あやしい彼女のレビュー・感想・評価
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親に感謝です。
人生80年。
20代で結婚したなら、親でいる時間の方が長い。
親になるってことは、大変なことがたくさんあったと思う。
そんな背景がみえて、劇中で流れる多部さんの曲に終始感動します。
「諦めたこともたくさんある、
でも、あなたの親になれたことが幸せ」
その言葉に救われた気持ちになります。
改めて、育ててくれた両親に、
本当に感謝です。
そして、私もそんな親になりたい。
笑えて、泣けて、本当に素敵な映画に出会えました。
キュートな彼女
70歳の毒舌ばあさんが20歳に若返って…!?
韓国映画のリメイクだが(未見)、実に邦画らしい人情喜劇の好編に仕上がっている。
何つっても多部ちゃんの魅力に尽きる。
昨年の「ピース オブ ケイク」ではキャリア最高の名演を見せてくれたが、本作ではTVドラマなどでもお馴染み抜群のコメディエンヌぶり。
若返って“ウキウキ ワクワク~♪”だが、言動はばあさん丸出し。
多部ちゃんのばあさん演技が本当に愉快で、そのズケズケ物言いも某番組の“笹野ばあさん”じゃないけどスカッとさせる。
時代錯誤…いえいえ、レトロな髪型やファッションも何故かしっくりくる多部ちゃん。
そしてそして、意外や上手い歌声も披露。
元々歌う事が好きなカツばあさん。
若返って咄嗟の偽名“大鳥節子”でたまたま町内ののど自慢大会に出たら音楽プロデューサーの目に留まり、さらにひょんな事から孫のバンドでボーカルを務め、トントン拍子に人気者に。
…と、まあ、かなり笑いも話もベタだけど、勿論ただそれだけじゃないのがミソ。
女手一つで娘を育て、孫の面倒も見てきたカツばあさん。
自分を犠牲にしてきたから何一つ自由なんて無かった、と、悪気は無いけど言っちゃう。
この母にしてこの娘あり。娘もなかなか気が強いから、喧嘩は絶えず。
せっかく若返ったんだから、人生今度は自由に!
…が、歌う時、決まって想うのは娘たちの事。
娘も居なくなって改めて母を想う。
クライマックス、孫はオリジナルの歌を作曲。それに込めた想いは…。
懐メロの数々が耳に心地よい。
今風の歌をチクッと風刺。
古きは良くて新しきは…って考えはどうかと思っていたら、昭和歌謡曲を今風にアレンジし、今昔どちらの歌もいいもんだと思わせる。
キャストでは、ちょっと冴えないけど人のいい志賀さんはハマってるし、娘・小林聡美は安定の好助演。
“若返り”だからカツばあさんの若い頃の姿を知ってる人も周囲に居る。“若返り”の話のよくある不可解な点(例えば、蘭は新一の子供の頃を知ってるのに何でコナンに気付かないの?)もちゃんと辻褄合わせている。
要潤演じる音楽プロデューサーとの仄かなロマンスはこっ恥ずかしく、ラストは何だか唐突だが、見終わっての後味良し。
クスッと笑って、ジ~ンとして、ほっこりして。
これが、邦画喜劇の醍醐味。
にしても、日本だけじゃなくあちこちの国でリメイクされてるね~!
人情ドラマとしてよく出来ている
リメイクであると言うのは知らなかったが、人情ドラマとしては一定の内容が入っており、そんなに悪くない。
孫の為にバンドデビューする若返ったお祖母ちゃんが少し青春を取り戻すのも面白い。
ラストは予定調和と言う流れだが、観ている人が納得出来ると思う。
親子がわかりあえる姿は気持ちよい。
コミカルだけど、泣ける
あっという間の2時間でした。多部未華子の歌が素敵だった。
それぞれの想いが分かり合えなくて、すれ違ったときは悲しかったけど、おばあちゃんが若返ることで、繋がる気持ちが良かった。
最後切なかったけど、あれもハッピーエンドですね。
人生は、若さが1番ではなく、一緒に人生を送ってきた人たちと、最後を終えられるのがいいと感じる映画でした。
ありきたりな若返りネタかと思ったら予想以上にキレイにまとまっていて...
