レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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ディカプリオ初のアカデミー受賞映画だが・・・
話題にもなりました自然光のみでの撮影カメラワークは最初「綺麗」と思いましたが長時間映画ですので後半になってくるとその見せ方がウザくなってきます。
〇良かった所
・熊に襲われるシーン
今までこんなに迫力があり、スピード溢れる熊の強襲があっただろうか
・激流に流されるシーン
迫力ありました
〇悪かった所・納得出来ない所
・渓流で魚を手掴みで取るシーン
あんな簡単に取れない 馬鹿にした様なシーン
・足が折れた後
あんな折れ方したら後半あんな足にはならない。
・父と息子の設定・違和感
設定で父(ディカプリオ)に息子がいます。
先住民で種族の違う女との息子です。
(インディアン系です)
ディカプリオが童顔なのか、父親に見えません
よく見ても兄弟です。
ディカプリオ初のアカデミー受賞映画だが、過去のノミネート作品の方が演技良かったし、アカデミー賞主演男優賞として見ると損します。
まぁ今回作品賞取れなかったのは納得です。
重厚な中身と、重厚なレオ様の演技
レオナルド・ディカプリが、アカデミー賞(主演男優賞or助演男優賞)ノミネート5度目にして、初めて主演男優賞を受賞。これで彼も、無冠の帝王を脱したわけですね。
初めてのアカデミー主演男優賞のレオ様の重厚な演技が光っているそんな話題作ですが、同じく今回のアカデミー賞では、作品賞は『スポットライト』に譲ってしまいました。でも、こちらが作品賞でもおかしくなかったですね。『スポットライト』があまりにも衝撃的内容で、時代的にも要請されるような内容だったというのが賞レースの結果の理由だったかもしれませんね。
先ほどレオ様の演技を“重厚”と表現しましたが、作品の中身自体もその演技に合わせたような重い内容。かなり落ち着いたトーンで物語が進みますので、途中、その落ち着き具合に要注意。寝落ちする危険があるかも。
劇中、真冬の荒野でヒュー・グラスが遭難するんですが、そこまで乗ってきていた馬の死体を切り裂いて、その体内に入ってビバークするシーンが有ります。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でも、氷の惑星ホスで遭難したルークが同じように乗ってきた生き物のお腹を裂いて、その中に入ってビバークするシーンが有りますが、そう言うビバークって、サバイバル術の中では一般的なんですかね?
いやぁ、それにしても、中々重い作品です。結構、血を見るシーンも有りますので、R15指定なのも納得ですね。
長いかな?
映像と演技に圧巻。。
観たら納得 アカデミー賞
主演男優賞の受賞を聞いて、「やっとだなー」ぐらいにしか思っていなかったのですが、実際に映画を観て納得。
迫力というか、もう人間の限界を超えているでしょうこれ、、みたいな。(撮影も相当ハードだったんだろうな。。)
私は彼の詐欺師みたいな役も結構好きなのですが(笑)、この作品もみて、やっぱりすごい役者だーと思いました。
おっと忘れてはいけない! Tom Hardyもね。
どうやって撮ったの?
なんだこの縦横無尽に駆け回るカメラは…冒頭(は『死霊のはらわた』を思い出した)から「どうやって撮影したの?」の連続。スクリーンの手前にあるけど無いことになっているはずのカメラをどうしても意識してしまうと思ってたらラストで…いやあれは反則。笑っちゃったよ
そして本作は記念すべきディカプリオのアカデミー賞受賞作でもある。熊・人間・自然に蹂躙され続ける様はディカプリオがアカデミー賞に辿り着くための地獄めぐりの様にも見えた。おめでとう!とはいえやはりこれは「撮影の映画」だろう。エマニュエル・ルベツキが凄過ぎる…
すべてのカットに美しさと強さがある。特に冒頭からディカプリオが熊に襲われるまでは文句無しに素晴らしい。ただ物語としては美しい風景カットとディカプリオが蹂躙される展開があまりにも律儀に交互にあってちょっと退屈かなとは思った
あとディカプリオ=キリスト的な描き方はしつこいと思ってしまう人もおるかもしれんけどあれはあれでいいんです。西部劇(特にマカロニウエスタン)において主人公はキリストでいいんです。一回死んで蘇る。『荒野の用心棒』のイーストウッドもそうだったように
最後にイニャリトゥのアカデミー監督賞受賞について。これは「こんな作品よく完成させましたね。お疲れ様でした賞」の意味合いが少なからずあると思う。俺からもお疲れ様でした。でもそれならジョージ・ミラーにあげてよって
ジャックニコルソン化進むレオ様
先週観たスポットライトは、各出演者のセリフが多く視覚に訴えるモノも少なく睡魔に襲われる事も・・・・^^;
この映画は、ビックリするほど台詞少なく表情と唸り声と映像演出だけで2時間半・・・・^^;
熊に襲われるシーンは、目を覆いたくなるくらいリアルで後すざりする凄さでしたが、助かったとしてもあそこまで復活するには数年かかるような瀕死の重傷・・・
あの極寒環境で、生き延びるのは事実を基にしててもチョット無理があるよね^^;;;
ただレオ様が、以前顔真似してた大御所ジャックニコルソンが憑依してるような演技は、オスカーに値する素晴らしさでした。☆4
凄く感動したか、と問われれば どうなんでしょう?
