マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
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まあまあだった
豪華キャストが誰が誰だか全然わからなかったし、経済用語も最後まで覚えられなかった。ショッキングな出来事であるものの、債権の値段が上がるか下がるかというのが最大の見せ場なので、見せ場として貧しい。その分、細かいカットやロックの名曲で頑張って盛り上げようとしていたが、それでもやっぱり大して面白くなかった。パソコンをいじったり会話している場面が中心なので仕方がない。
経済がテーマのドラマは『ウォール街』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が傑作だが、それには遠く及ばなかった。経済そのものが映画向きではないのだと思う。
コメディだと聞いてたけど
けっこう社会派ドラマだった。
ある程度脚色はされているのだろうが、金融業界がここまでクソだとは、正直言って驚いた。
「大儲けだ!」とはしゃぐジェイミー達に、「その損害は最終的に誰が被るのか、わかってるのか」とベンが諭す場面は、グッときた。
そして、マークがラスベガスで会うウジムシども。こんな連中に世界の経済が左右されたのかと思うと情けなくなる。
いや、そもそも金融システムこそが、もはや巨大なカジノと化している上に、勝手な利権がどんどん積み重ねられ、誰も制御できなくなってしまった巨大ウンコなのだ。
(それは、選挙の票の集計を委託されているシステム業者が有力政治家の息のかかった企業であることと同じくらいクソなわけで。)
で、問題なのは、われわれ自身もそんなシステムとは無関係ではないということだ。むしろ恩恵を受けてたりする。われわれもクソまみれなのだ。
財政の知識
知らないことは怖いことじゃない。
本当に怖いのは知らないのに知っていると思い込むことだ。深い。最初に出てきた言葉です。
うーん。財政債権に縁もゆかりもない人からすると
難しいかな!まず興味がないとつまらないかもしれません。知識があって見るのと、0の人が見るのとでは面白さが全然違うと思います\(^o^)/私は0だったけど、必死についていきました!業界用語が飛び交うので…(T ^ T)ちょっと勉強にもなりました!3、4くらいの知識を持ってまた観たいです\(^o^)/
ユーモアもあって、Sゴメスとか、、ポップスターも登場してくるので面白いです♪
何より、財政崩壊の恐怖が分かりました。
まさに一人勝ち。頭のいい人は得をしますね
金融業界の話
金融市場おそろしや
一昨年前から本格投資を始めましたが、すごく怖くなりました…。
終わってしまったから思うのかもしれませんが、なぜあんな大惨事起きたんでしょうか。誰も気づかないもんなのでしょうか。
この映画で身にしみて感じたことがあります。自分で調べること、現地を見ることの大切さです。疑問を持ったら、見識者に意見を求め、自分の目で確かめることそれが成功の鍵ですね。もちろん、頭がすごーくいい人は主人公のように数字の羅列でわかってしまうんでしょうが。
あと、観るなら多少の金融知識は必要です。特有の事柄は解説も入りますが、それでもやっぱり金融のお話。基礎的な所まで解説してくれません。
私は空売りの『売り』とそれを『売る』というのがかなり混乱でした(*'▽'*)
悪銭は 身に付くからこそ無くならない
2008年に起きた世界経済の破綻を予測し、
逆手を取って巨額の金を手にした男たちを描く、
実話を元にした社会派エンターテイメント作。
経済の話に疎い自分にはハードルの高い部分が多かったけど、
それでもなんとなぁく(笑)楽しめてしまう映画でした。
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物語のキーワードは『空売り』という経済用語。
だが、経済にも数字にも弱い自分は『空売り』という
言葉を調べてみても仕組みがサッパリ分からず。
ま、とにかく、証券会社から株を借りて、株価が
下がった時にそれを売り払うと儲かるテクニックらしい。
けど、株を借りてる間はその保険金を払い続けなければ
いけないし、株価が上がってしまうと当然損になる。
その他にも複雑怪奇な経済用語がポンポン飛び出す本作。
MBS? CDS? CDO? IDLA? WTF(What the Fxxk)?
