あやしい彼女のレビュー・感想・評価
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韓国映画のリメイクというよりも、かなり出来のいいアイドル映画と言った方がいいかもしれない。
主演の多部未華子さんは、NHKの連続テレビ小説『つばさ』のころからのファンで、映画もテレビドラマもけっこう見ている。
一番好きなのは『君に届け』。
原作とだいぶ違うらしく、あまり評価は高くないけど、すごく面白かった。
元の韓国版の映画は見ていないけど、日本版は多部さんありきの企画だと思う。
多部さんは美人というよりも、かわいい感じの女優さんで、どちらかというとアイドルに近い感じの人。
普通の女性の役というより、キャラクターによって作られる物語の登場人物の方が合っている。
けっこういろいろ出演している割には、あまり好きだとかファンだとかいう人を見たことがないのが不思議。
歌もうまいのだし、歌手デビューとかして、バラエティー的な番組にもどんどん出て、アイドル的な活動をすれば、もっとファンが増えると思う。
そういうことを考えると、まさに多部さんの為にあるような映画で、衣装もシーンごとに変えていて可愛かったし、アイドル映画と言ってもいいかもしれない。
内容的には洋画の『セブンティーン・アゲイン』(中年男が、若くなる話)の女性版みたいな感じだった。
元の韓国版は、最近の映画のようだし、かなり参考にしているんだろうと思った。
若くなるいきさつも、若くなってからの行動も、オチもすごく似ている。
洋画の『セブンティーン・アゲイン』は、自分の思う名作に入れているくらい大好きで、パクリだと少し思ったけれども、直接やっているわけではないので、本作はリブート作品の感覚で楽しく見られた。
出演者も、これ以上ないくらいに役に合っていてよかった。
倍賞美津子さんが、気が強くて元気がいいけれど、もちょっと嫌味なおばあさん役がはまっていたし、小林聡美さんや要潤さんも、過去の出演作との連携的なイメージがぴったり、次郎役の志賀廣太郎さんも執事的な尽くす男イメージが、役にぴったりだった。
あと多部さんの歌う、昭和歌謡が素晴らしかった。
多部さんの歌に味があるし、歌いやすさもあるのだろうけど、ぴったりと曲にはまっていて感動した。
ただ、残念だったのは最後のオリジナル曲。
あまりいい曲とは思えなかったたし、慣れてないからしょうがないけど、コンサートシーンで、多部さんの動きが板についてなかった。
オリジナルも昭和歌謡的な曲にしてほしかったな~。
多部さん、最高です
多部さん、最高です。これは、拾いもの。
昭和歌謡も見直しました。
正直、ばあさんじいさんばかり出てくる冒頭の30分くらいは、退屈だった。それがあってこその本編の面白さなんだけどね。そういう作りも昭和の映画っぽいわけかな。多部さんのコメント「倍賞さんの変なアドリブステップを見て、これは絶対に真似しよう」を事前に聞いていたので、変なステップを楽しめたおかげで退屈が減ってよかった。
本編では、デパートで出会った、大泣きする子をあやしきれず、怒り散らしている女性に、多部さん(中身はおばあちゃん)が「よしよし」と声をかけるシーン! 全ての人に観てほしい! 声をかける内容も最高だし、ホントに多部さんの中におばあちゃんがいるみたい!
泣きの瞬間的な深さでは、観た映画史上、三本の指に入るかもしれない。
今日も泣いてる赤ん坊の声を近くに聞きながら、「泣かせてんじゃねーよ」と心の中で毒づいている俺、映画を思い出して、今から深く反省します!!
倍賞さん、小林さん、要さんといった周囲も頼りになっているわけだけど、基本的にはずっと多部さん見てたって映画だなぁ。たしかにローマの休日だ。あのときのオードリーヘップバーンだ。
ところで、あれ、金井克子だったのか。まさに昭和後半のバタ臭さだなぁ。
無関心••••5好 俳優(多部さん) 青春
並••3••凄
無•••4•涙/無1••••固ゆで
無•2•••社会派/大衆•2•••狂信
最高/紹介
俺の満足度 80点
作品賞可能性 10%
親に感謝です。
人情ドラマとしてよく出来ている
リメイクであると言うのは知らなかったが、人情ドラマとしては一定の内容が入っており、そんなに悪くない。
孫の為にバンドデビューする若返ったお祖母ちゃんが少し青春を取り戻すのも面白い。
ラストは予定調和と言う流れだが、観ている人が納得出来ると思う。
親子がわかりあえる姿は気持ちよい。
コミカルだけど、泣ける
ありきたりな若返りネタかと思ったら予想以上にキレイにまとまっていて...
多部
喜劇なのに、切ないテーマが胸に響く。
子供からお年寄りまで楽しめる、
「家族はつらいよ」に続く、
松竹大船調のハートウォームコメディですね。
テンポも良く、ファンタジーの楽しさや、
生きることの切なさを存分に味わえる良作でした。
韓国映画のリメイクとは知りませんでした。
激動の戦後で夫に先立たれ極貧で、
一日中働きながら病気の娘を育てる、
懸命に生きてきた73歳のカツさん。
そんなおばあちゃんが、
20歳に若返るというギミックだけですが、
いろんなことを考えさせられる
素敵なお話です。
若いころ、やりたかったこと、
できなかったことをやろうと、
第二の人生が始まるのだけど、
リベンジだけじゃないのが、良かった。
2つの人生を通して、
大きなテーマがが伝わってきました。
人のために生きるのも、自分のために生きるのも、
一生懸命生きていれば、幸せなんだな。
主人公の影響力で周りが変わっていく様に、
爽快感を感じます。
自分の居場所も、モノの豊かさも、
嘘っぱちな仲間も、
苦労もしないで手に入れたものなんて、
なんの価値もない。
お説教のようなテーマが、
こんなにも楽しく切なく胸に響いてくるのは、
水田伸生監督の手腕なんでしょうね。
主役の多部未華子さんは、
夜のピクニックが印象的でしたが、
あれからもう10年なんですね。
スクリーンで久々に再会した彼女は、
垢抜けて、幅が広くて、大きさを感じる、
素敵な女優でした。
歌は味があって良かった。
オードリー・ヘップバーンのヘアスタイルと、
シックスティーズファッションも、
キュートに魅せてましたね。
おばあさん役の倍賞美津子さんも、
さすがのキャラクターづくりです。
毒舌を吐く様の憎めない可愛らしさが、
素晴らしかった。
一度きりの人生、
悔いのないように生きていこう。
はたして自分はできているのかな...。
喜劇映画を観た帰りに
そんなことを想うなんて、
想像もしてなかったのです(笑)
面白い。
あやしい若返り。
韓国版に始まり、中国版、そして日本版という異色のリメイク作品。
73歳の婆さんが突如20歳に若返る…という女性の若返り(できるなら)
願望を見事に体現した痛快ファンタジー。韓国版の出来が良すぎる
ので、比べてしまうとかなり観劣りするんだけど奮闘の軌跡はある。
多部のコメディエンヌぶりは発揮されているし、倍賞も巧いのだが、
東京ブギウギはちょっとズレてるかなと思わされる。特筆は娘役の
小林とライバル老女役の金井克子。グッとくる場面もあるが、所詮
ファンタジーなんだよねぇと我に返ってやや物悲しい現実を帯びる。
しかし20歳でアイドル系だった人がああいう婆さんになるのかねぇ。
(嫌われ婆さんぶりは韓国版の方が秀逸。その方があとでグッとくる)
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