レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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俺かっこいいだろディカプリオじゃない
ストーリーは重暗しいけれど開拓者とは、こーいったものだろうと観ました。
ディカプリオ観たさに鑑賞というか悲願のアカデミー賞だったので…確かに今までの作品とは違って俺俺感が消えててよかったし絶対に撮影は大変だったろうと安易に解るほど自然と歴史がテーマなので!
とにかく良かったと思います。各シーン美しく素晴らしい。坂本さんの音楽と自然の壮大さや開拓者と原住民の生命力が伝わってきますね。
映画だな…と思ってしまう部分も無きにしも非ず…ですがアレハンドロゴンザレスだから、こういう抜きなのだと思う部分も多々…そういった意味でも鑑賞価値有りかと…
見てるだけで寒くなる。戦闘シーン(熊も含めて)は、圧巻。全体の6割...
見てるだけで寒くなる。戦闘シーン(熊も含めて)は、圧巻。全体の6割までは、映画の作り、デティールの設定に丁寧さを感じたが後の部分ストーリー、演出を含めて雑さを感じた。
すごい作品だが、面白くなかった。
ノレなかった、と言った方が正しいのか?
ディカプリオの気持ちはわかるけど、
復讐のタメなら、何をしてもイイのか?
ってのが、すごく引っかかって。
あと、クマにあれだけ襲われた人は生きているのに、ナイフで刺された人は死ぬのか?
ってのも、気になって…
そもそも、他人の縄張りで狩をしてたのは誰?
自業自得なのでは?
とか思い始めると、全然ノレなかった。
楽しくスカッとする映画なら、そんなの気にしないんだけどね。
ただ、雪山撮影や、ディカプリオの迫真の演技は、本当に素晴らしいと思います。そこは◎
ディカプリオに主演男優賞を取らせる為の映画なんだよ
自らはグリズリーに襲われ負傷。
また、愛する息子を同じ部隊の人間に殺されてしまい
復讐の為にサバイバルを生き延び、息子を殺した犯人を追う。
実話が題材である為、どうしてもフィクションと違い盛り上がりに欠ける点は否めない。
撮影中、あまりの寒さにカメラが凍結し撮影が進まなかった時もあった程
過酷な環境の中 映し出された映像だからこその、自然の厳かさ、美しさ、雄大さを感じる。
カメラワークがシンプルだからこそ、よりリアルさが映える。
劇場で観た価値はあったけれど、面白かったかと言われるとやはり難しい…。
ずっと「ディカプリオきつそうだなー、こりゃ賞取るよな…」ってひたすら思いながら、
あとは特に記憶に残らないまま終わってしまった。
蘇りし昨年観た作品だが今復活レヴュー
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとの出会いは「バベル」からディカ様との「ギルバート・グレイプ」から、そして「太陽と月に背いて」を観てしまった私はもう魂を持っていかれた私。ディカ様の作品は必ず観る私。なので今回の作品「レヴェナント: 蘇えりし者」Alejandro González Iñárrituとのタッグ映画は間違いなく面白いと思い観たら間違いなく面白かった。大山倍達さんの空手バカ一代も好きだが今回の作品で私は熊と云えばヒュー・グラスもしくは鷹村守と認識する様に記憶した。音楽はー坂本龍一さん。これまた素晴らしいコラボレーション。私の好きな方々の揃い踏み。もしかしてまだ観てない方はスグに観て欲しい。何も考えずにただただ作品に映像に音に身を任せ観てほしい。私はこの作品が大好きだ。この作品は100年後に観てこそ光を発する気がする程の名作だと
信じて疑わない。
レオはグラスの旅路以上に、“意志(“遺志”とも形容できますね)”を具現化したんだと思う。
死んだホークの亡骸を惜しみながら立ち上がる、あの時のグラスの顔はあまりに真に迫ってました。レオがすごい役者なのは既に知っていたはずなのに、それでもこの時見た表情はきっと忘れられないでしょう…。あとフィッツジェラルドを追いつめた時に突き付けられた”息子は帰ってこない”の台詞を反芻するグラスの表情、その場面も異常なくらい鮮烈に焼き付きました。ここでようやくレオのオスカー受賞がやっと腑に落ちました(今日まで実感涌かなくって。ファンとしてどうなんだろ)。
忘れれない繋がりならフィッツジェラルドの台詞もです。テキサス義勇兵時代の父が”神を見た”と話した場面。見たのはリス一匹ですが、本当にその父親は神を見たかもしれませんね(確か日本では物に”神が宿っている”ってありますよね)。この世に神がいるかどうかは僕にはさっぱり分かりませんが、人の意志が介在できない”概念”はいると思います。『レヴェナント』はオーソドックスな復讐譚を纏いながら、実際は”目視不能の(スピリチュアルとも言えるかな)世界”を描いているのでは?それは”運命””創造主”、あるいは”命”や”死と再生”、”邂逅”や”醜悪さ”…(『ゲド戦記』の言葉を借りれば)つまり「見えぬもの」ですね。
ただ道程をなぞっただけでは得られない感情を、この映画は限られた時間の中に凝縮してます。魂の深淵にまで轟く映画になってるはずです。勿論娯楽重視でないので、必ず人は選ぶでしょうが…。
撮影は圧巻
裏切られて息子を殺され真冬の山中に放り出された男が、先住民部族や自然の猛威に抗いながら、強い復讐心を持って生還する話。事実を基にしながら、復讐云々についてなど、話を膨らませて創作された原作小説の映画化。
実際にどれくらいの距離をどれくらいの日数で移動したのかと思っていたら、300キロ以上を6週間で生還したらしい。映画では、およそ120キロを6週間という設定にしているようだ。
イニャリトゥ監督作品としては、基本的にストレートなストーリー展開ではあるが、そもそもストーリー展開の妙味で見せるための作品ではないので、当然といえば当然。いくつか暗喩的な描写もあるが、それほど複雑な解釈は必要ないだろう。書く映画賞で、監督賞や主演男優賞は「お疲れさんで賞」という感じだろうが、撮影が高く評価されたのは当然だろう。美しくも厳しい大自然を見事に映している。
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