3月のライオン 前編のレビュー・感想・評価
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漫画とは別物だけど対局シーンが良かった。
長年の原作ファンです。神木くん主演で佐々木隆之介さんも出るなら間違い無いだろうと思っていましたがやはり良かった。特に神木くんが走るシーン、効果的にドラムが使われていましたね。後半対局シーン、佐々木さんの緊張感溢れる演技が光ってました。伊藤英明の後藤も思ったより良かったし、宗谷役の加瀬亮は予想を超えてはまってた。あの浮世離れした感じと、なにより着物がすごく似合っていて良かった!有村かすみはミスキャストと思ってたけど意外に悪くなかった。髪型と目つきで香子になってた。
ただ、、すごく大事なキャラの二階堂くんですが、、たぶんあう人がいなかったんでしょうね。ナチュラルにぽっちゃりした人を使うべきでした。染谷くんならと思っていましたが、特殊メイクであまり表情が出せない&話しづらい様子で、原作の二階堂くんのあの熱くてキラキラした感じが今ひとつ出せてなかった。。染谷くんて目が死んでるんですよね。二階堂には合わない。あと声もガラガラしてて耳障りだった。花岡さんもなんか違う。そこだけが残念ポイントです。でも映画全体としては漫画とは別物のエンターテインメント作品に仕上がっていて、これはこれとしてとても良かったです。ファンなら映画館に足を運ぶ価値あり!
深呼吸が大切
遅ればせながら川崎にて鑑賞。是非とも後編を見たくなる。
「3月のライオン」タイトルの由来
英国のことわざから。ことわざの内容は、三月は獅子のようにやってきて、子羊のように去って行く。という、英国の天候を表現するもの。原作者がたまたま目に止めた映画のタイトルからとったらしいです。私もこのタイトルについては、ずっと気になっていたので、今見るべき作品だったのかもしれません。
解説によると、将棋の順位戦は六月にはじまり月 1 局ずつ。三月の最終局に昇級(降級)をかけた棋士は、この漫画のタイトル通り、ライオンになるとのこと。
となると、後編も三月がクライマックスになるのかな。前編は、むしろ、捨てられた子猫のような零くんが、才能を出し始める過程が描かれていました。
18歳のプロ棋士を神木隆之介が好演。ライバルにして親友の、特殊メイクで太った染谷将太がすごく良かった。あと、後に師匠になる佐々木蔵之介がよい。
豊川、甲本、奥野の三人の棋士たちもプロギャンブラーとしての葛藤がよく出ており、素晴らしいと思いました。さらに、加瀬亮、伊藤英明という、ほかの作品ではなかなか共演することはないであろうキャスティングもこの作品をより深いものにしていると感じました。
ほかに高橋一生、前田吟、岩松了、斎木しげるさんらが出演。画面が素晴らしいのは、演出力もあるでしょうが、山本英夫さんの撮影力も大きいのでは。
女優陣は、倉科カナさんがとくに光っていました。大友監督は、あくまで男優中心のドラマが多い中、後編の展開に期待します。
家族のお葬式から始まる静かな、静かな作品です。大友監督は、役者、スタッフに恵まれていると思います。この次の十年間の次期プロジェクトも気になります。
勝利の意味が少年を成長させていく
物語は、主人公・桐山零が、育ての父である幸田を対局で打ち負かす所から始まる。しかし、勝った後の彼の表情は虚ろで、なんの感情も伺えない。このシーンから、天才少年棋士と呼ばれているにも関わらず、零にとって、将棋で勝つことが喜びではなく、むしろ苦しみでさえあることを、画面は伝えてくる。
9年前、亡き父の友人であったプロ棋士の幸田が、家族を失い、身寄りのない幼い零を息子として引き取った時から、零と将棋の因縁は始まる。幸田の家庭に引き取られた零は、彼の内弟子となる。
プロ棋士の家庭で、息子として生きていくことの意味……血の繋がらない親に、自分の存在価値を証明し続けるためには、零には将棋しか無かった。将棋で勝ち続け、強さを証明することこそが、幼い彼にとっては生きていく手段であった。
