あやしい彼女のレビュー・感想・評価
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親に感謝です。
人情ドラマとしてよく出来ている
リメイクであると言うのは知らなかったが、人情ドラマとしては一定の内容が入っており、そんなに悪くない。
孫の為にバンドデビューする若返ったお祖母ちゃんが少し青春を取り戻すのも面白い。
ラストは予定調和と言う流れだが、観ている人が納得出来ると思う。
親子がわかりあえる姿は気持ちよい。
コミカルだけど、泣ける
ありきたりな若返りネタかと思ったら予想以上にキレイにまとまっていて...
多部
喜劇なのに、切ないテーマが胸に響く。
子供からお年寄りまで楽しめる、
「家族はつらいよ」に続く、
松竹大船調のハートウォームコメディですね。
テンポも良く、ファンタジーの楽しさや、
生きることの切なさを存分に味わえる良作でした。
韓国映画のリメイクとは知りませんでした。
激動の戦後で夫に先立たれ極貧で、
一日中働きながら病気の娘を育てる、
懸命に生きてきた73歳のカツさん。
そんなおばあちゃんが、
20歳に若返るというギミックだけですが、
いろんなことを考えさせられる
素敵なお話です。
若いころ、やりたかったこと、
できなかったことをやろうと、
第二の人生が始まるのだけど、
リベンジだけじゃないのが、良かった。
2つの人生を通して、
大きなテーマがが伝わってきました。
人のために生きるのも、自分のために生きるのも、
一生懸命生きていれば、幸せなんだな。
主人公の影響力で周りが変わっていく様に、
爽快感を感じます。
自分の居場所も、モノの豊かさも、
嘘っぱちな仲間も、
苦労もしないで手に入れたものなんて、
なんの価値もない。
お説教のようなテーマが、
こんなにも楽しく切なく胸に響いてくるのは、
水田伸生監督の手腕なんでしょうね。
主役の多部未華子さんは、
夜のピクニックが印象的でしたが、
あれからもう10年なんですね。
スクリーンで久々に再会した彼女は、
垢抜けて、幅が広くて、大きさを感じる、
素敵な女優でした。
歌は味があって良かった。
オードリー・ヘップバーンのヘアスタイルと、
シックスティーズファッションも、
キュートに魅せてましたね。
おばあさん役の倍賞美津子さんも、
さすがのキャラクターづくりです。
毒舌を吐く様の憎めない可愛らしさが、
素晴らしかった。
一度きりの人生、
悔いのないように生きていこう。
はたして自分はできているのかな...。
喜劇映画を観た帰りに
そんなことを想うなんて、
想像もしてなかったのです(笑)
面白い。
あやしい若返り。
韓国版に始まり、中国版、そして日本版という異色のリメイク作品。
73歳の婆さんが突如20歳に若返る…という女性の若返り(できるなら)
願望を見事に体現した痛快ファンタジー。韓国版の出来が良すぎる
ので、比べてしまうとかなり観劣りするんだけど奮闘の軌跡はある。
多部のコメディエンヌぶりは発揮されているし、倍賞も巧いのだが、
東京ブギウギはちょっとズレてるかなと思わされる。特筆は娘役の
小林とライバル老女役の金井克子。グッとくる場面もあるが、所詮
ファンタジーなんだよねぇと我に返ってやや物悲しい現実を帯びる。
しかし20歳でアイドル系だった人がああいう婆さんになるのかねぇ。
(嫌われ婆さんぶりは韓国版の方が秀逸。その方があとでグッとくる)
良い作品は、国を選らばない
やっぱり、ストーリーが良いと国を問わず感動的な作品になる。
特に、今作は主演の多部ちゃんがコメディとシリアスどちらもこなす女優だけにこの振り幅の大きいストーリーの限度まで引き出してくれた。
もちろん脇を固める俳優人も素晴らしい。
素敵なストーリーに日本人ならではの情がプラスされ笑いと涙で大満足である。
そしてこの作品のもうひとつの見所は、音楽であるが昭和の名曲を本格的にアレンジして本当にリリースしても十分ヒットするレベルに洗練されている。
さすがヒットメーカー小林武史さんが手掛けているだけの事はある。
主人公が伝えたい名曲とは人を勇気付ける魅力があると言うものはしっかり観衆に伝わっていた。
所詮リメイクと馬鹿にせずたくさんの人に感動してもらいたい作品である。
お薦めです‼️
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