ありきたりな若返りネタかと思ったら予想以上にキレイにまとまっていて良かった
全員の演技力が高く、グダグダになるシーンも少なく見やすい映画
多部ちゃんのオバちゃん演技もレトロな服装もピッタリで可愛かった
オチも一番いい形に持って行けていて気持ち良いエンディング
多部
多部ちゃん以外何にもない。多部ちゃんもベストからは遠い。美津子さんは相変わらず素晴らしいけれど、アクがない。韓国版にあったリズムが全部失われてる。コンサートのシーンのキツさったらない。単に演出力が低い。
笑えて、しかも、人生を感じさせる
渋谷シネパレスで、多部未華子主演「あやしい彼女」を観た。とても面白く、じーんと来ちゃうとても素敵な作品だった(^-^)/
映画の中で1960年代頃の歌が現代に蘇る。ある奇妙な出来事によって、親子の絆が再生する。主演の多部未華子の歌と演技がとても良かった!人生を感じさせる素敵な作品だ。
喜劇なのに、切ないテーマが胸に響く。
子供からお年寄りまで楽しめる、
「家族はつらいよ」に続く、
松竹大船調のハートウォームコメディですね。
テンポも良く、ファンタジーの楽しさや、
生きることの切なさを存分に味わえる良作でした。
韓国映画のリメイクとは知りませんでした。
激動の戦後で夫に先立たれ極貧で、
一日中働きながら病気の娘を育てる、
懸命に生きてきた73歳のカツさん。
そんなおばあちゃんが、
20歳に若返るというギミックだけですが、
いろんなことを考えさせられる
素敵なお話です。
若いころ、やりたかったこと、
できなかったことをやろうと、
第二の人生が始まるのだけど、
リベンジだけじゃないのが、良かった。
2つの人生を通して、
大きなテーマがが伝わってきました。
人のために生きるのも、自分のために生きるのも、
一生懸命生きていれば、幸せなんだな。
主人公の影響力で周りが変わっていく様に、
爽快感を感じます。
自分の居場所も、モノの豊かさも、
嘘っぱちな仲間も、
苦労もしないで手に入れたものなんて、
なんの価値もない。
お説教のようなテーマが、
こんなにも楽しく切なく胸に響いてくるのは、
水田伸生監督の手腕なんでしょうね。
主役の多部未華子さんは、
夜のピクニックが印象的でしたが、
あれからもう10年なんですね。
スクリーンで久々に再会した彼女は、
垢抜けて、幅が広くて、大きさを感じる、
素敵な女優でした。
歌は味があって良かった。
オードリー・ヘップバーンのヘアスタイルと、
シックスティーズファッションも、
キュートに魅せてましたね。
おばあさん役の倍賞美津子さんも、
さすがのキャラクターづくりです。
毒舌を吐く様の憎めない可愛らしさが、
素晴らしかった。
一度きりの人生、
悔いのないように生きていこう。
はたして自分はできているのかな...。
喜劇映画を観た帰りに
そんなことを想うなんて、
想像もしてなかったのです(笑)
多部ちゃんの歌は必見
ストーリーに関しては特に印象がないが、良くも悪くもないという感じだった。
子育てを終えた女性には違った印象を受けるのかもしれない。
この映画の見所は何と言っても多部ちゃんの歌唱力だ。ストーリーの設定上、多部ちゃんの歌唱力が低いと何の説得力もない映画になってしまうが、映画の中の人物と同じ様に、見ているこちらも多部ちゃんの歌唱力に惹かれてしまった。
そして彼女のコメディアンスな演技があってこそのキャラクターだと思う。多部未華子という女優の評価がグッと上がった作品になった。
面白い。
韓国映画のリメイクらしいということで外しはしないだろうと思ってシネコンへ行きましました。
若返れたらとという願望がある私にはファンタジーとして共感できる内容でした。
主人公の服装が昭和な感じで統一されていて、そういう細かい所も面白かったですね。
脇を固める役者も味があって良い感じでした。
楽しめる映画だと思います。
あやしい若返り。
韓国版に始まり、中国版、そして日本版という異色のリメイク作品。
73歳の婆さんが突如20歳に若返る…という女性の若返り(できるなら)
願望を見事に体現した痛快ファンタジー。韓国版の出来が良すぎる
ので、比べてしまうとかなり観劣りするんだけど奮闘の軌跡はある。
多部のコメディエンヌぶりは発揮されているし、倍賞も巧いのだが、
東京ブギウギはちょっとズレてるかなと思わされる。特筆は娘役の
小林とライバル老女役の金井克子。グッとくる場面もあるが、所詮
ファンタジーなんだよねぇと我に返ってやや物悲しい現実を帯びる。
しかし20歳でアイドル系だった人がああいう婆さんになるのかねぇ。
(嫌われ婆さんぶりは韓国版の方が秀逸。その方があとでグッとくる)
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