函館珈琲
劇場公開日 2016年9月24日
解説
函館港イルミナシオン映画祭で2013年度シナリオ大賞函館市長賞を受賞したシナリオを、オール函館ロケで映画化。函館にある古い西洋風アパート翡翠館。ガラスを加工したとんぼ玉の職人、テディベア作家、ピンホールカメラの写真家、若い才能を後押するというオーナー萩原時子の意向から、翡翠館にはさまざまなアーティストたちが集っていた。空き部屋となっていた103号に東京から桧山英二がやってくる。翡翠館で古本屋を開くという桧山は、函館の短い夏を住人たちと過ごす中で自分自身を見つめ直し、自分が本当にやりたいのは古本屋ではないことに気がつく。桧山役の黄川田将也、オーナー時子役の夏樹陽子のほか、片岡礼子、あがた森魚らが脇を固める。監督は「ソウル・フラワー・トレイン」の西尾孔志。
2016年製作/90分/G/日本
配給:太秦
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2022年4月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
椅子をひとつ抱えた男が訪れたのは、未来を見据える準備をするための場所『翡翠館』。
明日を夢見て今を生きる人達に触れ、過去に縛られ時が止まった男が何を感じるか。
時間の流れ方がいい♪ 大きな衝撃や感動は無いけれどもそのままずっと見ていたい、エンドロールが終わってもいい余韻に包まれる作品♪
凄く面白かったです♪
2021年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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函館の街は坂が多い。それも勾配傾斜がキツイ。でも素敵な街。坂からのながめが最高。異国の漂う雰囲気がある。
作家を希望している男性は珈琲の入れ方が上手。どんな味なのか飲んでみたい。この作品はガラス職人の女性とクマのぬいぐるみに思い入れのあるクマぬいぐるみ職人の男性。住人とのふれあい方がとってもナチュラルで距離感がいい。珈琲の香りに誘われて人が集まってくる。
そんな日常を描いた作品。
2020年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
仕事で疲れた平日にまったり鑑賞するのにはぴったりでした。本作を観ていたら、寒いのが嫌いですが函館に妙に行ってみたくなりますね。作家と函館とカフェは、合う。このアパートとカフェに居ると楽しそうだな。
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函館の町と相まって、アナログな素敵な世界だなあと心地よさにふけってたら、Macをつかってのせどり転売。そこだけが闇なのが、すごく効いています。
個性的な住人たちはうまく演技されているなあと思いました。前半部分のテンポが悪かったので、なんだかなーと思っていたのですが、後半巻き返しましたね。子どもと別れたエピソードや、自分の発した言葉をメモするシーン、好きです。小説家に戻るかと思いきや戻らなかったのが、このストーリーの面白いところですね。
本と珈琲は僕の大好物なので、入り浸ってしまいそうな店です。
で、小説家さんと写真家さん、結婚すればいいのにね。
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