あやしい彼女のレビュー・感想・評価
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瀬山カツ(倍賞美津子)は毒舌で頑固でおせっかい。 近所でトラブルばかり起こす73才。 ある日、写真館で写真を撮ってみたら、 なぜなのか20才に若返ってしまった(多部未華子)
動画配信で映画「あやしい彼女」を見た。
2016年製作/125分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2016年4月1日
多部未華子
倍賞美津子
要潤
北村匠海
金井克子
温水洋一
志賀廣太郎
小林聡美
野村周平
劇中の楽曲にはなかなかいいものがあったと思ったのだが、
小林武史が監修していたらしい。
なるほど。
水田伸生監督といえば阿部サダヲ主演の
「アイ・アム まきもと」を見たことがある。
韓国の映画「怪しい彼女」のリメイクらしい。
韓国では860万人以上を動員する大ヒット作。
2024年現在8か国(中国、日本、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピン、インド、ベトナム)
でリメイク版が制作された。
その他にアメリカ、ドイツでもリメイクが計画されている。
瀬山カツ(倍賞美津子)は毒舌で頑固でおせっかい。
近所でトラブルばかり起こす73才。
ある日、写真館で写真を撮ってみたら、
なぜなのか20才に若返ってしまった(多部未華子)。
戸惑うカツ。
家にも帰れない。
公園で一夜を過ごした。
序盤からのゆっくりした展開にじれったい思いだったが、
中盤からテンポアップで面白くなってくる
商店街ののど自慢で美空ひばりを唄ってみたら大うけした。
孫(北村匠海)のバンドのボーカル担当になり、
メジャーデビューを目指すことに。
孫のバンド仲間との交流、
音楽番組の担当者(要潤)との恋、
娘(小林聡美)との相互理解、
今までできなかったことを堪能するカツ。
この恋は成就できるのか。
終盤には泣ける場面があるし、
大いに泣けた。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
多部未華子がかわいい。 娘と親子喧嘩をした73歳のカツが、ある写真...
多部未華子の魅力全開
本作は、嫌われ者の毒舌老婆が、あるきっかけで20歳代に若返り、かつて失った青春を謳歌するという異色作品である。
現実離れした話だが、老婆役の倍賞美津子と若返った老婆役の多部未華子の演技力が抜群なので、話の展開がリアルに感じられる。
なんといっても、多部未華子の演技が出色の出来栄えである。元来、この手の役、本作では、老婆の心を持った若い女性という役を演じさせたら、現在の日本では彼女が段トツで上手い。最適役である。
加えて、本作では、『見上げてごらん夜の星を』、『真っ赤な太陽』、『悲しくてやり切れない』などの熱唱シーンが圧巻。選曲も最高だが、多部未華子の哀切感溢れる歌声、表情、仕草、衣装で、我々観客は、老婆が過してきた時代の雰囲気に浸ることが出来る。あの日に戻ることができる。
本作は、多部未華子の代表作になるだろう。
何回観てもいい!
清楚な感じの多部未華子ソング
あやしくはありません。可愛いです。
多部未華子かわゆす!歌ばつぐん。声がいい!
多部未華子が可愛い
多部未華子のノスタルジーを感じさせるファッションがものすごく似合っていて、ぷっくりしたほっぺにシュッとした顎のラインに若さを感じて、大ぶりのイヤリングも似合っていて、キュートでたまらなかった。
ストーリー自体はコメディの中に胸をギュッと掴まれるような流れがあり、家族の中の在り方によってその受け取り方は異なるのかなと思った。
私は苦労ばかりしてきた自分の母親がある日突然体力のある若い自分に戻ったら、何をしたいと考えたり言ったりするかなと、映画を観ながらぼーっと考えてみて、みんな必死に生きてきても人生の時間を取り戻せないことに当たり前のことだけれど涙が出た。
悲しくてやり切れないのフォーククルセダーズの歌は、多部未華子の透き通るような声で前よりこの曲好きって友達に言いやすくなった。あのシーンだけを切り取って延々と流していたいくらい心地いい歌声。
バックに流れる音楽にはジャズだった。かっちゃんやジロウの若い頃はやっぱりジャズだったのかな。
そしてローマの休日。観たことない人は少なそうだけど、あやしい彼女を観るには必要な知識だった。そしてもう一度みなおしたくなった。「皇女様も人生は休日って割り切ったんだから」って、言葉にするとあの映画はそういうことになるのかな?それとも娘をなぐさめるために出て来たことばなのかな。
唯一キャラの中で嫌だったのはプロデューサーが気持ち悪かった。
翼の部屋からは東京タワーとスカイツリーと両方見れるという羨ましい部屋で、、、思い出しても本当に羨ましい部屋。
多部未華子の歌唱力とパフォーマンス力
多部未華子さん、好演。
韓国版のリメイク映画のようだが、個人的にはこちらの方が良くできていると思う。
精神年齢が今のまま20歳の時に戻れたら・・・という願望は、誰しも持つが叶うはずもなく。
その叶うはずのない夢物語が現実になったら何をする?と想像するところが、映画やドラマの面白さだと思う。
まず驚いたのは、多部未華子さんがあんなに歌がお上手だとは知らなかった。
多部さんの「悲しくてやりきれない」の歌とその背景シーンは、何度聞いても涙が出る。
北村たくみ君の存在感も、映画に光を与えている。
もっと評価されていい映画だと思うが、埋もれてしまっているのがとても残念だと思う。
DVDを買おうかどうか迷うほど、心に残る映画に仕上がっている。
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