このままだとこの映画は、「自分のアイデンティティーを確立するためにもがく、思春期のティーンエージャーの苛立ちと焦燥、そしてそれに翻弄されながら、大人達も家族の愛と絆とはなんぞや、と考えさせる映画」と言う平凡な「家族愛」もので、「トランスジェンダー」の部分は置いていかれている感じがする。

と思っていたら、この映画はワインスタインがプロデューサーで、トランスジェンダーの部分を薄め、「家族愛」ものにしろと言われて大幅な修正が行われたということを知った。原題は『3Generations』(三世代)となっているが、元々は邦題でも採用された『About Ray』であったらしい。想像するに、製作者側は私が観たかったような、トランスジェンダーの人たちの心情に突っ込んだ作りにしたかったのだが、それでは資本が得られなかったようで、残念な作品になってしまった。

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GreenT

4.0和む

2018年3月10日
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Takashi

4.0時間に押し流されて行く嵐

2018年3月10日
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あんこ

4.0少数派とまとめるのって変なんだ

2018年3月4日
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レビュータイトルの通りセクシャルマイノリティとLGBTの人たちを一括りにするのは乱暴な話だと思ったし、この映画を見るまでそのことを気付かなかった

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ぐっさん