500年の航海

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500年の航海

解説

映画作家として「悪夢の香り」「虹のアルバム」といった映画監督作を手がける一方、先住民イフガオ族とのパフォーマンスやインスタレーション制作なども発表し、ジャンルを超えて活躍するフィリピンのアーティスト、キドラット・タヒミックが、9年ぶりに発表した長編映画。1522年に人類史上初の世界一周を達成した航海家マゼランが実は旅の途中で命を落としており、実際に世界一周したのは彼に仕えていたマラッカ出身の奴隷エンリケであるという説をもとにしたドキュメンタリードラマ。1980年代から35年以上にわたって撮影が続けられたため、当初はタヒミック監督自身がエンリケ役を演じていたが途中で交代、マゼラン役も代わるなど、映画の決まり事を超えたタヒミック監督らしい自由な作風となっている。2015年・第28回東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA #2 熱風!フィリピン」部門で「お里帰り」のタイトルで上映されたバージョンを再編集し、劇場公開。

2015年製作/161分/フィリピン
原題または英題:Balikbayan #1 Memories of Overdevelopment Redux VI
配給:シネマトリックス
劇場公開日:2019年1月26日

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(C)Kidlat Tahimik

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