グッドモーニングショーのレビュー・感想・評価
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テレビは何でもして良いわけじゃない
役者陣がちゃんと演技派揃いで良かった。まずはそれに尽きる。
実際に起こり得る犯罪であり、実際に起き得るバッシングであり、実際にされ得る(震災の頃のフジなら間違いなくやってた)報道であったと思う。それに気付いているのかいないのか、流石に意識してやってるよな、一応テレビ自身の身を切る姿勢でテレビの実態を描いたのはとても面白かった。
しかし結局のところ、投票の不正や調整を正当化したようにも見えてしまうのはすごく残念。作品の中では、それのおかげで濱田岳が死なずに済んだことは間違いない。そうした方便や優しい嘘はこの世には必要なこともある。
が、問題は誰がどういう理由でそれを決めるのかということである。今回は時任三郎と中井貴一が人命のために行ったものだったから一応道理があったが、では普段はどうなってるんだ? なあおいフジテレビ? という問題提起(内部告発)作でもあったのなら、本当に良作だと思う。
と同時に、キャスターも人間で、各々の倫理観やプライベートというものがあるのよという視点も同時にあった点がまた作品を複雑にしている。それもテレビ業界のリアルなんだろうか。
はじめに演技派揃いで良かったと述べたが、キャスティングもまた良かった。中井氏はアナウンサー役だったが、ああいったニュースショーはタレントのなんちゃってコメンテーター起用も多いので、その辺の枠も居ればよりリアルだったのでは。
アンケートありえない
嫌いじゃない
タイトルなし(ネタバレ)
コメディタッチのシーンは面白かった。
立て篭もり犯がいる現場に行って、インタビューさせるとか、違うスポンサーの商品写り込んでるからそっち向かないで、とか、そこで浮気の暴露するんか?とか。
いやいやいやと突っ込みたくなる笑いがあった。
終盤は、シリアスより。
もっとコメディによってたらよかったのかも。
立て篭もり犯人の顔、名前がすぐにネットで出てたりブログすぐに特定されたりとか、今っぽくてよかった。
悪くないけど惜しい
中井貴一の主人公はとても良かった。志田未来も脇役ながら良い味出してた。でも長澤まさみはちょっと現実離れしすぎてたな。
フィクションであることは重々承知してるし、それはそれで面白いのだと思うのだけど、それでももっとリアリティを高める術はあったはず。
序盤の放送直前のゴタゴタなんかはまさにテレビ! って感じで良かった。実際の現場なんて見たことはないけど、リアリティを感じた。
メインの立てこもり事件と事件現場のあれこれは、逆にエンターテイメントとしてのフィクションに振り切れてて楽しかった。
でもラストがダメだ。序盤の伏線をうまく回収するための展開なのだろうけど、それでもさすがに無理がある。正直一気に冷めたし、終わり悪けりゃすべて悪し、だ。
惜しい作品だった。
今日も低俗と傲慢をお届けするワイドショーの時間です
君塚良一が描く、ワイドショーの世界。
『踊る大捜査線』『誰も守ってくれない』で知られざる警察の世界をリアルに描き、今度はワイドショーの世界を興味深く描くのかと思ったら、まさかのコメディ…!?
朝のワイドショーのベテランキャスター、澄田。
その日は朝から面倒が。まだ学生の息子がデキ婚すると言い出したり、同番組の女性キャスターが関係をバラそうとしたり、番組の打ち切りが宣告されたり…。
さらに、カフェで立て籠り事件が発生。犯人の要求は、澄田の現場からの中継…!
