レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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迫り来る自然の脅威
レオ様が見事アカデミー賞を受賞した話題作。
監督も有名な方でバベルや21グラムのイニャリトゥ監督でこちらも監督賞受賞。
また撮影もイニャリトゥ監督のバードメンに続きルベツキさん。こちらも撮影賞受賞。
実在した西部開拓時代の罠猟師ヒュー・グラスの伝記映画です。
圧倒的な映像美と鬼気迫る演技で約2時間半もの長編映画を押し切ります。
というのも台詞は少なく、レオ様が這いずり回り自然の脅威と美しさを見せるシーンが長いのです。
ただし、これが凄い!
素晴らしい映像とそれに決して負けない演技で映画に飽きない。
もちろんストーリーも素晴らしいもので冬の山の厳しさもしっかりと描かれていますが、レオ様の生への執着、その力を生む息子への愛情から憎しみの狂気まで描かれていると思います。
見どころばかりの作品です!
ディカプリオさん、本当に受賞おめでとうございます!
真冬の中でのサバイバル生活に行き続ける男をディカプリオが命懸けで挑む姿に凄いなとと思いました。
それでアカデミー賞主演男優賞、本当におめでとうございます!実に20年以上の男優賞ノミネートで念願の達成おめでとうございます‼️
ただただ本能で好きな映画
ストーリーは至ってシンプルでわかりやすい
音楽と映像美と先住民族たちの独特な存在感や表情に引き込まれ…
初めて映画館で観た日は上映終わってもその場から動くことが出来ず呆然としていたのを思い出す
それから無になりたいとき、あの景色をまた観たいと無性に思ったときにすぐ観えるよう購入するほど魅せられていた
自然が地球に蔓延っていて空気が美味しくて水が綺麗で…ヒトが人間よりも猿に近かった時代
色々な想像力を掻き立てられる
ディカプリオもトム・ハーディも好きだから致し方なく⭐︎5つとなるが…
この映画を想い出す度眼に映るのは決して華やかなハリウッドスターの姿ではなく、静かで壮大でモノトーンに近い雪景色…そして先住民族たちのクリアで警戒心の強い野性的な目
心奪われる映画
自分の中のNo.1.
ディカプリオの演技と大自然の迫力
西部開拓の時代。グリズリーに襲われ仲間に置き去りにされた男のサバイバル。
映画のストーリー云々より、ディカプリオの演技と、アメリカの大自然に驚きました。
私はCS鑑賞でしたが、映画館で鑑賞していれば、もっと評価を高くしたかもしれません。
ストーリーは、実話をベースにしているそうです。正直、日本人の私には時代設定等は分かり難い部分もあり、全部を汲み取っていないかもしれません。それでも、裏切り者との対決シーン等は緊迫感があり手に汗を握るものでした。
19世紀アメリカ西部の厳しい自然を壮大で美しく描く圧倒的な映像美。ディカプリオ演じるヒュー・グラスのサバイバルテクにも驚嘆する。
どうやって、撮影したのだろうと思わさせられるエマヌエル・ルベツキのカメラワークの数々が素晴らしすぎる。
ヒューが、ハイイログマに襲われるシーン。崖から墜落しながらも、ある凄まじい方法で生を保つシーンも圧巻。
時折、ヒューが老練なマタギに見えてくる。
自ら仕留めた熊の毛皮を纏う姿から漂い出る凄まじい生への執着、息子を殺めた男への復讐心。
この映画ほど、映画館の大画面で観て良かったと思う作品は余りない。
どこかの映画館で是非リバイバル上映をして頂きたい作品。
<2016年4月22日 劇場にて鑑賞>
重ためで見ごたえ十分
内容、映像共にじっとり重い感じがずっとあり、観るのにカロリーを使う映画でした。
当時の時代背景や人物など、浅学のため全てを拾うことは困難でしたが、余計なBGMのない、非常に長まわしの1カットに、まばたきもできないような緊張感が続き、映っている人物たちとシンクロするような感覚で視聴できました。
まるで万人受けしない上に、作り手側が高尚な映画を狙いすぎという話も聞きますが、良い意味でしっかりとその通りになっている気がします。