凄いですね!ただ、ただ凄い!
役者の演技も、カメラワークも、
美しく、荘厳な自然の風景も、
心を打たれます
しかし、主人公のグラスに
心を打たれて感動するかというと
そうではなかったです。
なぜかというと、この物語の
一番の主人公の行動の原動力!
生命を過酷な環境で繋ぎ続けて
いられた、理由の大きい所は
殺された、息子の復讐を果たす事!
そこが、一番主人公に同調出来る
シンプルな動機だと思うのですが、何故かその部分がとてもあっさりというか、印象が薄いため、今一つ心が熱くなりませんでした!
むしろ、極寒の中でのサバイバルや、
クマに襲われたシーンが凄すぎて、
『復讐』、より『サバイバル男』という印象のほうが強すぎてしまった感がありました!
もっと、親子関係の深さや、父親(グラス)の情が強く伝わるような、場面をもっと増やすべきなのでは!
普通の、人の感性からすれば
あの過酷な状況では、たとえ愛する家族を奪われた事への怒りと復讐心すら、どうでもよくなってしまうような、過酷サバイバルです。
そういった意味では、邦画の方が
心の微妙な変動や感情の表現をストーリーに絡めて描くのは、上手いと思います。
それでも、敵役のジェラルドは、とても復讐したくなるというか、怒りを一身にうける悪い男を上手く演じていたと思います。
最後の闘いの行方も、
とても印象的でした!
ありか、無しかでいえば
断然あり!の作品です
クマに襲われる危険がある方は
是非ご鑑賞を!
リアルに、イメージトレーニングできます!!
真面目なエンターテインメント
自然の描写が素晴らしい。音と音楽の融合が絶妙。坂本龍一にこだわった理由がわかる。
ディカプリオは、不思議とどんな役でもディカプリオでしかないのだが、この過酷な役柄を演じても決してレオ様というものが常につきまとう。それ故の善し悪しはあるのだろう。ただ、これだけ身を犠牲にしてやっとオスカーを手にしたことを思うと人気俳優と呼ばれることの辛さを垣間見てしまう。なにせ必ずしもこの映画がレオナルド・ディカプリオ史上最高の演技とは思えないのだから…
映画の完成度は見事。イニャリトゥ監督の真の実力を見ることができた。前作は大都市が舞台で、今回は大自然。常に何かにチャレンジしている印象。それでいて結果も残しているのだから、以降、見逃せないアーティスト。
今回の作品も間違いなく素晴らしいが、ストーリー性があまりにも強すぎるためなのか、後半は完全に飽きてしまった。わかりやすい結末なはずなのに、無理やり分かりにくく終わっている印象がする。含みを持たせるのであれば、単純な復讐劇で終わらせてほしくなかったなーと思ってしまった。
とにかく分かりやすい作品だったので、一生懸命、真摯につくった、エンターテインメントだと思う。
レオ様あらためて主演男優賞おめでとうございます。作品ですが・・・
まず、注目したのは主演のディカプリオはセリフが少ないということは知っていたので実際見たらズバリ言うと!主演より助演・脇役の方がセリフが多いということ。ストーリー展開上そうならないとこまるのは仕方ないのでしょうが、主演はセリフより息づかいの方が多いという斬新さ(割合で言ったらセリフ3:息づかい7(ぐっさん調べ))
私はIMAXで観たのですが音が良すぎて息づかいがはっきり聴き取れちゃいました。
それでも素晴らしい表現力を見せてくれるのがそう
レオナルド・ディカプリオ!!
セリフが少なくても存在感が強い、そうそれが
レオナルド・ディカプリオ!!
