超高速!参勤交代 リターンズのレビュー・感想・評価
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日本でしか出来ない映画
前作同様楽しい映画です。ちょっと話を大きくし過ぎて 正直突っ込みどころは色々あるし、後半、盛込み過ぎて失速したり、 えっ!それで終わり?!みたいなシーンも多数有りますが、 昔の日本のチャンバラ映画は今以上に荒唐無稽だし、 若い人に観てもらう為にも、楽しのはいい事っすね。 往年の「水戸黄門」や「大岡越前」等の勧善懲悪で 偉い人程、優しくて良い人!と言う世界観のドラマを ずっと観て育った私にとっては懐かしく、安心して観られる一作。 こう言う娯楽映画に良いの悪いのと言うのは どうも不粋だと思いますわ。〜 今回も「柳生一族の陰謀」もどきの柳生の活躍で チャンバラシーンが結構面白かった! 「忍者」「武士道」は世界的に人気コンテンツなのだから この映画の様な解りやすい忍者やサムライ映画は 勇気を持って松竹は輸出して欲しいなあ〜 前半「5万回斬られた男」として「ラストサムライ」にも 出演されてる福本清三さんも出てる事だしね。 チャンバラ映画の伝統を絶やさない為にも、こう言う映画は 頑張って欲しいし、映画ファンもぜひ映画館で観て欲しい!
安定の続編。予定調和を安心して堪能できる正常進化の作品。
何でか?前作との間に違う作品を挟んでからの続編鑑賞です。
初っ端から既視感満載のスタートです。
私、実は世界遺産の某お城のある街住まいなんですよ。
行列が渡っていたシーンの橋も、幾度となく訪れているんですよ。
それが日常だから、ありがたみもへったくれもないんですよ。
外国人観光客さんが大挙押し寄せても「こんなとこ来て、何が面白いんやろ?」って、つい思っちゃうの。
かく言う私も金門橋渡ったり、サグラダファミリア見上げてみたいんですけれどね。
本文です。
行きがあれば帰りもある。前作の成功に奢らず、さらにスケールアップさせた正常進化の続編でした。
安定の人情味溢れる劇と、クスっと笑えるスパイスが効いている、そんな楽しいお話でした。
松平輝貞(石橋蓮司):「二度と失態を犯すでないぞ!」
松平信祝(陣内孝則):「はーっ!(ニヤリ…)」←絶対に懲りてないやつw
からお話は始まります。イヤな予感しかしません。
陣内さん、前作に輪をかけてアイメイク濃い悪人面です。今度は何をやらかすのかな?
湯長屋谷藩、青天の霹靂の一揆とな?案の定の信祝の仕業です。ちくしょう。
今回は上様の暗殺まで画策する始末。とことんワルよのぅ。全く懲りてない。
そしてこの度も、度量の大きい君主・内藤政醇(佐々木蔵之介)以下、知恵者の軍師・相馬兼嗣(西村まさ彦)、剣豪・荒木源八郎(寺脇康文)を始めとして、一騎当千の活躍を見せる忠義の士たちが本当に頼りになります。
頼りになると言えば前作に引き続き登場の段蔵(伊原剛志)の活躍も光っていました。
組織たるもの、こういう人たちがトップにいなきゃ。脇から支る人もいなくちゃ。下々の民のために一緒に汗を流せる人じゃなくちゃ。
異次元のなんとか対策とか寝言ばかりほざいてる、どこぞの愚鈍たちじゃなくて。←なにげにアナーキスト
前作からの、そんな安定のキャスト陣に加え、新たに魅力的なキャラクターもご登場です。
痺れたのは、何と言っても大岡越前守こと大岡忠相。義と情を併せ持つキレ者を古田新太がご好演でした。
一方の敵方では、憎き信祝に加担する尾張藩主の徳川宗春(田口浩正)も登場。こいつも、信祝に負けず劣らず相当の悪党。
ワルと言えば、尾張の柳生一族の頭の諸坂三太夫(渡辺裕之)。その男気が、敵ながらあっぱれな良キャラでした。同じ一族でありながら柳生玄道(宍戸開)は、とことん小悪党だったんですが。身内の三太夫に背後から刺されても当然。
前作でも感じたんですが。忍者弱すぎじゃね?フルアーマーの暗殺プロ軍団でしょ?湯長屋谷藩の女衆相手に苦戦するとか、面目丸つぶれですやん。
お話が進むにつれ「陣内許すまじ!」の思いがぶり返してきて。リターンズ分で二乗増幅されて。くそう!٩(๑`^´๑)۶
それって“負の感情移入”ができているってことだから、陣内さん素晴らしい演技されていると思ったんですね。映画監督としては大コケを連発しまくっているんですが。←触れたるなし!