自然の畏怖と人間の生きる力
1823年、毛皮ハンター一団がアメリカ西部の未開拓地を進んでいる最中に先住民に襲撃されるところから始まる話。ディカプリオ演じる、ヒュー・グラスは実在の人物で、実話を基にした映画。
「愛する息子を奪われた父の復讐」などと書かれた作品紹介を見ましたが、私自身は父子の愛など、そういった点にはほとんど感情移入できませんでした。大自然のスケールというか、自然の畏怖に圧倒されっぱなしで、自然の中の一部である人間が、ここまで生きようとした姿(生命力)をただ唖然と見つめるばかりでした。過酷な自然の中で、いかに人間が死なずに生き抜いたかということに感動を覚えるものであって、ストーリーで人を惹きつけるものではないと思います。監督の映像、撮影、演出、出演者やスタッフの根性なども半端じゃないと思います。
違和感があるとすれば、グラスの回復が早すぎるということかもしれません。映画の中では、どれだけ日にちが経ったかというのは明確にしておりませんが、特にラスト、瀕死の状態で戻ってきたのに、すぐに敵討ちに向かうというのは、ちょっとなあ……。
あと、ディカプリオが童顔であるせいか、息子と一緒にいても父親らしく見えなかったですし、トム・ハーディの方が年下のはずなのに、トムの方がおっさんぽく見えました。
もう一度、観賞したい気持ちはあるものの、やはり、これだけの映画なので、鑑賞後、ドッと疲れが出ました。自宅で52インチのTV画面で見ましたが、本物のスクリーンで観ていたら、感動が大きかったものの、圧倒されて疲労感がもっと凄かったかもしれません。
余談ですが、
スケールもストーリーも時代背景も違いますが、厳寒の中、極限状態を生き抜いたという『マイナス21℃』という映画も思い出しました。こちらも実話がベースです。
まぁ凄い。
アカデミー賞うんぬん以前に、予告編を観てこれは絶対に観たいと思っていた作品。
結論から申しますと、まぁいろんな意味でとにかく凄まじい作品だ。
全編通して、寒そうで、冷たそうで、痛そうで、襲ってくる原住民とか熊とか、もう凄いのなんの。
まさに体当たりの演技なわけで、ここまで演るかといった感じ。
レオ様ファンの女子は観ない方が賢明かな?
いや、悲惨過ぎて観ていられないかも。
ま、信じられないくらいに主人公が超不死身だったり、ものすごい回復力だったりというのはあるが、こんなにも過酷な撮影を頑張ったのだから、アカデミー賞ぐらいあげないとダメでしょう。
映像は素晴らしかった。
カメラワークも迫力満点。
あまりに凄過ぎて、冒頭からずーっと気分が悪いまま観ていて、人には勧めにくい作品ではあるが、一度ぐらいは観ておいて損はないかも。
興味のある方はどうぞ。
アポカリプトのアメリカ大陸編
一言で言うと、映画「アポカリプト」のアメリカ大陸編みたいな感じ?
ディカプリオが、アメリカの大自然を駆けずり回る。
ストーリーもなんとなーく似ている。
・・・完全に、映像で魅せる映画です。IMAXの映画館で観るべきです(今となっては不可能・・・)。
部屋に閉じこもって、PCのディスプレイで観ても、良さがイマイチ分からん。
あのさ・・・長いんだよ(泣)。
観てる途中で意識がもうろうとしてきた。
でもそれこそが、怪我をした身体でアメリカ大陸を孤独に彷徨う、1人の男の心境だったのかもしれない。
体感映画です。
これは酷い。 あり得ない状況打開の連続。 評価できるのは 熊の出来...
これは酷い。
あり得ない状況打開の連続。
評価できるのは 熊の出来栄えと最後の川を流れる遺体のリアリティ。
デカプリオよいしょの映画。無料で見たけど時間を損した。
美しい冬の光(と獣の血)
映像美スッゴイ。わたしは冬の景色を愛しているのですごく好きだった。
途中のカリブー?ムース?の大群はCGなのかな、それでもすごかった。
雪山の夜の火が美しかった。
最後に彼がみた「神々」もまた美しかった。
坂本龍一が手がけた?音楽はなんかノスタルジックというか、寂しい気持ちになるね。小さい頃に夜に死ぬこと考えはじめたときのような寂しさ。日本人として聞き馴染みがあるからなのか…?
