イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優

劇場公開日:

イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優

解説

「カサブランカ」「ガス燈」「オリエント急行殺人事件」「秋のソナタ」など、数々の傑作で知られるスウェーデン出身の名女優イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー。知性あふれる美貌と卓越した演技力でハリウッド黄金期に活躍し、アカデミー賞に7度ノミネートされ、3度の受賞を果たしたバーグマン。世界中の人々を魅了する一方で、プライベートでは不倫騒動や3度の結婚などスキャンダルも多く、波乱万丈の人生を送った。父親の影響でカメラ好きだったバーグマンが肌身離さず持ち歩いていたカメラで撮影された貴重な写真のほか、プライベートな映像、日記、手紙、子どもたちへのインタビューなどを通し、女優としてのバーグマンはもちろん、家族を愛するひとりの女性としての姿も浮かび上がらせる。バーグマンと同じスウェーデン出身で、ハリウッドで活躍する人気女優アリシア・ビカンダーがナレーションを担当。

2015年製作/114分/G/スウェーデン
原題または英題:Jag ar Ingrid
配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
劇場公開日:2016年8月27日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0やはり只者には非ず

2017年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

リアルタイムには知らないのだが,往年の名女優ということで出かけた「イングリッド・バーグマン」。

英題: Ingrid Bergman in Her Own Words が示すとおり,彼女が付け続けた日記の文章や彼女自身が撮った膨大なホーム・ムービーなどから構成された労作。

作品中に登場するつごう4人の子どもたち,と言っても当然いい年の大人だが,それぞれに知的な雰囲気を漂わせ,的確な表現で母について語る。その姿を通じても,バーグマンが単なる美人女優だったわけではないことが容易に推察される。

作品中紹介された彼女の言葉の一つ。不倫・妊娠について全米から叩かれ,

> 私の人生をどう生きるかは,私が決める。上院議員や聖職者,マスコミが決めるのではない。

改めて,彼女の主演した諸作品を観てみようという気にさせられた。

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kosei