パティーとの二十一夜

解説・あらすじ

2015年・第28回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。「EUフィルムデーズ2017」(17年5月26日~6月22日=東京国立近代美術館フィルムセンター/6月3日~6月25日=京都府京都文化博物館)でも上映。

2015年製作/115分/フランス
原題または英題:Vingt et une nuits avec Pattie

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 自然と性とミステリー ラリユー兄弟の作家性

2026年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

昨年「ジムの物語」にとても魅了されたので、ラリユー兄弟作品は見逃せないと思っていました。
猥笑喜劇やドタバタに陥る危険性もありましたが、踏みとどまり、より芸術的なレベルに昇華させた、期待を裏切らない作品でした。

ネクロフィリアを味付けるダークさ、想定外の犯人示唆、マジックリアリズム、アンドレ・デュソリエやドニ・ラヴァンらキャラの立ち過ぎ、そして日本人には少々恥ずかしいパティの語る官能描写。いろんな要素満載で気を失いそうになりますが、でもなぜか最後には、南仏の美しさに溶けていくような詩情と心の安らぎを感じるので、不思議です。

キャロリーヌの家族がやってきたのは、少々タイミングが良すぎる気もしましたが、彼女祭りの夜ヤってしまわなくて良かったですね。あの空が明けてくる丘の上での再会シーンは幻想的でとても良かったです。

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