あとはどなたかがレビューで書いてらした、火があるなら焼いて食えやっていうのめっちゃ分かる。
知的興奮に包まれる映画体験
文明から切り離された手負いの旅路
人間も大自然のほんの一片に過ぎない
そのことを痛感させられると共に
人間本来が持つ生命力に驚かされる。
イニャリトゥ特有の長回し
水の表情をじっくりと追ったり
廃墟の教会を暗喩的に撮すなど
タルコフスキーを彷彿とさせる表現が
あちらこちらに見受けられ
大自然への畏怖や生への終なき執着を
容赦なく訴えかけてくる。
ディカプリオの熱演も然りだが
トム・ハーディ演じる
狂気にも似た業の深さに戦慄が走る。
Emmanuel Lubezki
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとエマニュエル・ルベツキの最新長編作品ですね。メキシコの鬼才コンビが今回も飛び抜けた作品を作ってくれました。
今回注目したいのは、撮影。毎回エマニュエル・ルベツキ(Emmanuel Lubezki)はアカデミー賞撮影賞の常連で、毎回「これどうやって撮影したの?」と驚かされます。代表的な作品は、スリーピー・ホロウ”Sleepy Hollow (1999)”、ゼロ・グラビティ”Gravity (2013)”、バードマン”Birdman (2014)”などがあります。
この作品で感じたことは、「なんてスクリーンに映し出される世界が広いんだ。」ってことでした。レオナルド・ディカプリオやトム・ハーディーの表情から、雪山や動物たちが歩く背景まで、とても広い世界観を見ていて感じた人も多いんじゃないでしょうか。まるで映画の世界にいるような感覚。
今回エマニュエル・ルベツキが使ったカメラはARRI ALEXA65。65mmフィルム相当のセンサーを使ったデジタルカメラ。さらに彼は24mmやときには12mmのような超ワイドなレンズを使ってほとんどのシーンを撮影しています。それゆえ、かなり広い視野で、かつ奥行の感じられるような、超現実的世界をスクリーンに写しだせているんです。
まぁお金があるからできることではあると思うんですが、どうしてもロングレンズを使って、ラックフォーカスしてみたりしたくなるのが、映画界の伝統と流れ。そのなかで、彼は毎回それをぶち破り、新たなことに挑戦しています。そして毎回作る作品でそれを更新していくのです。つまりは、前回使った技法のいいところを次回の作品で生かしながら、また新たなことに挑戦する。だから、私たち視聴者は新たな映画体験にワクワクする。
是非次回のエマニュエル・ルベツキ撮影作品は、大きな大きなスクリーンで。小さな小さなスマートフォンではこの映画体験はできませんよ!
そしてもう一つは、劇中音楽。2015年の作品だから、この事実は忘れて見ていた。
みているときに、なにかジブリ感を感じた。つまり、久石譲さんのあのストーリーを追い越して引っ張っていくような感覚をもったんです。この感覚は久しぶりでした。ずーっと見ながら、誰がこの映画の音楽担当してるんだろうって思いながら見ていました。
そして、エンドロールで思い出す。そうだった、我らが坂本龍一さんではないか。忘れていた自分が恥ずかしい。。。
あの感覚は、日本で育ち、その楽曲構成に慣れ親しんでいるからなのだろうか。それとも、久石譲さんや坂本龍一さんのような日本を代表する作曲家たちが、世界でもトップであるのだろうか。どちらであっても日本人としては嬉しいのだが。
絶対に見ればわかると思うのですが、ほとんど会話のないこの作品であっても、音楽が引っ張って行ってくれる感覚が感情を動かす。ストーリーの波を前もって予告してくれるように、それまで、背もたれに体重を乗せていた体を、ぐっと引き起こして前のめりになる瞬間が、視聴者全員に同時に訪れる瞬間は映画音楽の真髄だと思います。
ディカプーの呻き声ばっかり…
どんだけ凄いのかと思って観たけど、特に感情が揺さぶられるとか云うことはなかったかな。
大したものも食べてないし、体力も著しく低下してると思うけど、凍死もせずに凄いなーって。
ディカプ好きだけど、これはイマイチかな~。
「ジャンゴ」のディカプの方が良かったかな。
クマに襲われ痛すぎる場面もあり
冒頭から原住民との闘いが始まり、熊との闘いシーンは本物の熊に襲われたかのようで凄かった。と言うか痛すぎる。
息子に対する深い愛が生きる力となり、どんな過酷なシーンも乗り越える。
レオナルド・ディカプリオ様は私の中では『ロミオとジュリエット』『タイタニック』が凄くイメージ強すぎてこの映画では全く正反対の感じ。
ディカプリオ?なの?って感じでした。
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