朝の生放送が始まる前の大忙殺風景。
コメディもお手の物の中井貴一の安定演技。
現場に立てなくなった澄田のある理由。
徐々に判明していく犯人の素性、動機…。
ワイドショーと報道部のぎくしゃく。
視聴率ファースト。
TV局の裏事情。
風刺もチクリ。
テンポも良く、手際よく、面白く作られている。
…だけど、目から鱗のような優れた作品には思えなかった。
何だか作り手側と見る側の感覚のズレも感じたし、TV局の傲慢が見え隠れした。
まず、娯楽作としては面白いが、コメディにしたいのか、サスペンスにしたいのか、ドラマにしたいのか、よくあるどっち付かず。
コメディにしては弾けず、サスペンスは盛り上がらず、ドラマなら軽い。
滑稽という言葉が一番しっくり来る。
犯人の動機も拍子抜け。これで視聴者の声を代弁してるならちゃんちゃら可笑しい。
何より感じてしまったのは、ワイドショー擁護臭。
劇中の立て籠り事件もそうだが、本当に伝えなければいけないニュースより、芸能ゴシップやスポーツやグルメや占い優先。
それら低俗を恥じりながらも、視聴者が見たいものを見せると、一見視聴者側に寄り添ってるようにも思えるが、その実は視聴率の為の媚び媚び。
まるでTV局から作り手側に、ワイドショーのイメージアップする映画を作ってくれと頼まれ、作った映画のように思えて仕方なかった。
また、ラストのある視聴者投票の結果。
人一人の命という意味ではハッピーエンドかもしれないけど、あれは明らかにTV局の歪曲…。
そういった実態。
傲慢な作り手側とワガママな見る側。
低俗なものを作るTV局と、ブーブー言いながら低俗を見る視聴者。
ワイドショー、低俗、万歳!
もしこれ、ブラック・コメディとして作ったのなら、見事。
真面目に作ったのなら、凡作。
本作はフジテレビムービー。
それとも、何かとやらかし、お騒がせしている同局を表していたり…?
フジテレビっぽい
番組開始直前のテレビ局の現場は、テレビ局が作った映画だからリアリティー高い。
次から次へとニュースソースが更新されて、トップを何にするかの取材者のプレゼン合戦、細かいコーナーの裏事情などは、多分本当なんだろうなと思う。
ただ、キャラクターの描きこみが薄い。
中井貴一と時任三郎、この2人の配役は完全に80年代ドラマファン向けなんだろうし、中井突入時の「勇気のしるし」は時任に言わせて、と思ったが、関係性はよく分からずぼんやりして思い入れが出来なかった。
長澤と志田の女子アナ同士は、仲良いのか悪いのかぼんやりだし、スタッフの中でも誰が現場で一番偉いのか、多分松岡なんだろうが、その役職もよく分からず、局内での関係で面白かったのは、報道班とバラエティ班の色分けの極端さ位。
そもそも中井の家族の話、長澤との本当の関係がハッキリ描かれてないので、全部ボンヤリして進行する。
濱田とのやりとりも、キャラが不完全で濱田のアドリブが多そうで大変そう。可哀そう。
良くも悪くもフジテレビっぽい。
何この映画
まず、濱田岳演じる立てこもり犯と中井貴一演じるキャスターとのシリアスなやりとりが主な内容になっているのに、なぜ、わざわざコメディとうたっているのか全くわからない。
思い込み激しい役の長澤まさみに翻弄されるキャスターのハナシをメインにすれば普通に面白い内容だったのに。
そもそもこれはワイドショーの裏側を題材にしてるのにあまりにもリアリティがなさすぎる。コメディ一色にすればある程度リアリティがなくても許されたけどこれコメディになってないから終始アリエナイの連続。とにかく無茶苦茶すぎる。
いや〜ほんとに…なにこれ…ビックリするくらい意味わからんしつまらんし。
あと個人的に謎だったのは、濱田岳が以前に起きた火事を店長になすりつけられたと呟いた時に人質のサラリーマンが笑ったこと。なぜ笑わせた?命を奪われるかもしれないのにそこで笑う人質いるかっての。
どうやったらこんなストーリーになるのか、、、
ほんとは星0だけど0だと投稿できないからしょうがなく0.5つけました。
つかみとコンセプトは良いが…。
こんな報道あり得ない…(笑)
真実を伝えるのは難しそう
朝のニュースの見方が変わる映画でした。
真実を報道すべきだと言われる業界だけど
なかなか難しいことが多そうですね。
映画内でもあったアンケートは
真実伝えてたら大変なことになりますし
最善の策ですよね。
やっぱ世間一般に人気なのは芸能ニュースなんですかね?笑
最後の吉田羊が家具で壁つくって
旦那を迎えるシーンは最高に可愛かったです!
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