そしてお咲(深田恭子)やっぱりめっちゃかわいいです♡(´。・ω・。`)そりゃぁ政醇だって惚れますって。
前作に続き、記し忘れていました。日本一お百姓さんが似合う俳優こと神戸浩の好演も光っていました。
この度の見せ場は千人の軍勢相手に七人&一匹の勇士で立ち向かうシーンなんですね。
軍勢を目前に颯爽と進む七人&一匹の姿、めーっちゃカッケーヽ(^o^)丿
信祝「内藤政醇!謀反の罪により切腹申し付ける!」
政醇「こどわる(断る)。幕府がおろが(愚か)であっがら、もはやじだがう(従う)ごとはでぎねぇ」ここの磐城弁の啖呵がかっちょいいです。「ベンチがアホやから野球でけへん」みたいな。さぁ!クライマックスの開戦です!
各々の持ち味を生かした獅子奮迅の七人の侍カッケーヽ(^。^)ノ です!
でもね、私は、追い詰められた信祝の台詞にはぐうの音も出なかったの。
「ぬはははは!この世は生まれが全てよ!持って生まれた金は、更なる富を生む!」て、悔しいけれど、これほんと。どないかならんもんですかね…
これに対して政醇が返す「ぢがう(違う)!生まれではねぇ!人の大事は誰どであっだ(出会った)かだ!人はたがら(宝)だ!友は…たがらだ…」ってちょっと無力に感じたのは本音。
「あーっはっはっはっはっ!笑止!人は必ず裏切るものよ!」の信祝に対して、政醇「お主、罪を償って湯長屋さごねぇ(来ねぇ)か?」は、さすがに信祝にも「バカか。おまえは?」って言われてもしゃーないって思ったの。だって“裏切る”と書いて“にんげん”って読むんだもん。『下妻物語』で深キョン演ずる桃子もそんなこと言ってたっぽいし。そんなこと思ってる私…たいがい性根が腐っています。
結局、政醇へシンパを寄せる松平輝定の一喝によって兵は引き挙げていきます。信祝(゚^Д^゚)ザマァw
そこへ駆けつける百姓の民たち。「おらだち、殿様守るだー!」&頼りになる大岡越前守も、信祝を謀反の罪で捕らえにご登場で信祝を一喝。完全に詰む信祝(゚^Д^゚)ザマァw
そんなシーンで政醇は輝定へも臆さず「わだぢの望みはだだひどづ、荒れた湯長屋をもどにもどぢていだだきたぐ」と答えます。一方の信祝は「貴様は武士の風上にも置けぬ!引き立てい!」の大岡裁きによってお縄になります。ここ痛快でした。信祝(゚^Д^゚)ザマァw
このエピソードに代表されるように、前作この2作のテーマは「人は宝」だったように思いました。
でも…人ってマジで裏切るんだもん。私の人としての器の小ささを棚に上げて言ってるんですが。どんな半生を歩んできたかはご想像にお任せします。
とにもかくにも一件落着でした。「皆の物、湯長屋藩の参勤交代、これにで仕舞いどする!」
リターンズもこれにて、大団円。
将軍様も「あっぱれ内藤、まやもや湯長屋の土を守りおったか。江戸の土も同じこと。民の土台ゆえな」と感服至極。
どこぞのロケット花火好きのボンクラ将軍も見習えって話です。そんな好き勝手を“遺憾砲”で看過する、どこぞの偉い人らも見習えって話です。←最後までアナーキスト
そんな将軍・吉宗は家臣の「信祝の御沙汰が遠島なのは、いささかご寛容かとの?」の問いに対し、「怒りは敵と思え。堪忍こそ無事長久の元よ(by 徳川家康)」と答えます。
“裏切る”と書いて“にんげん”と読むとかほざいてる誰かさんこそ、この映画に学べ!って話です。
考えさせられました。偉くなればワルになるの?はたまた、ワルでないと偉くなれないの?どっち(。´・ω・)?