主演男優賞も当たり前でございますな。
そしてさりげなく思いますが、長回し撮影が多い!!クマとの対決シーンもそうですが、ネタばれになるので言えませんが、演じる側にとってはこれは大変だろって思うシーンがいくつかあるのでこれはぜひ本編でご確認を。
ディカプリオもすごいですが、助演もわすれてはいけません。
なんといっても、今回の悪役(フィッシジェラルド)のトムハーディ!久々に100%こいつ悪い奴だなぁ~~って思っちゃいますよって当たり前か(笑)
なんてったって、クマに襲われて重傷の主人公(グラス)を足手まといだから置き去りにしてやろうぜってわれ先に考えて誰も目撃者がいない中、反抗した息子を殺してしまうまさに久々のザ・悪役!!私も、久々に上映中に悪い奴だなぁ~って小声でしか言っちゃいました。
グラス(主人公)もなんとか生き延びたけど息子のかたき討ちのために大自然の中フィッシジェラルドを追い続ける、はたしてどのような結末になるか注目です。(ちなみにディカプリオとトムハーディは「インセプション」でも共演しているのでそっちもぜひレンタルでご覧あれ。)
ストーリー展開を盛り上げる大自然の映像も凄いです。
自然光だけで見せる映像、あまり音楽も入れず自然の音がほとんどなので全体的に静かな作品と言えるでしょう。
この作品はポーニー族など少数民族が出てきます。すべてをなくされて大きな組織からの残虐なシーンが出てきますが、この当時は時代の流れという理由があったとしても私としてはひどいと痛感させられました。(日本でいうと映画「ラストサムライ」みたいなことです)
ラストシーンでは何を伝えたかったのか、観た人によっては感想が変わっていくでしょう。
いろいろなことを考えさせられる作品ではありますが、これもイニャリトゥ監督の手腕があってからこそのこと。
イニャリトゥ監督といえば、ご存知の通り前作「バードマン」は第87回作品賞を受賞しました。「バードマン」と比べて好きな作品といえますが、ズバリいうと上映時間が長い!!息子を殺された主人公の復讐劇ではあっても余分なシーンを切って最大でも2時間10分ぐらいにまとめることができたようなストーリー展開だったと私は思いましたが、そこはぜひ劇場でご覧あれ。
とくにIMAXで観ると息づかい聴き取りやすいよ(笑)
ルベツキーとトムハーディあっての作品
凄い!!!
とにかく無茶苦茶な映画。主演はディカプリオということだけど、ほぼ彼のセリフなんてない。
カメラワークは「トゥモロー・ワールド」の19世紀アメリカ版ともいえる臨場感あふれるハンディカムでスタートする。矢は背後から横から頭上からも、目の前の人物がいとも簡単に死体となっていく。凄まじいバイオレンス。このあたり、「プライベートライアン」の冒頭のシーンが好きならば気にいると思う。ちなみに具体的な説明はないが、バッファローを捉えて革をはぎ、それを加工している現場のようで、そこにインディアン達が現れて瞬く間に死体の山。どうやらインディアン達は族長の娘が白人にさらわれたと言うことで、探し回っているらしい。
最初のインディアンとの戦いを生き延びた10人程度は主人公のガイドさんに従って山を越えようと船を捨てて山中へ。そして暫くしたら何故か野営から外れてひとりでふらふらとしている主人公のすがた。嫌な予感は的中し熊に襲われ、瀕死となる。隊長は彼が死ぬのを見届けなさいと仲間3人に主人公を託していなくなる。隊長不在をいいことにトムハーディは本人に了解を得てレオ様を殺そうとすると、その姿をレオの息子が発見し…
物語はザックリ言うと、息子を殺した仇をとってやる!と復讐の為にサバイバルで生還し、間接的に復讐を遂げるという話。
ただ、リアリズムなのか話を単純化しないようにするためなのかはわかりませんが、トムハーディを悪にしようとしている割に彼側の事情も描いてしまっているため、最後に爽快感がない。彼自身インディアンに頭の皮を剥がれたと言う暴力の被害者である。主人公はそもそも何故ひとりで熊のいる森の中に入ってしまったのか。フランス人たちはどうなったのか?様々な不思議が残る。これらを余韻として楽しむかどうかは人によるかもしれない。ただ、この映画を単なるエンタメとして見に来るような人は少ないと思うが、、、。
ラストに関してはご都合主義にも感じたが因果が巡り巡って救いをもたらすというのは「アモーレスぺロス」「バベル」「21g」を思い起こす部分もあるが、人生ってそういう事あるよね?という監督の人生観なのかも知れませんね。
とにかく圧倒的な臨場感、ノンストップで繰り広げられる血みどろのサバイバル、そして後半は復讐の物語。
最後に妻の幻影がいなくなって、それを見つめる主人公のカメラ目線で終わるが、なんだかよくわからなかった。
もう少し考えてみたい。
人と自然と
映像がクリア
サバイバル&サバイバル
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