だが、サブプライムローンが危うい状況にあることを
ジェンガで例えた説明や人を食ったユーモアの数々、
なぜか実名出演してるマーゴット・ロビーや
セレーナ・ゴメスらの解説のおかげもあって、
それらの用語についてもどうにかこうにか理解でき
――ませんでしたー、あっはははは(爆)。
いやーすいません、こんなんで社会人やってて。
どういう状況なのかの理解はほとんど雰囲気(笑)。
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物語についていけたのは豪華主演陣の演技の賜物でもある。
虚ろな眼で崖っぷちまで賭け続けるクリスチャン・ベール、
不誠実な業界にブチ切れっぱなしのスティーヴ・カレル、
守銭奴な言動と髪型がイラつくライアン・ゴスリング、
辣腕だが金融ビジネスの世界に疲弊して見えるブラピ。
彼らは、『世界が経済危機に陥る事を予見して儲かった連中』。
これだけ聞くと印象はサイアクだが、この映画は彼らを、
大逆転を成し遂げたヒーローのようには描いていない。
ブラピ演じるベンが珍しく言葉を荒げる終盤のシーンや
スティーヴ・カレルが自分も不正を犯す連中と同類だ
と肩を落とすシーンなど、残るのはほろ苦い後味。
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演技や演出のおかげで楽しめたが、先に書いた通り、
劇中で語られる用語についてはワケ分かんない状態の自分。
けど逆に言えば、
こんなワケ分かんない(というか最初から煙に巻く
のを想定したかのような)システムによって
こっちの生活までもが脅かされているという不気味さ。
本作によると、2008年のこの経済破綻によって、
アメリカ国内だけで5兆ドルの年金と800万人の職と
600万人の家が消えたとか。その煽りで日本でも
大量のリストラが発生したことは記憶に新しい。
僕自身、輸出中心の製造工場勤務だが、リストラは
免れたものの多数の知人が退職されてしまったし、
地元の方でも派遣勤めの友人の多くがリストラされた。
結局さ、市井の人々の金を好き勝手使って超超超高額の
ポーカーをやられてるようなもんじゃない、これ。
なんで手前らの金儲けでこっちの生活まで振り回され
なきゃいかんのよふざけやがって、という話。
おまけに大打撃を喰らった銀行は、結局は巨額の
税金で救われて「あー、助かった~」だもんね。
路頭に迷った人々はろくに救わないクセにさ。
映画では、高額な住宅ローンを笑っちゃうような
ムチャな方法でホイホイ組まされ、挙げ句に
家を追い出される人々などの姿も描かれる。
食い物にされる馬鹿の方が悪い、と、儲けてた連中は
言うんだろうけど、なんとも情の無い話。
所詮はPC上での駆け引きなので、誰かの人生を
滅茶苦茶にしてるかもって実感が薄いのかね。それとも
自分も同じ立場だったら同じようになってしまうのかしら。
“悪銭身に付かず”って諺がホントだったら良いが、
けっきょく弱者が食い物にされる世の中ってのは
いつまで経っても変わらないと思えてしまう。
ううむ……少しは賢くならなきゃいけないのかも知れんです。
<2016.03.04鑑賞>
バカは踊る。我々も踊る。
冒頭のマーク・トゥエーンの警句から言えるのは。
自分の家電製品のマニュアルを隅々まで読んでいるか?
自分が登録しているネットサークルやSNSの規約を読んでいるか?
自分が住んでいる国の憲法を読んでいるのか?
だろう。おそらく読んでいてもそれをすべて理解しているとは思えない。少なくとも自分はそうだ。
金融用語が飛び交う映画だがその本質は「それを使うときは内容を読んで良く理解しましょう」だからだ。あの四人はその当たり前を当たり前にやり「ダメだこりゃ」と判断しただけなのだから。
そしてその他がその当たり前をやらず内容も知らず大金を注ぎ込み狂乱する。
その理由が儲かるから。他のやつらもやっているからだ。
もうバブルというのは「そうゆうもの」だと諦めるしかないのか?
ラストの「オーガニック」や「水」のシンプルさに希望を見出すしかないのか?
どちらなのだろう?
金融取引の危うさが見える
カレルの表情がよかった
この人嫌だなあという登場で印象よくないスティーブカレルの、最後のシーンの表情が良かった。
この映画を日本の俳優さんで置き換えたら誰だろうと思いながら見てました。
NFならではのスリル
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