喜劇的時代劇
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参勤交代中に、地元で一揆が起きたと噂が入り、蔵之介らは急いで地元へ。
でもそれは陣内が蟄居から復帰して、仕返しとして行った所業だった。
陣内は噂を立てると同時に、部下に蔵之介の地元を侵略させていた。
そして蔵之介らが戻った頃に陣内もそこへ向かう。
蔵之介らの前で親族を処刑するのを見物しようという思いからだった。
さらに留守の間に江戸で部下に将軍を暗殺させる方針だった。
しかし蔵之介らは勇敢に戦い優勢に立つ。
しかも人を信じられない陣内を、人が優しい自分の国に来いと誘う。
陣内は拒否、部下に蔵之介を斬れと命じるが、誰も動かなかった。
そして大岡越前の裁きにより将軍暗殺の陰謀もバレた。
こうして陣内は引っ捕らえられた。
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1は細菌を撲滅しながら見たから全然良さが分からんかったし、
2も最初はコメディで今イチやと思ってたけど、最後の方は良かったかな。
1をちゃんと見てたら、もっと楽しかったのだろう。
帰ってきた現代感覚溢れる新時代劇
本作は、ヒット時代劇の続編。前作は、主人公である東北地方の弱小貧乏藩・藩主(佐々木蔵之介)と家臣達の江戸までの参勤交代奮闘記だった。リターンズという題名から、本作が、本国への参勤交代奮闘記のみだとしたら、二番煎じで、新味がなくなるのでは心配していた。しかし、そんな心配な徒労だった。 前作で主人公達を苦しめ敗北した悪者老中(陣内孝則)が復活して、本国への帰途にあった主人公達への復讐を開始する。そして、職権を悪用して主人公達を藩存亡の危機に追い込んでいく。本作は、藩の存亡を賭け、少数精鋭の主人公達が、知力、体力を総動員し、抜群のチームワークで、悪者老中に立ち向かっていく姿を、時にコミカルに、時にシリアスに描いている。 主従関係が厳しい封建社会である江戸時代でありながら、藩主と家臣との関係はフレンドリーであり、コミカル。本国への帰途での様々な騒動、創造的で奇抜な大名行列、抱腹絶倒の関所通過作戦、などは時代劇とは思えない斬新なアイデア満載で痛快。現代劇を観ているようであり、従来時代劇の枠を突き破っている。 一方で、徳川吉宗など歴史上の人物の登場、時代劇でお馴染みの役者達の所作、豪快な殺陣、勧善懲悪のストーリー、などは本格的時代劇そのもの。特に、悪者老中の舌打ちをしたくなるような傍若無人の悪党ぶりは、超一級品であり、本作は、時代劇としても見応え十分である。 このように、本作は、従来の時代劇の良さは活かしながら、現代感覚を思いっきり盛り込んだ、新感覚、新発想の時代劇である。更に、コミカル場面とシリアス場面のバランスが絶妙であり、ラストで、“人は宝だ”という主人公の人間関係を大切にする考え方も奏功し、観終わって、心温まる作品になっている。次を予感させるラストだったので続編に期待したい。 時代劇の衰退が叫ばれて久しいが、最近、本作のような、従来時代劇に拘らない、現代感覚という新風を吹き込んだ作品が登場してきて、時代劇の注目度が高まってきているのは、時代劇ファンとしては嬉しい。時代とともに進化していく時代劇をこれからも堪能していきたい。
少し破綻はあるものの・・・
やはり前作に比べると落ちる事は否めないし、回収中心となるシナリオには勢いとリズムは無くなってはいる。しかし前作で構築されたキャラクターが見事にそれを埋めて余りある。🎦七人の侍と🎦影武者を彷彿とさせる戦闘シーンは見応えがある。優秀な殺陣のスッタフ陣と見事に指導に応じる役者陣の頑張りは戦闘シーンに一定の緊張感を生んでいる。今作、前作を通じて主演の佐々木蔵之介の演技は本当に好感が持てる。すべてそこに収斂される。
続編。参勤を終え江戸から湯長谷藩へ戻る今作。 前作に続きキャストの...