そんな厳しい環境が零の才能を目覚めさせ、彼は著しい成長を遂げていく。だが義理の姉をも凌ぐ程に成長した彼の実力が、今度は幸田家の零の居場所を奪うことになる……。
このように、物語前半の零にとって、将棋で勝つことは、唯一の生きていく手段であると同時に、それは更なる深い孤独へ自らを突き落とすものであった。
零自身が叫ぶシーンの通り、彼には将棋しかない。しかしその将棋が、意図せぬ形で周りの人を不幸にしていき、自らもそれによって傷つき、更なる孤独へ追い込まれる。そこに深い彼の苦悩があった。
そんな袋小路の零の将棋人生に、転機が訪れる。川本三姉妹との偶然の出会いにより、彼は幸田家では得られなかった家族の暖かさを知る。彼女たちとの絆を深めるうちに、零は孤独から救われていく。
そして、勝つことが零を孤独に追いやるのではなく、周りの人の期待に応えること、誰かの為になるということに気付いた時、彼は初めて勝つことへの執着に目覚め、自分の棋士人生を自らの意志で歩み始める……。
このように、前半は零が一人の棋士として覚醒していく過程を追う、少年の成長物語である。これだけでも一本の映画になりそうな情報量だが、しかしこの映画はここでは終わらない。
後半は、零以外の棋士達の対局に焦点が当たっていく。
なかでも、零を先輩として導く島田八段(佐々木蔵之介)と、零と因縁を持つ後藤九段(伊藤英明)の対決シーンは息を呑む。将棋を指しているだけなのに、アクション映画並の緊張感と興奮が画面から溢れてくる。
盤面にドラマがあり、そして、それは将棋が分からない観客にも伝わるようになっている。
対局のシーンは、基本的に盤面と役者の顔のアップのショットで構成されているが、それが退屈にならず分かりやすいのが、この映画の凄いところ。盤面を映すのみではなく、役者の演技とカメラの映し方により、どちらが優勢か劣勢かを、一目で分かりやすく伝えてくれるのだ。
対局時の棋士役の役者達の演技力たるや、凄まじいこと。表情のみならず、姿勢から視線、息づかい、指先の動き、盤面との距離、指す時の音に至るまで、全身全霊でそのキャラクターの心情を表現している。
一手一手を打つ棋士達の、闘志の炎を内に抱えながらも、凛とした佇まいには、男の色気すら感じる。将棋を指しているだけなのに、そこで交わされる感情のやり取りが、何とも官能的に見える。
そして、それを追うカメラも見事。役者の顔のアップのみならず、上座と下座の構図や、肩越しのショット、煽りや俯瞰などの角度など、練られた撮影編集によって、盤面を見ずとも勝負の優劣が分かるようにされている。
棋士達との対局と、複雑な人間模様が交錯するなか、前半の物語は幕を閉じ、後編へと続く。
この映画は、孤独と人との絆、勝負の世界の厳しさ、それぞれのキャラクターが背負うものを見せることで、主人公・桐山零の成長を描く物語だった。
この作品の世界には、誰も完璧な人間などいない。零を凌ぐ実力を持つ棋士達でさえも、なにかを背負い、勝負をし、勝つことで己の道を拓くことで足掻いている。
それに気付いた零が、今後どのような成長を見せるのか……。後編を観るのが楽しみでならない。
対局シーンの表情が最高!
棋士を演じる役者陣がとにかく豪華!対局のシーンは表情だけの静の演技。とにかく圧感でした。主人公の神木くんがこの世界観を引っ張っていってる気がします。コミカルな部分もあり将棋の事も全くわからないけど、ストーリーに引き込まれあっという間の時間でした。すごく良かったです。原作にとても興味を持ったので後編までに全巻読みきりたい。
将棋初心者でも感動
神木隆之介をはじめとする全ての俳優さんがまるで本当に実在するような感覚を抱くほど演技力が素晴らしかった。子役の方々も大人に負けない迫力があり、桐山零の姉さんの子供時代を演じた女の子は圧巻。
後編が待ち遠しい。
キャストが良い!熱い!
