ヴィクトリア(2015)のレビュー・感想・評価
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主人公の気持ちに乗れない
ワンカットの弊害なのか、主人公の孤独感が伝わらないので、彼女の行動に「?」してしまう。
ラストの方はグダグダしてしまったので退屈してしまいました。
楽しさを表現するシーンがクラブで馬鹿騒ぎってのもイマイチ。
ムカつくンだよ、あのバカ女がぁ
ワンカットは凄い
臨場感!
なかなかスゴいけど…
面白い話も長いし拘りが弱い
長回しによる緊張感は非常に伝わってくる。2時間半によくもまぁこれだけの出来事を詰め込めるものだと感心するが、盛りだくさん故の強引さも大いに感じるわけで、その辺は表裏一体と言ったところか。
カットが無い割にダラダラした印象はないし、飽きることがなかった。それは、無数にカットされた映画等しく視覚的な面白さがあったわけで、動き続けてなお破綻しない絵作りを追究した結果が見事なドラマを生んでいる。
まるで長回しには思えないというのが、過去になかったものだろう。いかに長回しの効果を有効活用するかというよりも、いかに長回しを感じさせないかということを意識していたようにも思う。
ただ、そう思うと、果たして長回しの意味はそれほど重要だったのか疑問に思えてくる。実際、合間合間の無駄も気になったし、カットしてコンパクトにまとめた方が物語としては楽しめるのでは、と思ってしまった。
まぁ映画的な試みとしては無駄ではないんだろうけど、見ている方にしてみれば、長すぎる印象を持ってしまった。
話題性か内容か
マドリードからベルリンに移り住んで3ヵ月、ドイツ語が話せず友人もいない20代の女の子が深夜に同年代の4人の男の子達と出会い、バカ騒ぎし、心を通わせ、事件に捲き込まれて行く話をハンディ1台での140分1カットでみせる映画。
大切なのは話題性か、内容か。
確かに臨場感はあるけれど1カットにこだわるあまりに、テンポの伸び縮みがメチャクチャ、行動範囲が狭くリアリティなし、行動内容もバカ過ぎてリアリティなしという残念な内容になっていると感じた。せめて4シーン位で半日〜1日のシチュエーションだったらねえ。
1カットの映画という話題性がなかったらここまで評価されていないだろうし、1カットであることによって内容はチープになってしまっているし、自分は評価されるべきは1カットであることじゃなくて内容であるべきだと思う。
家出少女の人生が変わってしまう夜に観客も巻き込まれてしまう作品。1...
堕落の間の甘美な瞬間
リアルです❕❕
どっと疲れました・・・
始まりのシーンからして、臨場感抜群。目の前で起きているかのよう。
ヒロインと、周りの人との話の進行も、ほんとリアル。
なので、次に何が起きるか相当ドキドキする・・・ヒロインの不安感、生活感(例えば、夜遊びしても、明日仕事あるしー、とかそういうような。)、異国で暮らす気持ち(不安だけれど、友達欲しいから、強きを見せようと無理したり、嫌だって言えないとか。)など、すごくよく伝わってくる・・・・・・それなので、登場人物のことをとても心配になり、場面場面で、声かけたくなるくらい・・・・。
しかし話は一気に進んでいくわけで・・・夜から朝の出来事なのだが、ひとつひとつ捉えていったら、こんな濃い感じになるのかと。
あり得なさそうでいて、いや、あり得る話。
釘付けになるし、緊張しっぱなしで、観るのにすごくエネルギー使った・・・。
画面の色合いとか綺麗で、空気感が伝わってくる、なかなか無い映画だと思う。
カットがないことがもたらすもの。映画史上に残るだろう作品
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