続編。参勤を終え江戸から湯長谷藩へ戻る今作。 前作に続きキャストのチームワークも良くて、観ていて楽しい。 藩主も家臣も民もお互いが信頼している感じ、民を想う藩主内藤政醇が良かったなぁ。
前作から観るべし
※前作未視聴 『超高速!参勤交代』の続編。映画なので、前作観ずとも観られる内容にはなっているけれど「あぁ、話続いてるのだな」と思わせる箇所がチラホラ。 映画のキャッチなどからも、シリーズというよりは、前編(参勤)と後編(交代)の構成で仕上げているものと理解。リターンズだけ観ると、お咲の存在と乳繰り喜劇なんかも無駄に思えてしまったり😅 おサル(菊千代)の活躍には思わず、ぷくく😂 他の部分でももうちょいコメディ感あっても良かったと思う。乳繰り喜劇が浮くのもそのせいかなと…。
続編の難しさ!
2019年5月4日 #超高速参勤交代リターンズ 鑑賞 一作目は貧乏な大名が知恵を使って危機を乗り越えるバラエティ色が強い作品でとても笑えて面白かったのですが、今作は勧善懲悪的なシリアスかつ真面目なお話になってパワーが落ちた気がします。続編の難しさですね。 #佐々木蔵之介#深田恭子#西村雅彦#伊原剛志#寺脇康文#上地遊助#知念侑李#柄本時生#六角精児#近藤公園渡辺裕之#中尾明慶#橋本じゅん#宍戸開#陣内孝則#石橋蓮司#古田新太#富田靖子#市川猿之助 いいね!
こじんまり
前作から引き続きのストーリーです。 タイトルにある参勤交代は、メインではなくなっています。 前作と比べるとスケールが小さくなって、無理難題をやり遂げた感がないのが残念。 また、見方が無双すぎるのもいかがかと。 とはいえ、気楽に見れる娯楽作として面白かったです。
続編。グッと良くなった気がする。登場人物たちに馴染んできたからだろ...
続編。グッと良くなった気がする。登場人物たちに馴染んできたからだろうか。良く練られたストーリーもよし。殺陣のシーンも迫力があって良かったと思います。湯長谷藩強すぎ(笑) キャラを活かしたギャグもまずまず。「なんだあれは」「努力など無駄だな」 面白かった。でもなー、劇場で観たいかというと…
交代も艱難辛苦!
"超高速!参勤交代" シリーズ第2作。
"引っ越し大名!" 公開記念放送で2回目の鑑賞。
原作は未読。
「行きは参勤、帰りは交代」と云うわけで、内藤政醇ら、湯長谷藩の面々が帰って参りました。参勤を成し遂げ帰路に着いた一行。このまま何ごとも起こりませんように…
しかし、そうは問屋が卸さない。早くも蟄居を解かれた極悪老中・松平信祝が恨みを晴らそうと逆襲を開始。史上最大の危機が彼らの前に立ちはだかって来ました。
如何にして困難を乗り越えるか。藩と民を守るために奇想天外な策で立ち向かう内藤たちの姿が胸熱でした。小が圧倒的な大に挑む物語に興奮しないわけがない!
理不尽極まりない行程を如何にクリアするか、と云う部分は全体の四分の一程度に押さえられていて、後は乗っ取られた藩を奪還するための戦いへと突入。一騎当千の強者たちによる激しいチャンバラを堪能出来ました。前作の焼き直しにならないストーリーの工夫が楽しかったです。
※修正(2024/06/02)
50点
映画評価:50点 今作は『帰路』が舞台となっている。 ですが、帰路中に報復を受け 慌てて帰ろうとする殿様ですが、 色々な苦難が待ち受けている。 というのが今回の概要です。 ただ前回との違いは ひたすらアクションシーンが多いという事。 確かに殺陣は見所が沢山あり 魅力的でしたが この作品の売りは参勤交代ではないのか? なんか脱線している気がして 面白かったが納得がいかず そんな印象です これを読んでいる方に伝わらないかもしれませんが、私は前作の方が好きでした。
ちょっと色々無理矢理、でも娯楽として面白い。
2作目なのでそれぞれのキャラに馴染んだ状態でのスタート。 一作目もすこし無理矢理感はあったが、さらに目についたが、それはご愛嬌。 楽しく観させていただきました。
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