原作既読(スミスさんと島田さん好き)。
素敵メガネ男子の宝庫と聞き、キャスト観たさに行きました。
原作は可愛い絵柄で幾ばくかマイルドになってるけど、そう、これはストーリーについては割とヒリヒリする話なのだ。
印象に残ったとことか良かったとこ箇条書き。
・神木隆之介くんが、雰囲気立ち振舞いすべて、もうすごくまんま「桐山零」くんだった。
彼やっぱすごい役者さんだ。
・二階堂熱いよ!!特殊メイクやり過ぎかくらいだけど、染谷くんもやはり良い役者さん。
・島田さん(佐々木蔵之介さん)と後藤さん(伊藤英明)の対局の空気、雰囲気。この作品で一番圧巻だった。
・スミスさんの違和感は私だけですか。笑
・高橋一生さん、やはりすてき。出番の尺はあまりないのに林田先生の人の良さがすごく出てた。そしてメガネごちそうさまです。だいすきです。
・加瀬亮はもう佇まいだけですてきだな。。
・前編は川本3姉妹より香子さんが全面に出てたね。香子さんと零くんの微妙な関係が映画版はより顕著に表れてて良かったな。有村架純ちゃんかわいいぜ。
・零くんが二階堂や島田さんの言葉を思い出して冷静になり、新人戦に勝つシーンが前編のハイライト。良いシーンだ。ひとりで闘ってきた零くんが、将棋で他人と繋がって影響を受けて踏み出したシーン。
・劇伴とその入れ方が個人的にはイマイチで残念。るろ剣のときも同じように感じたので、大友監督とは劇伴の使い方の好みが合わないんだと思う。
トータルでは素敵な役者さんの豪華キャストで観るだけでも充分楽しめるのでおおむね満足!
しかし後編はひなちゃんのいじめ問題とかモンスター父親(ゲスの極み)が登場するようで、胸が苦しくなるから劇場では観ないかも。。。
日経夕刊の評価は星2つで、モチベーションは急降下だったけれど、とて...
日経夕刊の評価は星2つで、モチベーションは急降下だったけれど、とても面白い映画だった。
将棋はまったくわからないけれど、そんな事はまったく関係無し。
人生は複雑です
原作を大切にしている
映画だと思いました
わたしたちは
いろいろな人と出会い
交流し
影響を受け
人生を豊かにしていきます
つらい出会いが多かった主人公は
それでも
出会いの中で
優しさに触れ
少しずつ
他の人生へも
想いを馳せるようになるのだと
思います
丁寧に作られた作品に
好感を覚えました
孤独な主人公には将棋がすべて
テレビアニメで見た程度ですが予告編で惹かれて見てきました。天涯孤独の桐山君は神木が適役で少し笑うとこや、どうにもならなくて川べりで号泣するシーンが良いですね。周りの人も助けてくれるし愛すべきキャラクターです。棋譜が読めなくとも見入ってしまう将棋の試合です。棋士達もそれぞれの事情を抱えていて人間味溢れています。後編が楽しみです。
文句なし!
登場人物が原作とそっくりですごく再現度が高かった!
みんなの温かさ、力強さや感情などが少ないセリフの中でもちゃんと表れていて良かったです
あと、あかり姉ちゃんのご飯すごい美味しそうだったなぁ
羨ましい
思った以上に人間模様中心
原作未読。
将棋がもちろんメインの話ですが、どちらかというと家族とか友人とか人間模様の方に焦点が当たってますね。展開が良く、入り込めました。
前編で伊藤英明倒すとこまでいくのかと思いましたが、そうではないんですね。新人戦ももともとそこまで焦点当たってなかったし、相手のキャラクターもそこまで出てきていなかったので、前編としての話が一つ完結するというより、完全に後編への前フリ的な内容だったように思います。ただ、後編に残る話が多そうでまとまるのかな?伊藤英明、加瀬亮、有村架純姉さんとの関係、後恋の展開まであるみたいでめちゃめちゃ盛り沢山。
川本3姉妹が可愛すぎで癒しとなり、伊藤英明、有村架純の胸くそキャラと対極で救われます。
とにかく出演者が豪華。神木隆之介はやっぱり外さない。有村架純は色気出てますね。倉科さんは今までのキャラクターの中でも一番好きかも。後半期待です。
いけオジの宝箱や〜〜✨特に佐々木蔵之助・加瀬亮、ときどき染谷将太の...
いけオジの宝箱や〜〜✨特に佐々木蔵之助・加瀬亮、ときどき染谷将太の出てくるシーンしか記憶にございませんよ★
後編はもっとちゃんと全体を見ますね(-_-)
感情移入できます
おっさんですが、とても感情移入できました。
途中に出てくるあのシーン。
どーしよーもねーじゃねーかよって、
零が言うシーンは胸を打つものがありました。
将棋の映画ですが、
将棋がわからなくても、大丈夫です。
対局シーンでは、
対局者の息遣いだけから、
その緊迫感がとても伝わって来ます。
原作ベースな分、少し話が長いですが、
致し方ないかな。
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